就労ビザの全体像(Working and skilled visas)
オーストラリアで働くためのビザは、雇用主が推薦するもの、卒業後に働けるもの、ポイント制の技術移民の3つに大きく分かれます。一時的なビザと永住ビザがあり、条件や申請料はサブクラスごとに違います。自分に合うビザは内務省のページで確かめ、判断に迷うときは登録移民エージェントに相談します。
条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。
就労ビザの3つの型
内務省(Department of Home Affairs)のビザ一覧(Visa list)(新しいタブで開く)では、働くためのビザを「就労・技術(Working and skilled visas)」にまとめています。主なものは、次の3つの型に分けると整理しやすくなります。
1. 雇用主が推薦するビザ
オーストラリアの雇用主が、働く人を推薦(nomination)する型です。
| サブクラス | 名称 | 種類 | 滞在 |
|---|---|---|---|
| 482 | Skills in Demand | 一時 | 最長4年 |
| 494 | Skilled Employer Sponsored Regional (Provisional) | 暫定(地方限定) | 5年 |
| 186 | Employer Nomination Scheme | 永住 | 無期限 |
くわしくは「雇用主スポンサーのビザ」にまとめています。
2. 卒業後に働けるビザ
オーストラリアで学んだ留学生が、卒業後に一時的に滞在して働けるビザです。
| サブクラス | 名称 | 種類 |
|---|---|---|
| 485 | Temporary Graduate | 一時 |
仕事は自分で探します(「卒業生ビザ」)。
3. ポイント制の技術移民
雇用主の推薦を必要としない型です。オンラインの「SkillSelect」で関心表明(Expression of Interest、EOI)を出し、招待を受けてから申請します。
| サブクラス | 名称 | 推薦 | 種類 |
|---|---|---|---|
| 189 | Skilled Independent | 不要 | 永住 |
| 190 | Skilled Nominated | 州・準州政府 | 永住 |
| 491 | Skilled Work Regional (Provisional) | 州・準州政府、または親族 | 暫定(地方限定、5年) |
くわしい流れは「技術移民とSkillSelect」で扱っています。
暫定ビザから永住へ
491と494は、指定された地方(designated regional areas)で暮らし、働くことが条件です。どちらも、条件を満たせば、ビザ発給から3年後に永住ビザを申請できると内務省は説明しています。
指定された地方で、対象のビザで暮らして働いた人向けの永住ビザとして、サブクラス191(Permanent Residence (Skilled Regional))があります。対象のビザを3年以上持ち、その条件を守っていたことなどが条件です。収入に関する要件の詳細は内務省のページで確認してください。
共通して求められることが多い条件
ビザによって違いますが、内務省のページでは次の条件がよく出てきます。
- 職業が、対象の職業リストに載っていること
- 技能審査(skills assessment)を受けていること
- 一定以上の英語力があること
- 健康と素行(character)の要件を満たすこと
職業リストは「職業リスト」、技能審査は「技能審査」の記事で説明しています。
ワーキングホリデーとの違い
ワーキングホリデービザ(subclass 417)も働くことができますが、内務省の一覧では「訪問(Visitor visas)」に分類されています。ワーキングホリデーについては「日本人のワーキングホリデービザ」にまとめています。
手順
- 内務省のビザ一覧の「Working and skilled visas」で候補を探す。
- 各ビザのページで「Eligibility(申請の条件)」を読み、職業リスト・技能審査・英語の条件を確かめる。
- 雇用主の推薦が必要なビザは、雇用主側の手続き(スポンサー承認と推薦)も進める。
- ポイント制のビザは、SkillSelectでEOIを出し、招待を待つ。
- 多くのビザはImmiAccountからオンラインで申請する。
費用
主な申請者の申請料(2026年10月時点、各ビザのページに「From」と書かれた金額)は次のとおりです。
| サブクラス | 申請料 |
|---|---|
| 482 | A$4,015から |
| 494 | A$6,140から |
| 186 | A$6,140から |
| 485 | A$5,750から(Second Post-Higher Education Work streamはA$2,265から) |
| 189 | A$6,135から |
| 190 | A$6,140から |
| 491 | A$6,140から |
| 191 | A$630から |
家族を含めると、家族の分の申請料もかかります。健康診断や警察証明などの費用は別です。正確な金額は、内務省の各ビザのページと「Visa Pricing Estimator」で確認してください。
ここに注意してね!
- オーストラリアのビザは、サブクラス番号ごとに条件が決まっています。似た名前のビザがあるので、番号で見分けることが大切です。
- 482や494では、原則としてスポンサーの雇用主(または関連する事業体)の下でしか働けません。仕事を変える前に、内務省のページで条件を確かめてください。
- 職業リストや収入の基準は見直されることがあります。申請の前に、必ず内務省の最新のページを確認してください。
- 個別の判断は、登録移民エージェントなどに相談してください(「登録移民エージェントと相談先」)。
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