スクールゾーン(School zones)
ひとことで言うと
オーストラリアの学校の周りには、速度が下げられる「スクールゾーン」があります。多くの州・準州で、学校のある日の朝と午後に40km/hになりますが、時間帯や速度は州ごとに違います。南オーストラリア州は、子どもがいるときに25km/hです。標識に書かれた速度と時間に従ってください。
スクールゾーンのしくみ
スクールゾーン(school zone)は、登下校の子どもを守るため、学校の周りで速度制限が下げられる区間です。区間の始まりには、速度と時間が書かれた標識が立っています。
主なしくみは次のとおりです。
- 学校のある日の、標識に書かれた時間だけ速度が下がる区間が多い。
- 週末、祝日、学校の休暇中は適用されない(ニューサウスウェールズ州(NSW)など)。
- 標識に点滅灯が付いている場所では、点滅している間がスクールゾーンの時間(クイーンズランド州(QLD)など)。
- 常に速度が下がる区間や、電光表示で速度が変わる区間もある(ビクトリア州(VIC))。
NSWでは、教員の研修日(school development days)も、子どもが登校することがあるため、スクールゾーンの日に含まれます。スクールゾーンでは、路面にギザギザの線(dragon’s teeth)が描かれていることがあります。
スクールゾーンでの違反
NSWでは、スクールゾーンでの一部の違反に、より多い違反点数が付きます。休日の倍点の期間には、スクールゾーンでの違反の点数がさらに2倍になり、免許を失うこともあります。違反点数のしくみは反則金と違反点数にまとめています。
州・準州ごとの違い
クオまる
州によってちがうから、住んでいる州を確認してね。
2026年10月時点で、各州・準州の公式ページで確認できた内容です。「各州の公式ページで確認」の項目は推測で埋めていません。
| 州・準州 | スクールゾーンの速度 | 主な時間帯 |
|---|---|---|
| NSW | 40km/h(一部の30km/hの区域では30km/h) | 多くは8:00〜9:30と14:30〜16:00。違う時間の場所は標識に表示 |
| VIC | 30・40・60km/hのいずれか | 時間制の区間は、学期中の平日8:00〜9:30と14:30〜16:00 |
| QLD | 通常50〜70km/hの道路で40km/h、80km/h以上の道路で60km/h | 多くは7:00〜9:00と14:00〜16:00。学校ごとに標識に表示 |
| 西オーストラリア州(WA) | 40km/h | 学校のある日の7:30〜9:00と14:30〜16:00(標識で別の時間が示される場合を除く) |
| 南オーストラリア州(SA) | 子どもがいるときは25km/h | 時間に関係なく、子どもが道路や歩道などにいるとき |
| オーストラリア首都特別地域(ACT) | 標識が「開いている」とき40km/h | 標識に表示。多くは平日8:00〜16:00 |
| タスマニア州(TAS) | 40km/h | 標識で示された時間(各州の公式ページで確認) |
| ノーザンテリトリー(NT) | 40km/h以下 | 学校のある日の、標識に表示された時間 |
州・準州ごとの補足です。
- NSW:学校のある日は、州政府が学期ごとに公表しています。すべてのスクールゾーンに、点滅灯の付いた標識が1つ以上あります(Transport for NSWのページ(新しいタブで開く))。
- VIC:30km/hは安全設備の少ない学校の隣の道路など、40km/hは幹線道路や学校の隣の道路など、60km/hは通常80km/h以上の地方の道路です。時間制のスクールゾーンは祝日には適用されません。常時のスクールゾーンでは、いつでも標識の速度が上限です(Transport Victoriaのページ(新しいタブで開く))。
- QLD:通常と違う時間帯の場所では、点滅する標識が使われます。学校によって休みの日が違うことがあるため、学校のある日か分からないときは速度を落とすよう案内されています(クイーンズランド州政府のページ(新しいタブで開く))。
- WA:時間帯は西オーストラリア州道路安全委員会の案内(新しいタブで開く)で確認したものです。実際の運用は、現地の標識と州の公式ページが最新です。
- SA:「子ども」は18歳未満の人か、制服を着た生徒です。児童横断歩道(koala crossing)で灯火が点滅しているとき、止まっているスクールバスの横を通るときも25km/hです(SAのドライバーズハンドブック(新しいタブで開く))。
- ACT:標識は「開いている」状態と「閉じている」状態があり、閉じているときは標識がない限り50km/hです(ACT City Servicesのページ(新しいタブで開く))。
- TAS:灯火を点滅させて止まっているスクールバスの近くでも、40km/hに落とす必要があります(タスマニア州道路安全諮問委員会のページ(新しいタブで開く))。
- NT:スクールゾーンの速度はノーザンテリトリー政府のページ(新しいタブで開く)に載っています。
ここに注意してね!
- 時間だけ速度が下がる:スクールゾーンの多くは時間制です。標識の時間を必ず確認してください。
- 州をまたぐと時間が違う:同じ40km/hでも、NSWは8:00から、QLDは7:00から、WAは7:30からなど、時間帯が違います。
- SAは時間ではなく子どもの有無:SAでは、授業の時間外でも、子どもがいれば25km/hです。
- スクールバス:止まっているスクールバスの近くで速度を落とす決まりがある州があります(SA、TASなど)。
- 速度制限の全体:スクールゾーン以外も含めた州ごとの速度制限は、速度制限とスピードカメラの記事で扱っています。
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