日本人のためのオーストラリア情報
ビザ・移住 / ビザの基本

ビザに使える英語試験(English language tests)

ひとことで言うと

一部のビザでは、内務省が認めた英語試験の点数で英語力を証明します。2025年8月7日以降に受ける試験は、IELTS、PTE Academic、TOEFL iBTなど9種類が対象です。自宅で受ける完全オンラインの試験は認められません。必要な点数はビザごとに違います。

目次
  1. ビザで認められる英語試験
  2. 手順
  3. 日本との違い・注意点
ここは大事だよ

条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

ビザで認められる英語試験

内務省(Department of Home Affairs)は、一部のビザの申請で英語力の証明を求めます。内務省の英語要件のページ(新しいタブで開く)によると、認められるのは、決められた試験を安全な試験会場(secure test centre)で受けた結果です。コンピューター方式でも紙の方式でもかまいません。

2025年8月7日以降に受ける試験

2025年8月7日に、認められる試験が変わりました。この日以降に受ける試験で認められるのは次の9種類です(英字のアルファベット順)。

試験備考
Cambridge C1 Advanced
CELPIP General
IELTS AcademicOne Skill Retake(1技能の再受験)を含む
IELTS General TrainingOne Skill Retake を含む
LANGUAGECERT Academic
Michigan English Test(MET)Single Section Retake を含む
Occupational English Test(OET)医療職向け
PTE Academic以前の同名の試験とは内容と点数が違う
TOEFL iBT申し込みのときに「Taking TOEFL for Australia」を選ぶ

One Skill Retakeなどの再受験の結果を使えるかどうかは、ビザによって違います。各ビザのページで確認します。

2025年8月6日以前に受けた試験

それ以前に受けたCambridge(CAE)、IELTS、PTE Academic、OET、TOEFL iBTの結果は、ビザによっては2028年8月6日まで使えます。ただし、TOEFL iBTは2023年7月26日から2024年5月4日までに受けたものは認められません。

認められない試験

自宅などで受ける完全オンラインの試験(remote-proctored、at-home)は認められません。例として次の試験が挙げられています。

  • CELPIP Online
  • IELTS Online
  • LANGUAGECERT Academic Online
  • MET Digital(自宅で受けるもの)
  • OET@Home
  • TOEFL iBT – Home Edition

英語力のレベルと点数の例

ビザごとに、求められる英語力のレベルが決まっています。2025年8月7日以降に受けたIELTS(Academic・General Training)の場合、内務省が示す点数は次のとおりです(2026年10月時点)。

レベルIELTSの点数
Functional English平均(オーバーオール)4.5以上
Vocational English4技能それぞれ5以上
Competent English4技能それぞれ6以上
Proficient English4技能それぞれ7以上
Superior English4技能それぞれ8以上

ほかの試験の点数は、各レベルのページ(Competent Englishのページ(新しいタブで開く)など)で確認できます。たとえばCompetent Englishでは、PTE Academicは聞く47・読む48・書く51・話す54以上です。試験は、ビザの申請の前3年以内などに受けたものが求められます。期間はビザによって違います。

英国、米国、カナダ、ニュージーランド、アイルランドの国籍とパスポートを持つ人は、試験なしで英語力を示せるレベルがあります。日本は含まれていません。

学生ビザの点数

内務省の学生ビザのページでは、2025年8月7日以降の試験の最低点(オーバーオール)を次のように示しています(2026年10月時点)。

試験通常語学コース10週以上などを組み合わせる場合語学コース20週以上を組み合わせる場合
IELTS Academic・General Training6.05.55.0
PTE Academic473931
TOEFL iBT675137

英語の証明が必要かどうかは、内務省の「Document Checklist Tool」で確認します。学生ビザ全体の条件は「学生ビザ(subclass 500)」にまとめています。

手順

  1. 申請するビザのページの「Eligibility」で、必要な英語力のレベルと、使える証明の種類を確認する。
  2. 認められる試験を、試験会場で受ける。TOEFL iBTは申し込みで「Taking TOEFL for Australia」を選ぶ。
  3. 結果がビザの求める期間内のものか確認する。
  4. ビザの申請で、試験の結果を添付する。LANGUAGECERT Academicは、証明書(certificate)と成績表(report)の両方を出す。

試験の種類や受け方は「英語試験の種類」の記事で扱っています。

ここに注意してね!

  • 同じ名前の試験でも、ビザで認められる受け方と認められない受け方があります。自宅受験は認められません。
  • PTE Academicは2025年8月7日の前後で内容と点数が違います。どちらの表の点数を使うか、受けた日で確認します。
  • 移民の点数制(ポイントテスト)では、英語力のレベルで点数が変わります(「ポイントテスト」)。
  • どのビザでどのレベルが必要かは、申請の前に各ビザのページで必ず確認してください。判断に迷う場合は、登録移民エージェントに相談できます。

この記事をシェアする

次に読むならこれ

関連する記事

教育・子育て英語試験の種類(English language tests)オーストラリアのビザ申請で英語力の証明に使える試験は、内務省が決めています。2025年8月7日以降に受けた試験では、IELTS、PTE Academic、TOEFL iBT、Cambridge C1 Advanced、OET など9種類が認められています(2026年10月時点)。自宅で受けるオンライン試験は認められていません。教育・子育て語学学校(ELICOS、English Language Intensive Courses for Overseas Students)ELICOSは、留学生向けの集中英語コースです。学生ビザで通うコースは連邦政府の登録簿CRICOSに登録され、週20時間以上の対面授業などの国の基準(ELICOS Standards 2018)を守る必要があります。観光ビザでは最長3か月、ワーキングホリデーでは最長4か月まで勉強できます。ビザ・移住学生ビザ(Student visa、subclass 500)オーストラリアの教育機関でフルタイムのコースに通うためのビザです。入学許可(CoE)と留学生保険(OSHC)が必要で、申請料は2026年10月時点でA$2,500からです。2026年10月2日から、ほとんどの人は国外から申請し、家族も原則として申請に含められなくなりました。ビザ・移住ポイントテスト(Points test)技術移民のsubclass 189・190・491は、年齢・英語力・職歴・学歴などを点数にするポイントテストで65点以上が必要です。点数は招待を受けた時点で数えます。190は州・準州の推薦で5点、491は推薦か親族のスポンサーで15点が加わります。ビザ・移住就労ビザの全体像(Working and skilled visas)オーストラリアで働くためのビザは、雇用主が推薦するもの、卒業後に働けるもの、ポイント制の技術移民の3つに大きく分かれます。一時的なビザと永住ビザがあり、条件や申請料はサブクラスごとに違います。自分に合うビザは内務省のページで確かめ、判断に迷うときは登録移民エージェントに相談します。ビザ・移住ビザの種類とサブクラス制度(Visa classes and subclasses)オーストラリアのビザは、3桁の「サブクラス」番号で区別されます。番号ごとに申請の条件と、取得後に守る「ビザ条件」が法令で決まっています。ビザを探すときや自分の条件を確かめるときは、サブクラス番号を手がかりにします。