一時活動ビザ(Temporary Activity visa、subclass 408)
決められた種類の活動のために、短期間オーストラリアに滞在するビザです。文化交流のプログラム、研究、スポーツ、エンターテインメント、宗教活動など、目的ごとにストリームが分かれています。滞在は3か月から最長4年で、申請料は2026年10月時点でA$535からです。
条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。
一時活動ビザとは
一時活動ビザ(Temporary Activity visa、subclass 408)は、決められた種類の仕事や活動のために、短期間・一時的にオーストラリアに来るためのビザです。内務省の408のページ(新しいタブで開く)では、すべてのストリームに共通する基本の条件として、次のものを挙げています。
- オーストラリアで行う活動に必要な技能がある
- 支援者(supporter)かスポンサー(sponsor)がいる
- ストリームごとの追加の条件を満たす
ストリーム(区分)
目的ごとに、次のストリームがあります(2026年10月時点)。
| ストリーム | 主な内容 | 滞在 |
|---|---|---|
| Australian Government Endorsed Events | オーストラリア政府が認めたイベントへの参加 | イベントの期間(状況により最長4年) |
| Special Program | 青少年交流、文化・地域のプログラム、学校の語学アシスタントなど | 最長12か月 |
| Religious Work | 宗教団体でのフルタイムの宗教活動 | 最長2年 |
| Research activities | 研究機関や高等教育機関での研究プロジェクトの見学・参加 | 最長2年 |
| Invited for other social and cultural activity(Invited Participant) | 招待を受けて地域のイベント(スポーツを含む)に参加 | 最長3か月 |
| Sporting Activities | オーストラリアのチームでのプレー・指導・審判、高いレベルの練習 | 最長2年 |
| Entertainment Activities | 映画・テレビ・舞台の出演者、制作・支援スタッフ | 最長2年 |
| Superyacht Crew | スーパーヨットの乗組員 | 最長12か月 |
| Exchange Arrangements | オーストラリアの組織との職員交流 | 最長2年 |
| Domestic work for executives | 一定の外国企業幹部の家庭での家事労働 | 最長2年 |
スーパーヨットの乗組員以外の多くのストリームでは、家族(members of the family unit)を申請に含められます。どのストリームも、国内からでも国外からでも申請できます。ただし、入国審査の途中(immigration clearance)では申請できません。
例:Special Programストリーム
内務省のSpecial Programのページの説明では、文化交流が主な目的のプログラムに参加するためのストリームです。研修や観光を主な活動にすることはできません。プログラムの種類と年齢の条件は次のとおりです。
| プログラムの種類 | 主な内容 | 年齢 |
|---|---|---|
| 文化・地域の貢献のプログラム(Cultural enrichment or community benefit) | 文化や習慣の交流。期間は3〜12か月 | 18歳以上 |
| 学校の語学アシスタント(School Language Assistants) | 学校で語学の先生を手伝う。教職を目指していること | 18〜30歳 |
| 学校間の交流(School-to-school Interchange) | 卒業後のギャップイヤーに、学校でボランティアのアシスタントをする | 17〜25歳 |
| 青少年交流(Youth exchange) | 青少年交流のプログラムに3〜12か月参加する | 18〜30歳 |
このストリームの主な条件は次のとおりです。
- 承認されたプログラムに招待されている
- 国外から申請し、滞在が3か月未満なら支援者が必要。国内から申請する場合と、国外から3か月を超えて滞在する場合はスポンサーが必要
- 滞在中の自分と家族の生活費を払える
- 健康の要件を満たす。素行の要件は16歳以上が対象
- 滞在の全期間、十分な医療保険に入っている
- 一時的に滞在する真正な意思がある(genuine temporary entrant)。一時ビザで4年を超えて滞在を延ばすことは、通常認められない
- 国内から申請する場合は、本来のビザ(substantive visa)を持っているか、最後の本来のビザが切れてから28日以内である
- 18歳以上は、オーストラリアの価値観に関する声明(Australian Values Statement)を認める
許可されると、ビザの有効期間中は何度でも出入国できます。国外で許可された場合、滞在の期間は入国した日から始まります。国内で許可された場合は、許可の日から始まります。このビザは延長できません。
スポンサーや支援者が活動を終わらせた場合は、新しいビザを申請するか、28日以内(ビザの期限がそれより早ければその日まで)に出国する必要があります。
手順
Special Programのページの「Step by step」の流れは次のとおりです。ほかのストリームも、各ページで確認してください。
- 条件を満たすスポンサーか支援者がいることを確認する。
- スポンサーや支援者の書類を含め、必要な書類を集める。
- オンラインで申請する(ImmiAccount)。国内からでも国外からでも申請できる。
- 受付の連絡を待つ。内務省から追加の情報などを求められたら対応する。
- 結果を書面で受け取る。許可の場合は、ビザ許可番号、開始日、条件が知らされる(「ビザの許可通知とラベルなしのビザ」)。
費用
2026年10月時点で、各ストリームの主な申請者の申請料はA$535からです。2026年のラグビーリーグ・ワールドカップ(Rugby League World Cup 2026)の参加者は、Australian Government Endorsed Eventsストリームの申請料が無料とされています。
家族を含めると、家族1人ずつに料金がかかります。健康診断、警察証明、生体情報の費用は別です。不許可になっても申請料は返金されません。金額は内務省の「Visa Pricing Estimator」で確認してください(「ビザ申請料の調べ方」)。
ここに注意してね!
- 408は、決められた活動のためのビザです。活動の内容や期間は、ストリームとスポンサー・支援者の内容で決まります。
- 活動は、オーストラリアの市民や永住者の仕事、研修、労働条件を損なわないものである必要があります。
- 医療費は自己負担です。Special Programストリームでは、滞在の全期間の医療保険が条件です。
- 一般的な就労ビザとは別の制度です。雇用主の推薦で働くビザは「就労ビザの全体像」で扱っています。
- 自分の活動がどのストリームに当たるかは、内務省のページで確かめ、迷う場合は登録移民エージェントに相談してください(「登録移民エージェントと相談先」)。
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