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中古車の担保・盗難チェック(PPSR、Personal Property Securities Register)

ひとことで言うと

中古車を買う前に、連邦政府の動産担保登録簿(PPSR)で、ローンの担保になっていないか、盗難や全損の記録がないかを調べられます。検索には車台番号(VIN)が必要で、ナンバープレートでは調べられません。2026年10月時点の手数料はオンラインでA$2です。

目次
  1. PPSRとは
  2. 手順
  3. 費用
  4. 日本との違い・注意点
ここは大事だよ

条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

PPSRとは

PPSRは、車などの動産に設定された担保(security interest)を記録する連邦政府の登録簿です。売り手がローンを返し終えていない車は、買ったあとでも金融会社に引き揚げられることがあります。そうした担保が登録されているかどうかを、PPSRの検索で調べられます(PPSRのページ(新しいタブで開く))。

とくに大切なのは、個人の売り手から買うとき。競争・消費者委員会(Australian Competition and Consumer Commission、ACCC)も、個人売買やオークションで中古車を買う人に、PPSRでの確認を勧めています(ACCCのページ(新しいタブで開く))。

検索でわかること

  • 担保(ローンなど)が登録されているか
  • メーカー、車種、色
  • 全損(written off)の記録
  • 盗難の記録
  • 州・準州の車両登録(Rego)の有無と期限

担保以外の情報は、州・準州の交通当局と警察が全国の車両情報システム(National Exchange of Vehicle and Driver Information System、NEVDIS)に提供したものです。NEVDISの情報は、検索時に表示されない、または最新でないことがあります。その場合でも手数料は返金されません。

検索でわからないこと

  • ローンの残高
  • 所有者や所有者の履歴
  • 走行距離計の記録
  • 未払いの罰金

調べられる車の種類

乗用車のほか、バイク、キャラバン、キャンピングカー、トレーラー、バス、トラック、トラクターなども調べられます。

タスマニア州の車

PPSRの盗難情報には、タスマニア州(TAS)の記録が含まれません。タスマニア州で登録された車を買うときは、タスマニア州交通局(Transport Tasmania)のサイトでも確認するよう、PPSRが案内しています。

手順

  1. 売り手から車台番号(VIN)またはシャシー番号を聞く。ナンバープレートやエンジン番号では検索できません。
  2. 購入の当日か前日に、PPSRのサイト(新しいタブで開く)で検索し、クレジットカードかデビットカードで払う。
  3. 検索証明書(search certificate)をメールで受け取るか、PDFで保存する。証明書は法的な記録になります。
  4. 証明書の「PPSR Registration Details」を確認する。担保の登録がなければ、その旨の文が書かれています。
  5. 担保の登録があった場合は、買う前に登録を外してもらうよう売り手と話し合う。そのまま買うと、引き揚げられるおそれがあります。

検索のタイミングが大事な理由

購入の当日か前日に検索し、証明書で担保の登録がないと確認できていれば、後から誰かが担保を主張しても守られる助けになります。検索が購入日から離れるほど、この保護を受けにくくなります。

免許を持つ中古車販売業者(licensed motor vehicle dealer)から買った場合は、担保が登録されていても、一般に引き揚げから守られるとPPSRは説明しています。それでも検索しておくことはできます。

証明書の再取得と確認

  • 検索番号があれば、証明書のコピーを無料で取り直せます。ただし内容は検索した時点のもので、更新されません。
  • 売り手から「もう調べた」と言われたときも、検索番号で証明書が本物かを無料で確かめられます。
  • 車の検索から14日以内なら、その後に担保の登録が変わったかどうかだけを確認できます(search refresh)。

費用

2026年10月時点の手数料は次のとおりです。返金はされないため、VINの入力間違いに気をつけましょう。

方法手数料
オンライン(自分で検索)A$2.00
電話(担当者が手伝う)A$7.00

PPSRの情報を使った車の履歴レポートを売る民間の会社もあります。PPSRの公式の証明書かどうかは、検索番号で確かめられます。

ここに注意してね!

  • 車の「ローン付き」は外から見えない:オーストラリアでは、売り手のローンの担保になっている車を、知らずに買ってしまうことがあります。個人売買では、買う側が自分でPPSRを調べるのが基本です。クイーンズランド州(QLD)政府も、個人の売り手にはPPSRの証明書を渡す義務がないとしています(クイーンズランド州政府のページ(新しいタブで開く))。
  • PPSRだけでは足りない:走行距離、事故歴、整備状態はPPSRでわかりません。PPSRは、整備士による点検(VINが改ざんされていないか、整備記録の走行距離に矛盾がないかなど)や、州の交通当局の登録確認と組み合わせることを勧めています。
  • 書類の名前を照らし合わせる:売り手の車両登録の書類にある登録者名、ナンバー、VINが、PPSRの証明書と一致するか確認します。
  • 名義変更や検査の窓口は州・準州ごとに違い、中古車の買い方で州別にまとめています。

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