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駐車のルール(Parking rules)

ひとことで言うと

オーストラリアでは、道路に駐車するときは標識の指示に従い、車の進む向きに合わせて道路の左端に止めます。信号のある交差点から20m、信号のない交差点から10m以内などは、標識がない限り駐車できません。「No Stopping」と「No Parking」の違いなど、日本と違う標識の意味に注意が必要です。

目次
  1. 駐車ルールの決まり方
  2. 州・準州ごとの違い
  3. 日本との違い・注意点

駐車ルールの決まり方

駐車のルールは、全国共通の道路規則(Australian Road Rules)をもとに、各州・準州が定めています。この記事は、ニューサウスウェールズ州(NSW)と南オーストラリア州(SA)の公式ページで確認できたルールが中心です。細部は州・準州で違うこともあるので、運転する州のルールも合わせて確かめておきましょう。

止め方の基本

標識や路面の表示で別の止め方が示されていない限り、道路の端に平行に駐車します(SA)。

  • 車の向きは、走っている車の流れと同じ向きにします。
  • 対面通行の道路では、道路の左端にできるだけ寄せます。
  • 一方通行の道路では、左端か右端にできるだけ寄せます。

NSWでは、前後の車との間を1m以上あけます(斜めに止める場所を除く)。

「No Stopping」と「No Parking」

  • No Stopping(停車禁止):矢印の方向で、緊急の場合を除き、一時的にも止まれません。黄色い実線の路肩の線で示されることもあります。SAでは「No Standing」も同じ意味です。
  • No Parking(駐車禁止):乗り降りや荷物の積み下ろしのために、車から3m以内にいれば、2分未満は止まれます(NSW)。

時間や曜日で適用が変わる標識もあるので、書かれた時間帯に注意が必要です。

標識がない限り止められない場所

NSWとSAの公式ページでは、標識で許されていない限り、次の場所に止められないとしています。

場所止められない範囲
信号のある交差点交差点から20m以内
信号のない交差点交差点から10m以内(T字路で、突き当たらない側の道路の連続した側を除く)
横断歩道・児童横断歩道手前20m、先10m以内
消火栓1m以内(NSW)
郵便ポスト(Australia Post)3m以内(NSW。郵便を出すため、人の乗り降りのための停車は可)
鉄道の踏切前後20m以内(NSW)
バス停手前20m、先10m以内(NSW)
二重の中央線3m以内(NSW)

ほかにも、二重駐車、私道の出入口をふさぐこと(人の乗り降りを除く)、交差点の中、歩道や植え込み(標識で許可された場所を除く)への駐車は禁止です(NSW)。

よく見る標識

  • 時間制限(例:2P):標識の曜日と時間に、表示された時間まで駐車できます。「2P」は2時間です。
  • 有料(Meter、Ticket、Phone、Coupon):料金を払って駐車します。「2P Meter」は、メーターで払って2時間まで駐車できるという意味です。
  • クリアウェイ(Clearway):表示された時間は、緊急時を除いて止まれません。破線の黄色い線で示されることもあります。バスとタクシーは乗り降りのために止まれますが、ライドシェアの車は止まれません。
  • ローディングゾーン(Loading zone):荷物の積み下ろしをする貨物用の車などが使えます(NSWでは最大30分)。一般の車は人の乗り降りの間だけ止まれます。
  • 障害者用(Accessible parking):NSWでは、有効な障害者用駐車許可証(Mobility Parking Scheme permit)を表示した車だけが駐車できます。
  • 住民用(Resident parking):その地域の許可証を表示した車だけが、時間の制限なく駐車できます。

州・準州ごとの違い

クオまる

州によってちがうから、住んでいる州を確認してね。

駐車の細かいルールと、駐車違反の反則金は、州・準州とカウンシル(地方自治体)によって違います。NSWでは、ローディングゾーンなどの取り締まりは主にカウンシルの担当者が行うとしています。運転する地域の決まりは、州の交通当局とカウンシルのページで確かめられます。

2026年10月時点で、各州・準州の公式ページで確認できた内容です。「各州の公式ページで確認」の項目は推測で埋めていません。

州・準州駐車のルールの案内駐車違反の違反点数
NSWNSW州政府の駐車のページ(新しいタブで開く)各州の公式ページで確認
ビクトリア州(VIC)各州の公式ページで確認各州の公式ページで確認
クイーンズランド州(QLD)各州の公式ページで確認各州の公式ページで確認
西オーストラリア州(WA)各州の公式ページで確認各州の公式ページで確認
SASAのドライバーズハンドブックの駐車の章(新しいタブで開く)付かない(南オーストラリア州政府のページ(新しいタブで開く))
オーストラリア首都特別地域(ACT)各州の公式ページで確認各州の公式ページで確認
タスマニア州(TAS)各州の公式ページで確認各州の公式ページで確認
ノーザンテリトリー(NT)各州の公式ページで確認各州の公式ページで確認

ここに注意してね!

  • 車の向き:対面通行の道路では、進行方向に向けて左側に止めます。反対車線側に向きを逆にして止めることはできません。
  • レッカー移動:制限のある場所の標識をよく確認しないと、反則金を科されたり、車をレッカー移動されたりすることがあります(NSW)。
  • ドアの開け方:SAでは、自転車や歩行者に危険がないようにドアを開けることが求められています。
  • 関連するルール:学校の周辺の駐車はスクールゾーン、違反したときの扱いは反則金と違反点数の記事で扱っています。

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