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通貨(豪ドル、Australian dollar)

ひとことで言うと

オーストラリアの通貨はオーストラリア・ドル(豪ドル)で、1ドルは100セントです。1966年2月14日にポンドから切り替わりました。紙幣は準備銀行(RBA)、硬貨は王立造幣局が担当しています。紙幣と硬貨のデザインや歴史をまとめました。

目次
  1. 通貨の単位と書き方
  2. ポンドからドルへ
  3. 紙幣
  4. ドル紙幣の新しいデザイン
  5. 硬貨
  6. 硬貨で払える額の上限
  7. 日本との違い・注意点
$ A$¥

通貨の単位と書き方

オーストラリアの通貨はオーストラリア・ドル(Australian dollar)です。1ドルは100セントです。

連邦政府の文章の手引き「Style Manual(新しいタブで開く)」が示す書き方は、次のとおりです。

  • 金額は「$27.99」のように、記号のあとに数字を続けます。
  • 1ドル未満は「$0.50」または「50c」と書きます。
  • 他国のドルと区別が必要なときは「A$」と書きます。国際的な通貨コードは「AUD」です。

ポンドからドルへ

1966年2月14日、それまでのポンド・シリング・ペンスに代わって、最初の十進法の硬貨とドル紙幣が導入されました(王立造幣局(Royal Australian Mint)の資料(新しいタブで開く))。

準備銀行(Reserve Bank of Australia、RBA)の紙幣の歴史のページ(新しいタブで開く)では、1966年に1ドル、2ドル、10ドル、20ドルの紙幣が発行され、1967年に5ドル、1973年に50ドル、1984年に100ドルの紙幣が続きました。1ドル紙幣は1984年5月14日の1ドル硬貨の導入で、2ドル紙幣は1988年6月20日の2ドル硬貨の導入で、発行をやめました。

紙幣

紙幣は準備銀行が発行しています。オーストラリアで最初の紙幣は1913年に作られ、RBAは1960年から紙幣の発行を担っています。

いまの紙幣は5ドル、10ドル、20ドル、50ドル、100ドルの5種類で、すべてポリマー(プラスチック)製です。RBAは、1992年から1996年にかけて発行したポリマーの紙幣のシリーズを、ポリマーで作った世界で最初の紙幣のシリーズとしています。ポリマーの技術は、RBAと連邦科学産業研究機構(CSIRO)が共同で開発しました。

偽造を防ぐため、新しいデザインの紙幣(Next Generation Banknotes)が順に発行されました。RBAの新しい紙幣のページのとおり、色・大きさ・描かれている人物は前の紙幣から引き継がれています。目の不自由な人が金額を区別できるよう、触って分かる印もついています。

紙幣描かれている人物など新しいデザインの発行日
5ドルエリザベス2世女王、新しい国会議事堂2016年9月1日
10ドルメアリー・ギルモア(詩人)、バンジョー・パターソン(詩人)2017年9月20日
20ドルメアリー・ライビー(実業家)、ジョン・フリン(世界初の空からの医療サービスを始めた牧師)2019年10月9日
50ドルデイヴィッド・ウナイポン(発明家・作家)、イーディス・コーワン(オーストラリア初の女性議員)2018年10月18日
100ドルジョン・モナッシュ(技術者・軍人)、ネリー・メルバ(ソプラノ歌手)2020年10月29日

それぞれの紙幣には、オーストラリアの種類の違うワトル(アカシア)と鳥も描かれています。人物の説明は、RBAの各紙幣のページ(5ドル、10ドル、20ドル、50ドル(新しいタブで開く))で読めます。

RBAは、これまでにRBAが発行した紙幣はすべて法定通貨で、引き続き使えると説明しています。

5ドル紙幣の新しいデザイン

5ドル紙幣は、デザインを変える作業が進んでいます。新しい5ドル紙幣には肖像を使わず、先住民(アボリジナルとトレス海峡諸島民)の文化と歴史をたたえるデザインにします。2,100件を超える一般からの提案を受けて、テーマは「土地とのつながり(Connection to Country)」に決まりました。

硬貨

王立造幣局のページの紹介では、王立造幣局はオーストラリアの流通硬貨を作る唯一の機関です。1965年にキャンベラで開設されました。

いまの硬貨の裏面(tails)のデザインは、造幣局の資料では次のとおりです。記念硬貨として別のデザインが出ることもあります。

硬貨裏面のデザイン形
5セントハリモグラ円形
10セントコトドリ円形
20セントカモノハシ円形
50セント国の紋章12角形
1ドル5頭のカンガルー円形
2ドルアボリジナルの長老、南十字星、オーストラリアの植物円形

1ドル硬貨は1984年5月14日、2ドル硬貨は1988年6月20日に導入されました。1セントと2セントの硬貨は1992年2月の初めに流通から回収されました。

硬貨で払える額の上限

RBAの法定通貨のページにあるとおり、硬貨は法定通貨ですが、通貨法(Currency Act 1965)で1回の支払いに使える額に上限があります。たとえば5・10・20・50セント硬貨はA$5まで、1ドル・2ドル硬貨は額面の10倍までです。現金の使い方は「現金と硬貨・紙幣」で詳しく扱います。

ここに注意してね!

  • 1ドル・2ドルは紙幣ではなく硬貨です。2ドル硬貨は1ドル硬貨より小さく、見分けるときに迷いやすい点です。
  • 1セント・2セントの硬貨はもう流通していません。
  • 紙幣は種類ごとに色と大きさが違います。古いデザインの紙幣も、RBAが発行したものは使えます。
  • 現金を受け付けない店や機械もあります。カードでの支払いは「デビットカードとクレジットカード」にまとめています。

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