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中古車の買い方(Buying a used car)

ひとことで言うと

中古車は、免許を持つ販売業者・個人・オークションから買えます。個人売買は安い反面、販売業者から買う場合の保護の多くがありません。買ったら州・準州の交通当局で名義変更(登録の移転)をし、多くの州で期限は14日です。検査の証明書が必要かどうかも州ごとに違います。

目次
  1. どこから買うか
  2. 州・準州ごとの違い
  3. 手順
  4. 費用
  5. 日本との違い・注意点
FOR SALE
ここは大事だよ

条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

どこから買うか

中古車の主な買い方は3つ。どこから買うかで、法律上の保護が大きく変わります。

買い方主な特徴
免許を持つ販売業者(licensed dealer)消費者保証が適用される。多くの車に州・準州の法定保証(statutory warranty)がつく
個人の売り手価格は安いことが多い。法定保証やクーリングオフ、多くの消費者保証は適用されない
オークション消費者保証や州・準州の法律の多くは適用されない

販売業者から買う場合

免許を持つ販売業者から買う新車・中古車には、オーストラリア消費者法(Australian Consumer Law)の消費者保証(consumer guarantees)が適用される、と競争・消費者委員会(ACCC)は説明しています。車は、通常期待される品質であること、説明どおりであることなどが求められます(ACCCのページ(新しいタブで開く))。

さらに、販売業者から買う中古車の多くには、州・準州の法定保証がつきます。内容は州ごとに違います。販売業者は、走行距離、整備記録、事故歴、全損の記録などについて、誤解を招く説明をしてはいけません。

個人の売り手から買う場合

州・準州の法定保証やクーリングオフ、ほとんどの消費者保証は、個人の売り手には適用されません。ACCCは、個人売買やオークションで買う前に、所有権を確かめ、PPSRで担保の有無を調べるよう勧めています。調べ方は中古車の担保・盗難チェック(PPSR)で説明しています。

州・準州ごとの細かい権利は、各州の消費者保護機関(州の公正取引局)が扱っています。

詐欺に注意

VicRoadsは、次のような点を詐欺や悪質な取引の兆候として挙げています(VicRoadsのページ(新しいタブで開く))。

  • 売り手が自分の車である証拠を示せない
  • 名乗る名前と合わないメールアドレスなど、不自然な連絡方法を使う
  • 早く決めるよう急かす
  • ギフトカードや暗号資産での支払いを求める
  • 不自然な場所で会おうとする
  • 車両レポートや整備士の点検を断る

州・準州ごとの違い

名義変更(登録の移転)の窓口、期限、検査の証明書の扱いは州・準州ごとに違います。表は、その州で登録されている車を買う場合です。他の州の車を買う場合は、別の手続きになります。

州・準州名義変更の窓口期限検査の証明書
ニューサウスウェールズ州(NSW)Service NSW(新しいタブで開く)(オンラインまたはサービスセンター)購入から14日以内有効なNSWの登録を移す場合、安全検査の報告書(pink slip)は不要
ビクトリア州(VIC)VicRoads(myVicRoadsまたはサービスセンター)14日以内にVicRoadsから手続きの依頼が来なければ、VicRoadsに連絡売り手が渡す車検証明書(roadworthy certificate)が必要(免除の場合を除く)。有効期間は30日
クイーンズランド州(QLD)交通・道路局(新しいタブで開く)(オンラインまたはサービスセンター)購入から14日以内売り手が有効な安全証明書(safety certificate)を渡す義務がある
西オーストラリア州(WA)運輸局(新しいタブで開く)(DoTDirectまたはMR9の書式)期限は運輸局のページで確認他の州の車は、WAで登録する前に指定の検査場での検査が必要
南オーストラリア州(SA)Service SA(新しいタブで開く)(mySAGOVまたは紙の書式)14日以内各州の公式ページで確認
オーストラリア首都特別地域(ACT)Access Canberra(新しいタブで開く)のサービスセンター(来所)14日以内4.5トン以下で製造から6年を超える車と輸入車は、移転の前に車検(roadworthy inspection)が必要
タスマニア州(TAS)Transport Tasmania(新しいタブで開く)(オンラインまたはService Tasmania)14日以内各州の公式ページで確認
北部準州(NT)自動車登録所(MVR)(新しいタブで開く)(来所・メール・郵送。R11の書式)売買の日から14日以内各州の公式ページで確認

クイーンズランド州の安全証明書

クイーンズランド州では、名義変更のたびに新しい安全証明書が必要です。証明書を出せるのは、州が認めた検査場(approved inspection stations)だけです。有効期間は次のとおりです。

  • 販売業者から買う場合:3か月または1,000km(早いほう)
  • それ以外(個人など)から買う場合:2か月または2,000km(早いほう)

手順

  1. 予算に、購入価格のほか、名義変更の手数料、印紙税(stamp duty)、保険の費用を含める。
  2. 州の交通当局の登録確認で、登録の状態や車の基本情報を確かめる。多くの州・準州がナンバーで調べられるオンラインの確認を提供しています。
  3. 購入の当日か前日にPPSRで担保・盗難・全損の記録を調べる。
  4. 整備士などに点検を頼む。売り手が点検を断る場合は注意が必要です。
  5. 売り手の登録書類の登録者名、ナンバー、VINが、PPSRの証明書と一致するか確認する。
  6. 州で必要な検査の証明書を受け取り、代金を払って領収書をもらう。売り手の連絡先も控えておく。
  7. 期限内に、州・準州の窓口で名義変更をし、手数料と印紙税を払う。

費用

州ごとに公式ページで確認できた主な費用です(2026年10月時点)。

州・準州名義変更の手数料など
NSW移転手数料と登録の印紙税(免除の場合を除く)。金額は州のページで確認
VIC移転手数料と自動車税(motor vehicle duty)。金額は州のページで確認
SA移転手数料A$33と印紙税。14日を過ぎると遅延手数料A$108がかかる場合がある
WA移転手数料と車両ライセンス税(vehicle licence duty)。届け出のあとに請求書が届く
TAS移転手数料と印紙税。州のサイトに計算ツールがある
NT移転手数料A$22、印紙税は購入価格の3%
QLD・ACT各州の公式ページで確認

ここに注意してね!

  • 名義変更は買う人がする:多くの州で、買った人が14日以内に手続きをします。州によっては、遅れると遅延手数料がかかります。
  • ローンが残った車に注意:個人売買では、売り手のローンの担保になっている車を買ってしまうおそれがあります。PPSRで事前に確かめられます。
  • 強制保険は登録と一体:州によって、登録とともに対人の強制保険()が引き継がれます。NSWでは、名義変更でCTPが自動的に新しい所有者に移る仕組みです(くわしくは強制保険(CTP))。
  • 車両の損害は別の保険:CTPは車の修理代を補償しません。修理代に備えるなら任意の車両保険も検討を。
  • 州をまたぐ場合:他の州の車を買って持ち込む場合は、住む州で登録し直す必要があります。VicRoadsは、他の州から運転して持ち込む場合、元の州で未登録車の許可が必要になることがあるとしています。
  • 困ったときは、まず販売業者に連絡し、解決しなければ州の公正取引局に相談してください。

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