クガリ(K'gari、旧称フレーザー島)
クイーンズランド州にある世界最大の砂の島で、1992年に世界遺産に登録されました。2023年6月7日に、先住民ブッチュラの人々の呼び名「K'gari」が正式な地名になりました。島内は砂の道だけで、車で入るには4WDと車両アクセス許可が必要です。
世界最大の砂の島
クガリ(K’gari)は、クイーンズランド州(QLD)の沖にある島です。ブリスベンの北約300km、ハービーベイ(Hervey Bay)とメアリーバラ(Maryborough)の沖15kmにあります(QLD公園局のページ(新しいタブで開く))。
名前の変更
フレーザー島(Fraser Island)は、2023年6月7日に正式に「K’gari」という名前になりました(QLD政府の2023年6月7日の発表(新しいタブで開く))。K’gariは、島の伝統的所有者であるブッチュラ(Butchulla)の人々が使ってきた名前です。
- 発表では、K’gariはブッチュラの人々の創世の物語に出てくる名前だとしています。
- 国立公園の島の部分は、2017年に「K’gari(Fraser Island)」に改名されていました。
- 地名の変更に合わせて、住所の地域名(suburb)もフレーザー島からK’gariに変わりました。
読み方は「グリー(GUR-rie、Gurri)」に近く、最初のKは発音しません(DCCEEWのページ(新しいタブで開く))。
世界遺産として
DCCEEWのページでは、K’gariの世界遺産登録は1992年です。世界最大の砂の島で、今も変化を続ける複雑な砂丘、砂丘の湖、背の高い雨林など、砂の環境では珍しい特徴をもちます。
世界遺産としての名前は、ユネスコ世界遺産委員会の決定で2段階で変わりました。2021年に「Fraser Island」から「K’gari (Fraser Island)」に(2021年の決定(新しいタブで開く))、2025年に「K’gari」になりました(2025年の決定(新しいタブで開く))。
島の大部分は、グレート・サンディ国立公園(Great Sandy National Park)の一部として、QLD公園・野生生物局(Queensland Parks and Wildlife Service、QPWS)が管理しています。
行き方と島内の移動
QLD公園局のページに出ている行き方は次のとおりです。
- 車両フェリー(バージ):レインボー・ビーチ近くのインスキップ・ポイント(Inskip Point)からフック・ポイント(Hook Point)へ。約10分で、予約は不要です。また、リバー・ヘッズ(River Heads)からキングフィッシャー・ベイなどへも出ていて、こちらは予約が必要です。
- 飛行機:ハービーベイなどから旅客便があります。
- ツアー:レインボー・ビーチ、サンシャイン・コースト、ハービーベイ、ブリスベンから出ています。
- 車両フェリーは徒歩の乗客も乗せます。
島の道はすべて砂です。車高の高い4WD(ローレンジ付き)だけが走れ、全輪駆動(AWD)の車はすすめられていません。キャラバンは向きません。
手順
自分の車やレンタカーで島に入る場合の流れです。
- QLD公園局のページで、公園の注意情報(Park alerts)と「状況報告(conditions report)」を確認する。
- 車両アクセス許可(Vehicle access permit、VAP)をオンラインなどで事前に買う。ナンバープレートの情報が正しいか確認する。
- キャンプをする場合は、キャンプの許可も事前に予約する。
- 潮の時刻を調べ、満潮の前後2時間は浜辺の運転を避ける計画を立てる。
- 島では、求められたら許可を見せる。島の出入りの車はカメラでナンバーを記録されています。
費用
車両アクセス許可の料金は「国立公園の入園料とパス」に載せています。キャンプの料金は別にかかります。
ここに注意してね!
- ディンゴ(wongari):島のディンゴは野生の動物で、法律で保護されています。えさをやったり、えさになる物を放置したりするのは違反で、罰金があります。子どもは手の届く範囲から離さず、1人で歩かず、走らないようにします。ディンゴから20m(車4台分)以上離れます。
- 14歳以下の子どもがいる家族は、ディンゴよけの柵のあるキャンプ場を使うことが強くすすめられています。
- ディンゴとの接触は、レンジャー((07) 4127 9150)に報告します。緊急時は000に電話します。
- 砂の運転:島の浜辺や内陸の道はQLDの道路交通法が適用される「道路」です。制限速度は東の浜辺で時速80km、内陸の道で時速30kmなどです。島では死亡事故も起きています。
- 海で泳がない:島には監視のある遊泳区域がありません。海は監視がなく、離岸流やサメの危険があるため、泳がないよう求められています。
- 砂丘:ワビー湖(Lake Wabby)の砂丘を走ったり滑ったりして水に飛び込むと、脊椎の重いけがや死亡につながります。
- たき火:QPWSが管理する島内では、ダンドゥバラとワディ・ポイントのキャンプ場に用意された炉以外でのたき火が禁止されています。
- 野生動物との接し方は「動物とのふれあいのルール」にまとめています。
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