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技術独立ビザ(Skilled Independent visa、subclass 189)

ひとことで言うと

雇用主や州・準州の推薦なしで申請できる、ポイント制の永住ビザです。SkillSelectで関心表明(EOI)を出し、内務省の招待を受けてから申請します。招待の時点で45歳未満、65点以上などが必要で、申請料は2026年10月時点で本人A$6,135からです。

目次
  1. 技術独立ビザとは
  2. 手順
  3. 費用
  4. 日本との違い・注意点
ここは大事だよ

条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

技術独立ビザとは

技術独立ビザ(Skilled Independent visa、subclass 189)は、オーストラリアが必要とする技能を持つ人が、どこでも永住して働けるビザです。雇用主のスポンサーや、州・準州政府の推薦は必要ありません。

内務省の189のページ(新しいタブで開く)では、次の3つのストリームがあります。

ストリーム対象
Points-tested stream招待を受けた技術者。一般にはこのストリームを指す
New Zealand stream条件を満たすニュージーランド市民
Hong Kong stream条件を満たす香港旅券・英国海外市民(BNO)旅券の所持者

以下は、Points-tested streamについての説明です。

このビザでできること

Points-tested streamのページでは、次のことができるとしています。

  • オーストラリアに無期限に住み、働き、学ぶ
  • 公的医療保険の(Medicare)に加入する
  • 親族の呼び寄せのスポンサーになる
  • 発給から5年間、何度でも出入国する
  • 条件を満たせば、成人移民英語プログラム(Adult Migrant English Program)の無料の英語クラスに通う
  • 条件を満たせば、市民権を得る

新しく来た永住者は、一部の政府の給付を受けるまで待つ必要がある場合があります。

主な条件

条件内容
招待SkillSelectで関心表明(EOI)を出し、招待を受ける
職業189の対象の職業リストに載っている
技能審査指名した職業に合った技能審査(skills assessment)がある。有効期間や取得の時期は内務省のページで確認
年齢招待の時点で45歳未満。EOIを出したあと、招待の前に45歳になると招待されない
点数ポイントテストで65点以上
英語招待の時点で、少なくともCompetent English
健康・素行本人と家族が健康の要件を満たす。素行の要件は16歳以上が対象。同行しない家族も対象になることがある

招待には、審査で満たす必要のある点数が書かれます。EOIの内容によっては、65点より高いことがあります。申請するときは、EOIで申告した内容の証明を出します。

医師と弁護士は、オーストラリアの医師登録(Ahpra)や州・準州での弁護士の資格を、技能審査の代わりの証明として使える場合があります。学生ビザで取ったオーストラリアの資格で技能審査を受けた場合、その資格はCRICOSに登録されたコースのものである必要があります。

点数の数え方は「ポイントテスト」、EOIと招待の仕組みは「技術移民とSkillSelect」で説明しています。

国内から申請する場合

国内から申請するときは、本来のビザ(substantive visa)か、ブリッジングビザA・B・C(subclass 010・020・030)を持っている必要があります。持っていない場合、申請は処理されません。

今持っているビザか最後に持っていた本来のビザが、地方の暫定ビザ(subclass 491か494)の場合は、申請の時点でそのビザを3年以上持っている必要があります。

審査の優先順位

内務省は、189の申請を大臣指示(Ministerial Direction No. 122)に沿って優先順位をつけて処理しています。2026年10月時点のページでは、建設・医療・教育などの分野や、申請時に国内にいた人の申請は2026年6月以前に出したもの、国外から申請した人の申請は2025年11月以前に出したものを処理中と案内しています。処理の状況は変わるため、内務省のページで確認してください。

家族

家族(members of the family unit)は、申請のときに含めるか、申請のあと決定の前に加えられます。配偶者や扶養する子どもを含めない場合は、その理由(すでにオーストラリア市民か永住者であるなど)を内務省に伝えます。

永住者になる日

ビザが発給された日に永住者になります。市民権の計算上は、国内で発給された場合は発給の日、国外で発給された場合はこのビザで入国した日から永住が始まります。

手順

Points-tested streamのページの「Step by step」の流れは次のとおりです。

  1. 職業リスト、技能審査、英語、点数の条件を確認する(「職業リスト」「技能審査」)。
  2. SkillSelectでEOIを出す。
  3. EOIで申告した内容と、ほかの条件を示す書類を集める。
  4. 招待を受けたら、招待の日から60日以内にオンラインで申請する(ImmiAccount)。国内からでも国外からでも申請できる。
  5. 受付の連絡を待つ。ブリッジングビザが許可された場合は、その通知が届く。
  6. 結果を書面で受け取る。許可の場合は、ビザ許可番号、開始日、条件が知らされる(「ビザの許可通知とラベルなしのビザ」)。

費用

2026年10月時点で、主な申請者の申請料はA$6,135からです(限られた場合に減額あり)。家族を含めると、家族1人ずつに料金がかかります。

18歳以上の申請者に、英語力が「機能的英語(functional English)」に届かない人がいる場合、2回目の支払い(second instalment)を求められることがあります。家族の2回目の支払いは、2026年10月時点でA$4,885です。この支払いは、ビザを許可する場合にだけ求められます。

Visa Pricing Estimatorの見積もりには、2回目の支払いや、健康診断・警察証明・生体情報の費用は含まれません(「ビザ申請料の調べ方」)。不許可になっても申請料は返金されません。

ここに注意してね!

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