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ワインの産地(Wine regions)

ひとことで言うと

オーストラリアのワインの産地は、法律で境界が決められた地理的表示(GI)で、ゾーン・リージョン・サブリージョンに分かれます。南オーストラリア州は全国の生産量の約半分を占めます。ラベルに産地・品種・収穫年を書くには、原則としてそれぞれ85%以上が必要です。

目次
  1. 産地の決まりと主な産地
  2. 手順
  3. 日本との違い・注意点

産地の決まりと主な産地

ワインの産地のルールは、政府の機関であるワイン・オーストラリア(Wine Australia)が管理しています。

地理的表示(GI)

Wine Australiaのページ(新しいタブで開く)では、ワインの地理的表示(Geographical Indication、GI)を、ぶどうの産地を示す名前と説明しています。

  • その境界の中で育ったぶどうから作ったワインだけが、その産地名を名乗れます。例:Margaret River、Barossa Valley。
  • 境界は法律で決められ、Wine Australiaの登録簿に記録されます。
  • GIには、ゾーン(Zone)、リージョン(Region)、サブリージョン(Subregion)があります。サブリージョンは多くの場合リージョンの中に、リージョンはゾーンの中にあります。
  • ゾーンはオーストラリア全体をおおう広い区分です。ゾーンの外でぶどうを育てることはできません。
  • 複数のゾーンを含むスーパーゾーンもあります。各州の名前も、保護されたGIです。

州ごとの主な産地

各州のリージョンは、Wine AustraliaのGIの一覧で確かめられます。州ごとの特徴は次のとおりです。

州特徴リージョンの例
南オーストラリア州(SA)全国の年間生産量の約50%。古いぶどうの木が残るBarossa Valley、Eden Valley、Clare Valley、McLaren Vale、Adelaide Hills、Coonawarra、Langhorne Creek、Riverland
ビクトリア州(VIC)リージョンとワイナリーの数が全国でいちばん多いYarra Valley、Mornington Peninsula、Rutherglen、Heathcote、Geelong、Grampians、King Valley
ニューサウスウェールズ州(NSW)1788年にシドニー・コーブで最初のぶどうが植えられた。生産量は全国の約30%Hunter Valley、Mudgee、Orange、Riverina、Canberra District、Hilltops、Tumbarumba
西オーストラリア州(WA)産地は主に州の南西部Margaret River、Great Southern、Swan District、Pemberton、Geographe
タスマニア州(TAS)冷涼な気候。シャルドネとピノ・ノワールが知られるTasmania
クイーンズランド州(QLD)認められたGIは2つGranite Belt、South Burnett

Yarra Valleyはメルボルンから車で30分ほど、Rutherglenはマスカットなどの酒精強化ワインで知られる産地です。

西オーストラリア州のページの説明では、Margaret Riverのリージョンは1967年にできました。シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨン、セミヨンとソーヴィニヨン・ブランのブレンドで知られます。

GIの一覧には、NT(北部準州)とACT(首都特別地域)も載っています。キャンベラ周辺のCanberra Districtは、GIの一覧ではNSWのゾーンに入っています。

ラベルの産地・品種・収穫年

ラベルに書くには、最低限の割合が決まっています。

ラベルの表示1つだけ書く場合複数書く場合
収穫年(Vintage)85%以上合計100%
品種(Variety)85%以上合計85%以上
産地(GI)85%以上合計95%以上。最大3つで、それぞれ5%より多い
  • 複数書く場合は、割合の多い順に並べます。
  • 収穫年は、ぶどうを収穫した年です。9月1日から12月31日に収穫したぶどうは、翌年の収穫年になります。
  • 「Barossa style」のように、登録された産地名を「風」などの言葉と一緒に使うことも認められていません。

手順

  1. ラベルの産地名(GI)を見て、どの州のどのリージョンかを確かめる。
  2. 品種名と収穫年を確かめる。2つ以上書かれていれば、多い順に並んでいる。
  3. 産地を訪ねるときは、お酒のルールを事前に確かめる。

ここに注意してね!

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