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生体情報の提供(Biometrics)

ひとことで言うと

ビザの申請では、顔写真と指紋などの生体情報(biometrics)の提供を求められることがあります。必要かどうかと方法は内務省が知らせます。国外では指定の採取センター(ABCC)か「Australian Immi App」、国内では予約制の窓口で提供します。

目次
  1. 生体情報とは
  2. 手順
  3. 費用
  4. 日本との違い・注意点
ここは大事だよ

条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

生体情報とは

内務省の生体情報のページ(新しいタブで開く)にあるとおり、移民法(Migration Act 1958)と移民規則(Migration Regulations 1994)にもとづき、ビザの申請で「個人識別情報(personal identifiers)」の提供を求められることがあります。指紋と顔の画像がこれに当たり、生体情報(biometrics)とも呼ばれます。

提供が必要かどうか、どの生体情報が必要かは、内務省が本人に知らせます。

何に使われるか

生体情報は、本人の確認に使われます。内務省は、次の目的を挙げています。

  • 身元の詐称から本人を守る
  • オーストラリアへの渡航を安全にする
  • 国境を守る

提供した生体情報は保存されます。入国のときや別のビザの申請のときに、もう一度生体情報を採り、保存したものと照らし合わせることがあります。

身元、犯罪歴、出入国の履歴を確かめるため、オーストラリア国内や国外の機関と照合することがあります。収集・保存・利用は、移民法とプライバシー法(Privacy Act)にもとづいて行われます。データベースに入れるのは、内務省の権限のある職員だけです。

提供の方法

いる場所方法
国外内務省から、採取センター(Australian Biometrics Collection Centre、ABCC)に行くか、スマートフォンの「Australian Immi App」を使えるかが知らされる
国内予約制。内務省から、窓口に来るよう手紙か案内が届く

国外の採取センター(ABCC)

  • 内務省の委託を受けたVFS Globalが、いくつかの国でABCCを運営しています。
  • 予約が必要です。別の国のABCCまで行く必要がある場合もあります。
  • ABCCは、採取のサービス料を取ります。
  • VFS Globalは、ビザの申請についての質問には答えません。
  • ビザの申請に使ったパスポートなど、有効な渡航文書を持って行きます。持っていないと、通常は採取できません。

2026年3月時点のABCCの一覧に、日本は含まれていません。一覧は内務省のページに載っています。

Australian Immi App

内務省のAustralian Immi Appのページでは、対象の国ならアプリでパスポートの情報と顔写真を出せると案内しています。2026年10月時点で、対象の国の一覧に日本は含まれていません。

アプリを使えるのは、生体情報の提供を求める手紙に「AUI」で始まる申請番号(Visa Lodgement Number、VLN)が書かれている人です。AUIで始まらない人は、ABCCに行きます。アプリの利用には、NFC(近距離無線通信)が使えるスマートフォンと、有効なパスポートが必要です。

国内での提供

国内で出した申請の採取は、予約制です。当日は、予約の手紙と、原本のパスポートなどの有効な渡航文書を持って行きます。パスポートのほか、Certificate of Identity、ImmiCardなども認められます。

国外で申請したビザで生体情報が必要になり、そのあと国内に来た場合は、申請した国の担当の事務所に、国内にいることを知らせます。生体情報の提供のために、国外のABCCに行く必要がある場合もあります。

採取の当日

  • デジタルカメラで顔を撮影し、10本の指の指先をスキャンします。
  • 顔は、あごの下から眉の上まで、両頬と両耳が見えるようにします。
  • 眼鏡や宗教上のかぶり物を外すよう求められることがあります。その場合は、個室で、同性の職員に採取してもらえます。
  • 顔や指に一時的なけががある場合は、治ってから提供します。または、理由を書いた延長の依頼を、ImmiAccountにアップロードします。
  • 採取する国の法律で未成年に当たる人などは、親か保護者の付き添いが必要です。

手順

  1. 内務省から、生体情報の提供を求める手紙や案内が届いたら、方法と期限を確認する。ImmiAccountの表示も確認する。
  2. 国外の人は、ABCCの予約をする。アプリの対象の人は、Australian Immi Appで手順に沿って提出する。
  3. 国内の人は、案内に沿って予約し、窓口に行く。
  4. 当日は、パスポートの原本と予約の手紙を持って行く。
  5. 提出のあとは、ImmiAccountで申請の状況を確認する。アプリで出した場合、ImmiAccountは24時間以内に更新されます。

費用

国外のABCCでは、VFS Globalが採取のサービス料を取ります。金額は国やセンターによって違い、内務省のページからたどれるVFS Globalの案内に出ています。生体情報の費用は、ビザの申請料とは別です(「ビザ申請料の調べ方」)。

日本とのちがいと注意点だよ!

  • 生体情報は、求められた人だけが提供します。すべての申請で必要になるわけではありません。
  • 生体情報の提供の方法と場所は、内務省からの手紙や案内に書かれています。不審な連絡については「ビザ詐欺に注意」で扱っています。
  • 2026年10月時点で、ABCCとAustralian Immi Appの対象の国の一覧に日本は含まれていません。日本から申請して求められた場合は、内務省からの案内に従ってください。
  • 個別の事情は、内務省に問い合わせるか、登録移民エージェントに相談してください(「登録移民エージェントと相談先」)。

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