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車・運転 / 交通ルール

反則金と違反点数(Fines and demerit points)

ひとことで言うと

オーストラリアでは、交通違反をすると反則金に加えて違反点数(demerit points)が記録されます。一定期間に点数が上限に達すると、免許の停止などの処分を受けます。フル免許の上限は多くの州・準州で3年間に12点、NSWは13点です。仮免許・P免許の上限はさらに低く、点数の照会先も州ごとに違います。

目次
  1. 違反点数のしくみ
  2. 州・準州ごとの違い
  3. 手順
  4. 日本との違い・注意点
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ここは大事だよ

条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

違反点数のしくみ

違反点数(demerit points)は、交通違反に対して運転記録に加えられる点数です。免許を取ったときは0点で、違反のたびに点数が加わっていきます。

点数が付く違反には、反則金も科されます。点数と反則金の額は違反の種類ごとに決まっており、点数が付かない違反もあります。たとえば南オーストラリア州(SA)では、駐車違反などに点数は付きません。

上限に達すると

決められた期間に点数が上限に達すると、免許の停止(suspension)や、運転の資格の停止(disqualification)を受けます。期間は、超えた点数が多いほど長くなります。

クイーンズランド州(QLD)、西オーストラリア州(WA)、オーストラリア首都特別地域(ACT)などでは、フル免許の人は、停止の代わりに12か月の「善行期間(good behaviour period)」を選べます。WAとACTでは、善行期間中に違反をして条件を破ると、元の停止期間の2倍の停止になります。

倍点(double demerits)

休日の期間などに、一部の違反の点数が2倍になる州があります。

  • ニューサウスウェールズ州(NSW):休日の期間に、速度違反、シートベルト、ヘルメット、スマホの違反が2倍になります。
  • WA:連休と休暇の時期に、一部の違反の点数が2倍になります。
  • QLD:1年中、特定の違反の繰り返しに倍点が適用されます。
  • SA:倍点の制度はありません。

カメラによる違反

SAでは、カメラによる違反の通知は、車の登録上の所有者に送られます。所有者以外が運転していた場合は、運転していた人を申告(nominate)できます。レンタカーの場合の扱いはレンタカーの記事で触れています。

州・準州ごとの違い

2026年10月時点で、各州・準州の公式ページで確認できた内容です。「各州の公式ページで確認」の項目は推測で埋めていません。

州・準州フル免許の上限仮免許(L)・P免許の上限外国の免許の人点数の照会先
NSW3年間に13点L・P1は4点、P2は7点各州の公式ページで確認Service NSWのオンライン照会
ビクトリア州(VIC)3年間に12点12か月に5点、または3年間に12点22歳未満は12か月に5点または3年間に12点。22歳以上は3年間に12点myVicRoadsのアプリ・アカウント、自動音声電話1300 728 977
QLD3年間に12点1年間に4点点数が多すぎるとQLDで運転する資格が取り消される州政府のオンライン照会
WA3年間に12点免許の種類により4点か8点(3年間)他州で付いた点数はWAの免許に記録されないオンライン照会(WAの免許の人のみ)、Demerit Point hotline 1300 720 111
SA3年間に12点4点以上で6か月か12か月の資格停止各州の公式ページで確認mySAGOVのアカウント(無料)
ACT3年間に12点L(2020年1月1日以降に発行・更新)とPは4点各州の公式ページで確認Access Canberra 13 22 81、サービスセンター、免許の記録の照会
タスマニア州(TAS)3年間に12点12か月に4点各州の公式ページで確認Service Tasmania 1300 13 55 13
ノーザンテリトリー(NT)3年間に12点12か月に5点、または3年間に12点12か月に5点か3年間に12点で、NTで運転する権利が取り消されることがあるオンライン照会、MVR 1300 654 628

州・準州ごとの補足です。

手順

違反の通知(Infringement Notice、SAではExpiation Notice)を受け取ったときの一般的な流れです。

  1. 通知に書かれた違反の内容、反則金、点数、支払期限を確認する。
  2. 自分が運転していなかった場合は、期限内に運転していた人を申告する。
  3. 期限までに反則金を払う。支払い方法は通知に書かれています。
  4. 違反を争う場合は、通知に書かれた方法で裁判所での審理を求める。重い違反は、最初から裁判所に呼ばれることがあります。

支払わずに放置すると、追加の費用がかかったり、免許が停止されたりする州もあります。違反を争うかどうか迷うときの相談先は、弁護士や各州の法律扶助(Legal Aid)です。

ここに注意してね!

  • 仮免許・P免許は少ない点数で停止になる:NSWでは、L・P1の人は1回のスマホの違反で点数の上限を超え、免許を失います。
  • 外国の免許の人も対象:外国の免許で運転している人も、点数が多くなると、その州で運転する権利を失うことがあります。
  • 住所の変更:通知は登録された住所に届きます。引っ越したら、免許と車の登録の住所を変更してください。
  • 関連するルール:点数が付きやすい違反は、速度制限、運転中のスマホ、飲酒運転の基準の各記事で扱っています。

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