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グローバル・タレント・ビザとNational Innovation visa(subclass 858)

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ひとことで言うと

国際的に認められた卓越した実績を持つ人のための永住ビザは、現在「National Innovation visa(subclass 858)」の名前で運用されています。内務省は以前のGlobal Talent visaを「Former Global Talent visa」と呼んでいます。申請は招待制で、まず関心表明(EOI)を出します。申請料は2026年10月時点でA$6,235からです。

目次
  1. National Innovation visaとは
  2. 手順
  3. 費用
  4. 日本との違い・注意点
VISA
ここは大事だよ

条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

National Innovation visaとは

国際的に認められた卓越した実績を持つ人のための永住ビザは、内務省(Department of Home Affairs)のビザ一覧では「National Innovation visa(NIV、subclass 858)」として載っています。

内務省の優先順位のページ(新しいタブで開く)は、subclass 858の中に次の3つを挙げています。

  • National Innovation visa
  • 以前の Global Talent visa(Former Global Talent visa)
  • 以前の Distinguished Talent visa(Former Distinguished Talent visa)

これから申請する人は、National Innovation visaの手続きに沿って進みます。

対象になる人

内務省のNIVのページは、対象を「世界中の非常に優れた人材」と説明しています。例として、研究者、起業家、革新的な投資家、スポーツ選手、創作活動をする人を挙げています。

主な条件

subclass 858のページの主な条件は次のとおりです(2026年10月時点)。

  • 内務省から招待を受け、招待から60日以内に申請する
  • 次のどれかの分野で、国際的に認められた卓越した実績がある:職業(profession)、スポーツ、芸術、学術・研究
  • 今もその分野で活躍している(最近も優れた実績がある)
  • オーストラリア社会に貢献できる(経済、社会、文化など)
  • オーストラリアで、その分野の仕事を見つけるか、自立して活動できる
  • その分野で全国的な評価を持つ推薦者(nominator)が、推薦の書類(Form 1000)に署名する
  • 18歳以上は、基本的な英語力(functional English)を示すか、第2回の申請料を払う
  • 健康と素行の要件を満たす

推薦者になれるのは、オーストラリア市民、永住者、対象のニュージーランド市民、オーストラリアの団体のどれかです。

年齢の上限はありません。ただし、申請時に18歳未満か55歳以上の人は、オーストラリア社会に「特別な利益」をもたらすことが求められます。

国内から申請する場合は、本来のビザ(substantive visa)か、ブリッジングビザA・B・Cを持っている必要があります。subclass 491か494を持っている(最後に持っていた)人は、そのビザを3年以上持っていないと申請できません。

招待の優先順位

招待と審査は、大臣指示(Ministerial Direction No.120)の優先順位に沿って行われます。

順位対象
1どの分野でも、国際的な最高水準の賞を受けた世界的な専門家
2連邦・州・準州政府の専門機関がForm 1000で推薦した人
3第1グループの分野(重要技術、再生可能エネルギーと低排出技術、医療産業)で卓越した実績がある人
4第2グループの分野(農業・食品とアグテック、防衛と宇宙、教育、金融とフィンテック、インフラと交通、資源)で卓越した実績がある人

招待を受けても、ビザの条件を満たすと事前に判断されたわけではないと、内務省は説明しています。

このビザでできること

  • オーストラリアに永住し、働き、学ぶ
  • (Medicare)に加入する
  • 条件を満たせば、市民権を申請する
  • 発給から5年間、何度でも出入国する。その後は再入国ビザが必要

家族(members of the family unit)を申請に含められ、審査の決定前なら後から加えることもできます。オーストラリアに来ない家族も、健康と素行の要件を求められることがあります。

雇用主が推薦する別の制度(GTES)

名前の似た制度に、Global Talent Employer Sponsored(GTES)があります。これは個人のビザではありません。雇用主が内務省と協定を結び、通常のビザでは埋められない高度な職に、Skills in Demand visa(subclass 482)で海外の人材を雇う仕組みです。雇用主のビザ全体は「雇用主スポンサーのビザ」で扱っています。

手順

  1. 内務省のNIVのページで、優先順位と実績の目安を確認する。
  2. オンラインで関心表明(Expression of Interest、EOI)を出す。EOIは提出から2年間有効で、その間に招待がなければ失効する。
  3. 招待を待つ。招待を受けたら、60日以内に申請する。
  4. 推薦者に推薦の書類(Form 1000)を書いてもらう。
  5. 実績、推薦者、本人確認、英語力などの書類をそろえる。書類は、EOIで示した実績を裏づけるものにする。
  6. ImmiAccountから申請し、申請料を払う。
  7. 求められたら、健康診断や生体情報の提供をする。
  8. 結果の通知を受ける。

費用

subclass 858のページの金額は、2026年10月時点で次のとおりです。

項目金額
主な申請者の申請料A$6,235から
第2回の申請料(基本的な英語力がない18歳以上の申請者)A$4,890

一緒に申請する家族の分もかかります。第2回の申請料は、ビザを発給する前に内務省から求められたときだけ払います。健康診断、警察証明、生体情報の費用は別です。不許可でも申請料は返金されません。

ここに注意してね!

  • 内務省のページでは、Global Talent visaは「以前のビザ」として扱われています。古い情報の名前や手続きと混同しないよう注意してください。
  • 招待制のため、EOIを出してもすぐに申請できるとは限りません。
  • 内務省は、ビザの手続きを有料で頼む前に、相談先を確かめるよう案内しています。相談先は「登録移民エージェントと相談先」にまとめています。

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