マレー川(Murray River)
マレー川の流域には、川沿いの森や湿地を守る国立公園があります。ここでは、ビクトリア州のバーマー国立公園と、南オーストラリア州リバーランドのマレー・リバー国立公園を紹介します。カヌーや釣り、川辺のキャンプを楽しめます。
川沿いの公園
マレー川(Murray River)の流域には、川沿いの森や湿地を守る公園があります。取り上げるのは、州の公園当局のページで確認できた、ビクトリア州(VIC)と南オーストラリア州(SA)の公園です。NSW側の公園も紹介します。
どんな川か
マレー・ダーリング流域庁(Murray–Darling Basin Authority)のページによると、マレー川はオーストラリアで最も長い川です。
- ニュー・サウス・ウェールズ州(NSW)、ビクトリア州、南オーストラリア州を流れます。
- オーストラリア・アルプスのコジオスコ山(Mount Kosciuszko)の近くから流れ出し、南オーストラリア州のグールワ(Goolwa)で南極海(Southern Ocean)に注ぎます。
- 約2,000kmにわたって船で通ることができます。
マレー・バレー国立公園(ニュー・サウス・ウェールズ州)
NSW国立公園・野生生物局の公園のページ(新しいタブで開く)では、マレー・バレー国立公園(Murray Valley National Park)は、リベリナ(Riverina)地方のラムサール条約湿地にあるリバー・レッドガムの森を守るために作られたとされています。
- 世界で最も大きな、ひと続きのレッドガムの森の一部です。
- 絶滅のおそれがある動物60種以上と植物40種がいます。先住民にとっても大切な場所です。
- 釣り、カヌーやカヤック、野鳥観察、自転車ができ、川沿いに多くのキャンプ場があります。
近くのマレー・バレー地域公園(Murray Valley Regional Park、モアマとバルーガの間)は、犬を連れて行ける公園です。
バーマー国立公園(ビクトリア州)
パークス・ビクトリア(Parks Victoria)の公園のページ(新しいタブで開く)では、バーマー国立公園(Barmah National Park)は、マレー川沿いのバーマー(Barmah)とストラスマートン(Strathmerton)の間にあるとされています。メルボルンの北約225km。ヨルタ・ヨルタ(Yorta Yorta)の人々が、この公園の伝統的な所有者です。
マレー川と低い土地にはリバー・レッドガム(River Red Gum)というユーカリの木が並びます。高さ45mに達し、500年以上生きる木です。釣り、水泳、ボート、カヌーのほか、森や水辺を歩く歩道もあります。公園のダンガラ(Dungalla、マレー川)地区には、川沿いのキャンプ場が多くあります。
マレー・リバー国立公園(南オーストラリア州)
州の国立公園野生生物局(NPWS SA)の公園のページ(新しいタブで開く)の説明では、マレー・リバー国立公園(Murray River National Park)はアデレードから約240kmです。1万4,879haを超える範囲に、マレー川の湿地と氾濫原が広がります。歩く、自転車、カヌー、野鳥観察、ブッシュ・キャンプができます。
公園は、町をはさんで6つの地区に分かれています。地区ごとに行き方が違うため、地図を確認するよう案内されています。
| 地区 | 近くの町・特徴 |
|---|---|
| カタラプコ(Katarapko) | ベリ(Berri)。9,500haを超える氾濫原と湿地。カヌーに向いた川があり、キャンプ場は55か所 |
| ライラップ・フラッツ(Lyrup Flats) | ライラップ(Lyrup)。川の北側の2,000haの氾濫原。野鳥観察、釣り、キャンプ |
| パリンガ・パドック(Paringa Paddock) | レンマーク(Renmark)とパリンガ(Paringa)の間。日帰り専用で、キャンプとたき火はできない |
| ガラ・ガラ(Gurra Gurra) | ベリの南の対岸。カヌーや小さなボートで湿地を回れる |
| キングストン・オン・マレー(Kingston-on-Murray) | 同名の町の隣。釣り、カヌー、野鳥観察 |
| ブリョン島(Bulyong Island) | レンマークの北。ボートでしか行けない |
この地域は、マレー川の肥えた平原で暮らしてきた先住民のエルウィラング(Erwirung)の人々の伝統的な土地です。
費用
マレー・リバー国立公園のキャンプ料金は、1泊A$15.40からです(2026年10月時点)。料金は公園に入る前に払います。予約のしかたは「キャンプ場の予約」で説明しています。
ここに注意してね!
- 環境用水による閉鎖:マレー・リバー国立公園では、氾濫原の木を元気にするため、環境用水(environmental watering)で一部を水につけることがあります。2026年10月時点では、一部の道路やキャンプ場が閉鎖されていました。最新の状況は公園のページのお知らせに出ます。
- 雨の後の道:氾濫原の道は、大雨の直後は運転に向きません。粘土の道やキャンプ場は、雨が続くと車で入れなくなることがあります。
- 川の危険:濁った水には見えない危険があり、川や小川の流れが強い所もあります。水に入る前に棒で沈んだ木などがないか確かめるよう案内されています。
- キャンプの場所:キャンプは決められた場所でだけできます。ビクトリア州の公園では、木や枝の下や、川の近くの低い土地にテントを張らないよう呼びかけられています。
- たき火:マレー・リバー国立公園のパリンガ・パドックでは、たき火など木や固形燃料の火は一年中禁止です。
- 犬:南オーストラリア州の公園では、地区ごとに犬を連れて入れるかどうかが違い、公園のページに地区ごとの案内があります。
- 釣り:州によって釣りのルールが違います(「釣り」)。
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