永住者の再入国ビザ(Resident Return visa、subclass 155・157)
永住ビザで国外から戻れる期間(トラベル・ファシリティ)が切れたあとに、永住者として再入国するためのビザです。過去5年間に合計2年以上オーストラリアにいた人は、原則として5年間の再入国ビザが出ます。申請料は2026年10月時点でA$1,475です。
条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。
再入国ビザとは
永住ビザには、オーストラリアに出入りできる期間(トラベル・ファシリティ、travel facility)があります。この期間が切れたあとに国外へ出ると、永住者として戻れません。そのときに必要になるのが、再入国ビザ(Resident Return visa、RRV)です。
内務省のRRVのページ(新しいタブで開く)によると、要点は次のとおりです。
- 国内にいて、国外へ行く予定がない人は、申請する必要はない。
- 期限が切れたあとに出国し、永住者として戻りたい人は、オーストラリアに着く前にRRVの発給を受ける必要がある。
- RRVは何回でも申請できる。
- 申請は国内からも国外からもできる(入国審査の途中を除く)。
- 家族をまとめて1つの申請に含めることはできない。1人ずつ申請する。
- ビザのラベルはパスポートに貼られない。ビザはパスポートの情報と電子的に結びつけられる。
申請できる人
- オーストラリアの永住者
- 最後の永住ビザが取り消されていない、元永住者
- オーストラリア市民権を失った、または放棄した元市民
オーストラリア市民は申請できません。素行の要件(character requirement)も満たす必要があります。
出入国できる期間
RRVで出入国できる期間は、状況によって次のように決まります(2026年10月時点)。
| 状況 | 期間 |
|---|---|
| 過去5年間に、永住者か市民として合計2年以上オーストラリアにいた(居住要件) | 5年 |
| 居住要件を満たさないが、オーストラリアの利益になる強いつながりがある | 最長12か月 |
| 居住要件を満たさないが、家族がRRVを持っている、または同時に申請して条件を満たす | 最長12か月 |
| 上のどれにも当たらないが、やむを得ない事情で国外にいた。申請前5年間は国外にいなかった | 3か月(subclass 157) |
前のビザで残っていた期間は、新しいRRVに引き継がれません。出入国できる期間の延長もできません。
審査の期間
内務省のページでは、居住要件を満たす申請は、多くの場合、申請から5営業日以内に処理されると案内しています。居住要件を満たさない申請は、12週間以上かかることがあります。
居住要件を満たし、名前と生年月日が前のビザから変わっておらず、素行の要件を満たす永住者は、書類を出さずに自動で発給されることがあります。
手順
- VEVOで、今の永住ビザの出入国の期限(travel facility expiry date)を確かめる。旅行の期間が期限内なら、RRVは不要。
- 有効なパスポートを用意する。パスポートを更新する予定があれば、申請の前に済ませる。
- ImmiAccountからオンラインで申請し、申請料を払う。
- 結果は書面で届く。ビザの番号と開始日が書かれている。
- 出発前に、VEVOでRRVの期限を確かめる。
内務省は、RRVを持ってから航空券を買うよう勧めています。航空券を持っていても、優先して処理されるとは限りません。
費用
申請料は、オンラインで申請する場合、1人A$1,475です(2026年10月時点)。紙での申請は、内務省が認めた場合に限られ、追加の料金がかかります。
次のような理由では、原則として申請料は返金されません。
- 申請が不許可になった
- 前のビザで残っていた期間が、RRVの発給で消えた
- RRVの期間を使わなかった
- 居住要件を満たす前に申請し、5年ではなく短い期間のRRVになった
ここに注意してね!
- 永住ビザでも、出入国できる期間は無期限ではありません。出国の前に、VEVOで期限を確かめてください。
- 観光ビザなど永住ビザ以外のビザで戻ると、永住者としての権利や、市民権・次のRRVの居住要件に影響することがある、と内務省は案内しています。
- RRVの代わりに、市民権の取得を検討する人もいます。市民権については「市民権の取得」にまとめています。
- 自分の状況でどの期間のRRVになるかは、内務省か登録移民エージェントに確認してください(「登録移民エージェントと相談先」)。
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