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基礎知識 / 国のシンボル

国旗・国歌・国の紋章(National flag, anthem and coat of arms)

ひとことで言うと

オーストラリアの国旗は、ユニオンジャック、7つの角の連邦の星、南十字星を組み合わせた図案で、1901年に初めて掲げられました。国歌は「Advance Australia Fair」で、1984年に国歌と定められました。国の紋章はカンガルーとエミューが盾を支える図案です。先住民の2つの旗も公式の旗とされています。

目次
  1. つの国のシンボル
  2. 日本との違い・注意点
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6つの国のシンボル

首相府(Department of the Prime Minister and Cabinet、PM&C)のページ(新しいタブで開く)では、投票・法律・布告で正式に選ばれたオーストラリアの国のシンボルは次の6つです。

シンボル内容
国旗Australian National Flag
国の紋章Commonwealth Coat of Arms
国の花ゴールデン・ワトル(golden wattle)
国の色緑と金色(green and gold)
国の宝石オパール(Australian opal)
国歌Australian National Anthem

国旗

PM&Cのページの説明では、国旗は青地に次の3つを配した図案です。

部分位置意味
ユニオンジャック(Union Jack)左上イギリスからの入植の歴史を示す
連邦の星(Commonwealth Star)ユニオンジャックの下連邦制を表す。7つの角は6つの州と、1908年に加えられた準州を表す
南十字星(Southern Cross)右側7つの角の星4つと、小さな5つの角の星1つ

南十字星は、ヨーロッパから何か月もかけて航海した船乗りの道しるべになりました。先住民の中には、南十字星を大きなオナガイヌワシの足跡と見る人々もいました。

国旗ができるまで

  • 1901年1月1日に連邦ができると、連邦政府は国旗の図案を世界から募集しました。3万2,823点の応募がありました。
  • ほぼ同じ5つの図案が選ばれ、賞金200ポンドが5人で分けられました。14歳の男子生徒も含まれていました。
  • 国旗は1901年9月3日に初めて掲げられました。1996年から、毎年9月3日は「国旗の日(Australian National Flag Day)」です。

同じ図案で赤地のものは商船の旗(red ensign)、白地のものは海軍の旗(white ensign)として使われています。

国歌

国歌は「Advance Australia Fair(アドバンス・オーストラリア・フェア)」です。

年できごと
1878年ピーター・マコーミック(Peter McCormick)が詞と曲を作る
1901年連邦の成立式典で演奏される
1977年国の歌を選ぶ全国投票。Advance Australia Fairが43%、Waltzing Matildaが28%、当時の国歌God Save the Queenが18%、Song of Australiaが10%弱
1984年4月19日、歌詞を少し変えて国歌と定められる
2021年1月1日、歌詞の一部「young and free」が「one and free」に変わる

国歌の詞と曲はパブリックドメインです。商業目的でない利用には許可がいりません。商業目的で使うときは、PM&Cの許可が必要です。

国の紋章

PM&Cのページにあるとおり、最初の国の紋章は1908年にエドワード7世から与えられました。今の紋章は、1912年にジョージ5世から与えられた2つ目の紋章で、6つの州のシンボルが加えられました。

  • 中央の盾に、6つの州のシンボルが描かれています。WAの黒鳥、NSWのライオンと星、VICの南十字星、QLDのマルタ十字と王冠、TASの歩くライオン、SAのモズに似た鳥(piping shrike)です。
  • 盾のふちは、1901年の連邦の成立を表しています。
  • 上には金色の連邦の星があります。
  • 盾の両側をカンガルーとエミューが支えています。よく知られたオーストラリア特有の動物として選ばれました。どちらも後ろに下がりにくいことから、前へ進む国を表すという説もあります。
  • まわりを国の花ゴールデン・ワトルが囲み、「Australia」と書かれた帯があります。

紋章は、連邦政府の権限と所有を示すもので、政府の文書や刊行物に使われます。個人や団体が使う許可はめったに出されません。

先住民の旗

PM&Cのページの説明では、アボリジナルの旗とトレス海峡諸島民の旗は、1995年7月14日に、法律(Flags Act 1953)にもとづく「オーストラリアの旗」とされました。

旗図案と意味由来
アボリジナルの旗(Australian Aboriginal Flag)上半分が黒、下半分が赤、中央に黄色の円。黒はアボリジナルの人々、赤は大地と儀式で使う赤土(オーカー)、黄色は太陽を表すNT出身のアボリジナルの画家ハロルド・トーマス(Harold Thomas)がデザイン。1971年7月9日にアデレードで初めて掲げられた
トレス海峡諸島民の旗(Torres Strait Islander Flag)緑・青・緑の横3段を細い黒線で区切る。緑は陸、青は海、黒は人々。中央に白い伝統の頭飾り(Dhari)と白い5つの角の星1992年5月に採用。木曜島のバーナード・ナモク(Bernard Namok)によるもの

2022年1月25日、アボリジナルの旗の著作権は、デザインしたトーマス氏から連邦に移されました。旗や横断幕などの製造は許可を受けた1社に限られますが、それ以外の媒体では、誰でも図案を自由に使えます。トレス海峡諸島民の旗は著作権で保護されており、法律の定めに従うか、トレス海峡島地域カウンシル(Torres Strait Island Regional Council)の許可を得て使います。

ここに注意してね!

  • 国旗は、品位を保ち、正確に、全体を再現するという条件で、許可なく商業目的や広告に使えます。ただし、国旗の図柄をつけた品物を輸入するときや、商標に使うときは許可が必要です。
  • 国の紋章は国旗と違い、個人や団体が自由に使うことはできません。
  • オーストラリアでは、国旗のほかに、国の花・色・宝石も正式な国のシンボルとされています。国の花ワトルは「ワトル(アカシア)」で紹介しています。
  • 国旗が募集された背景の連邦の成立は「連邦の成立」にまとめています。

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