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車の売り方と名義変更(Selling a vehicle)

ひとことで言うと

車を売ったら、売り手は州・準州の交通当局に売却を届け出ます(多くの州で「notice of disposal」)。届け出の期限は州で違い、7日の州と14日の州があります。届け出をしないと、売ったあとの違反や通行料の責任を問われることがあります。州によっては、売り手が検査の証明書を用意する義務もあります。

目次
  1. 売り手と買い手の役割
  2. 州・準州ごとの違い
  3. 手順
  4. 費用
  5. 日本との違い・注意点
FOR SALE
ここは大事だよ

条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

売り手と買い手の役割

車の登録(Rego)を管理するのは州・準州です。車を売るときは、売り手と買い手がそれぞれ別の手続きをします。

  • 売り手:州の交通当局に、車を手放したこと(売却)を届け出る。多くの州で「notice of disposal(NOD)」と呼ばれます。
  • 買い手:自分の名前に登録を移す(名義変更、transfer of registration)。買い手の手続きは中古車の買い方で説明しています。

届け出をすると、売り手の名前が登録から外れます。届け出をしないと、売ったあとの駐車違反、交通違反、有料道路の通行料などの責任を問われることがあります。たとえばNSW州政府は、届け出によって新しい運転者の通行料や違反の責任を負わずに済むとしています。

売り方

主な売り方は次の3つ(NSW州政府のページ(新しいタブで開く)の分類)です。

  • 個人に売る(private sale):高く売れることが多いが、時間がかかる
  • 販売業者に下取りに出す(trade-in):手間は少ないが、個人に売るより安くなりやすい
  • 解体業者に売る:状態がよくない車の場合

NSWでは、代金を受け取るまで、所有権を移す書類に署名しないよう注意を呼びかけています。

州・準州ごとの違い

2026年10月時点で、各州・準州の公式ページで確認できた内容です。表は、その州で登録されている車を、同じ州の人に売る場合です。

州・準州売り手の届け出期限主な窓口・方法売り手が用意する検査の証明書
ニューサウスウェールズ州(NSW)notice of disposal(無料。遅れると手数料の場合あり)売却から14日以内Service NSW(オンラインまたはセンター)。条件により紙の書式各州の公式ページで確認
ビクトリア州(VIC)買い手と一緒にnotice of disposalを出す14日以内myVicRoads(オンライン・アプリ)。できない場合はVicRoadsのセンター必要な車は車検証明書(roadworthy certificate、有効30日)を買い手に渡す
クイーンズランド州(QLD)登録の移転の書類を整え、証明書を渡す買い手は購入から14日以内に移転交通・道路局(オンラインまたはセンター)安全証明書(safety certificate)を取り、買い手に渡す義務(販売業者への売却などを除く)
西オーストラリア州(WA)所有者でなくなったことと買い手の名前・住所を届け出る(遅れると罰則)7日以内DoTDirect(オンライン)、またはMR9の書式をセンター・代理店か郵送で各州の公式ページで確認
南オーストラリア州(SA)notice of disposal(無料)買い手は購入から14日以内に移転mySAGOV(買い手がSAの人の場合)。それ以外は紙の書式各州の公式ページで確認
オーストラリア首都特別地域(ACT)登録証の裏のnotice of disposalを書き、Access Canberraに知らせる買い手は売却から14日以内に移転オンライン、郵送、またはサービスセンター製造から6年を超える車の名義変更では車検(roadworthy inspection)が必要
タスマニア州(TAS)disposal notice(無料)売却から7日以内オンライン(双方がTASの免許を持つ場合)、Service Tasmania、郵送、メール各州の公式ページで確認
ノーザンテリトリー(NT)双方が署名したnotice of disposalをMVRに出す売却から14日以内メール、郵送、またはMVRの窓口7年以上の軽車両の名義変更では車検(roadworthy inspection)が必要。売り手・買い手のどちらが受けてもよい

州・準州ごとの補足です。

手順

多くの州・準州に共通する流れです。

  1. 売る前に、ローンが残っていないか、自分に売る権利があるかを確かめる。
  2. 住む州で検査の証明書が必要かを確認し、必要なら検査を受ける。
  3. 買い手の氏名、住所、免許番号などを控え、売却日と価格を記録する。
  4. 代金を受け取ってから、名義変更の書類に双方が署名する。
  5. 期限内に、州の交通当局に売却を届け出る。
  6. 登録料の口座引き落とし、有料道路のタグ、任意保険などを解約・変更する。

費用

売却の届け出は、NSW、SA、TASでは無料です(2026年10月時点)。NSWでは、届け出が遅れると手数料がかかる場合があります。

検査の証明書が必要な州では、検査料がかかります。QLDの安全証明書の検査料は、4.5トン以下の車でA$102.70です(2026年7月1日時点、込み)。VICの車検証明書の料金は、車の年式、種類、状態で変わり、検査業者に見積もりを求めるよう案内されています。

ここに注意してね!

  • 売り手の届け出が大切:届け出をしないと、売ったあとの違反や通行料の責任を問われることがあります。期限は7日の州(WA、TAS)と14日の州があります。
  • 検査の証明書を用意するのは売り手の州がある:QLDでは、安全証明書を用意するのは売り手の義務です。
  • 他の州の人に売る場合:手続きが変わります。WAでは、WAに住んでいない人に登録を移せません。
  • 帰国前の売却:帰国が決まったら、届け出の期限や証明書の準備を考えて早めに動くと安心です。売れなかった場合の登録の取り消し方は、州の交通当局が案内しています。
  • 個人売買の注意:買い手の立場の注意点は中古車の買い方と中古車の担保・盗難チェック(PPSR)に、検査の違いは車検にあたる検査(州ごと)にまとめています。

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