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車・運転 / 交通ルール

有料道路(Toll roads)

ひとことで言うと

オーストラリアの有料道路は料金所のない電子式で、現金では払えません。タグ付きのアカウントか、一時的なパスで払います。パスは走行後でも、NSWでは72時間以内、VICとQLDでは3日以内に買えます。払わないと請求書が届き、手数料が加わります。

目次
  1. 料金の払い方
  2. 州・準州ごとの違い
  3. 手順
  4. 日本との違い・注意点
ここは大事だよ

条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

料金の払い方

オーストラリアの有料道路は、料金所のない電子式(free-flow tolling)で、現金で払う場所はありません。通行は、車に付けたタグか、ナンバープレートの撮影で記録されます。

払い方は主に次の2つです。

  • アカウント(account):よく使う人向けです。タグを車に付ける方式と、タグなしでナンバープレートで記録する方式があります。多くの場合、預け金(デポジット)と前払いの残高が必要です。
  • パス(pass):たまに使う人や旅行者向けの、一時的な払い方です。ナンバープレートを登録し、カメラで照合します。1回の走行ごとに、通行料に加えて照合の手数料がかかります。

タグは全国で使える

オーストラリアで発行されたタグは、全国の有料道路で使えます。たとえばニューサウスウェールズ州(NSW)のタグは、クイーンズランド州(QLD)やビクトリア州(VIC)の有料道路でも使えます。パスは、一般に発行した州でしか使えません。NSW州政府は、全州で使えるパスを出しているのはLinktだけだとしています。

払わなかった場合

アカウントやパスなしで走行し、期限までに払わないと、車の登録上の所有者に請求が届きます。

  • NSW:未払いの通知(Unpaid Toll Reminder)と支払い請求(Toll Payment Demand)が届きます。請求には、1回の走行ごとに照合の手数料が加わります。
  • VIC:支払いの請求が届き、払わないと反則金の通知(infringement notice)が出ることがあります。
  • QLD:未払いの通知が届き、追加の手数料が含まれることがあります。

州・準州ごとの違い

2026年10月時点の内容です。有料道路があるのはNSW・VIC・QLDの3州です。

州・準州主な有料道路払い方の窓口走行後に払える期間
NSWシドニーのHills M2、M5 South-West、Westlink M7、Eastern Distributor、シドニー・ハーバー・トンネルとハーバー・ブリッジ、Cross City Tunnel、Lane Cove Tunnel、WestConnex(M4、M4-M8 Link、M8、M5 East)、NorthConnexE-Toll(13 18 65)、Linkt(13 33 31)パスは走行後72時間以内に作れる
VICCityLink、EastLink、West Gate TunnelLinkt(CityLink・West Gate Tunnel)、EastLinkパスは走行後3日以内に買える
QLDGateway Motorway、Logan Motorway、Clem Jones Tunnel(CLEM7)、Go Between Bridge、Legacy Way、AirportLinkM7、Toowoomba BypassLinkt(13 33 31)走行後3日以内に払える
西オーストラリア州(WA)有料道路はないーー
南オーストラリア州(SA)有料道路はないーー
オーストラリア首都特別地域(ACT)有料道路はないーー
タスマニア州(TAS)有料道路はないーー
ノーザンテリトリー(NT)有料道路はないーー

州・準州ごとの補足です。

  • NSW:シドニーの有料道路は、すべて現金を使えません。有料道路の出口の近くには「TOLL」と書かれた標識があります。道路ごとの料金はNSW州政府の料金のページ(新しいタブで開く)とオンラインの計算ツールで確認できます。窓口ごとに手数料や預け金が違います。
  • VIC:有料道路は青地に黄色の文字の標識で示されます。料金は走る距離、車の種類、パスやアカウントの種類で決まります。CityLinkとEastLinkの両方で使える旅行者向けのパス(Visitor’s pass)もあります(Transport Victoriaのページ(新しいタブで開く))。
  • QLD:ほかの州の窓口のアカウントでも、QLDの有料道路の料金を払えます(クイーンズランド州運輸道路省のページ(新しいタブで開く))。
  • WA・SA・ACT・TAS・NT:有料道路はありません。NSW州交通局のE-Tollがまとめている全国の有料道路の一覧(2026年10月時点)にも、NSW・VIC・QLDの道路だけが載っています。

手順

旅行などで、たまに有料道路を使う場合の一般的な流れです。

  1. ルートに有料道路が入るかを、地図アプリなどで確認する。有料道路を避ける設定ができるアプリもあります。
  2. 使う州の窓口で、パスを買うかアカウントを作る。走行前に済ませるのが確実です。
  3. 走行前に買えなかった場合は、期限(NSWは72時間、VIC・QLDは3日)までに払う。
  4. タグのアカウントを他州で使う場合は、アカウントが有効で残高があり、車のナンバーが登録されているか確認する。

ここに注意してね!

  • 料金所がない:止まって現金で払う場所はありません。有料道路の標識を見落とさないよう注意し、走行後の支払いの期限を守ってください。
  • レンタカー:レンタカーの通行料の払い方は会社ごとに違うため、借りるときに確かめておきましょう。QLDでは、パスを買うときにレンタカーのナンバーと登録した州が必要になる場合があります。レンタカー全般の注意はレンタカーの記事にまとめています。
  • 住所の変更:請求は車の登録上の住所に届きます。VICでは、VicRoadsと有料道路の会社の両方で住所を変更する必要があります。
  • タクシー:VICのタクシーでは、有料道路を使うかを選べます。使った場合は、メーターの料金に通行料が加わります。

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