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州・準州の推薦(State and territory nomination)

ひとことで言うと

州推薦の技術ビザ(subclass 190)と地方の技術ビザ(subclass 491)は、州・準州政府の推薦を受けないと内務省から招待されません。推薦の基準と申し込み方法は8つの州・準州ごとに違い、多くはSkillSelectのEOIに加えて州への登録が必要です。

目次
  1. 推薦の仕組み
  2. 州・準州ごとの違い
  3. 手順
  4. 費用
  5. 日本との違い・注意点
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条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

推薦の仕組み

州・準州の推薦(nomination)は、州・準州政府が、その地域に必要な技能を持つ人を技術ビザに推薦する仕組みです。対象は次の2つのビザです。

ビザ種類推薦によるポイント
州推薦の技術ビザ(Skilled Nominated、subclass 190)永住5点
地方の技術ビザ(Skilled Work Regional (Provisional)、subclass 491)暫定(地方限定)15点

491は、州・準州の推薦のほか、対象の親族のスポンサーでも申請できます。ポイントの数え方は「ポイントテスト」で説明しています。

内務省のsubclass 190のページ(新しいタブで開く)によると、仕組みは次のとおりです。

  • SkillSelectで関心表明(EOI)を出すと、州・準州政府の機関がEOIを見ることができる。
  • 推薦を受けた人だけが、内務省から招待される。
  • 推薦の基準は州・準州ごとに違う。詳しくは各州・準州の機関に直接問い合わせる。
  • 申請のあとで州・準州が推薦を取り消すと、ビザの申請は無効になる。

推薦を受けても、ビザが発給されるとは限りません。内務省のビザの条件も、すべて満たす必要があります。

州・準州ごとの違い

各州・準州の公式ページで確認できた内容です(2026年10月時点)。推薦の枠、対象の職業、受付の状況は年度ごとに変わります。申し込む前に、必ず各州・準州のページで最新の情報を確かめてください。

州・準州担当機関申し込みの流れ公式ページ
NSWInvestment NSWSkillSelectのEOIのみ。州から招待を受ける。直接の申し込みはできないnsw.gov.au(新しいタブで開く)
VICビクトリア州政府(Live in Melbourne)EOIに加えて、州に登録(Registration of Interest、ROI)を出す。選ばれると推薦の申請に招待されるliveinmelbourne.vic.gov.au(新しいタブで開く)
QLDMigration QueenslandEOIを出したあと、州のサイトでROIを出すmigration.qld.gov.au(新しいタブで開く)
WAWA Migration Services(州の職業訓練・労働力開発省)EOIが選ばれると、メールで招待され、Migration WA Portalで推薦を申請するmigration.wa.gov.au(新しいタブで開く)
SA南オーストラリア州政府(Move to South Australia)州の条件を満たす人が、Skilled and Business Migration portalで推薦を申請する。卒業生・州内の就労者・地方・国外の人などの枠があるmigration.sa.gov.au(新しいタブで開く)
ACTACT政府EOIを出したあと、「キャンベラ・マトリックス(Canberra Matrix)」で関心を示す。順位の高い人が推薦の申請に招待されるact.gov.au(新しいタブで開く)
TASMigration TasmaniaEOIを出したあと、Migration Tasmania GatewayでROIを出す。競争力の高い人が推薦の申請に招待されるmigration.tas.gov.au(新しいタブで開く)
NTMigrationNT(NT政府)推薦の申請を出す。ビザの発給後、少なくとも3年間NTに住み、指名した職業で働くことを約束するaustraliasnorthernterritory.com.au(新しいタブで開く)

各州・準州のページで確認できた主な点

  • NSW:subclass 190の推薦では、NSWで指名した職業に週20時間以上就いている、NSWに6か月以上続けて住んでいる、国外に6か月以上続けて住んでいる、のいずれかが必要です。職業はNSWの技能リスト(NSW Skills List)に載っている必要があります。
  • ACT:キャンベラ・マトリックスは、ACTでの居住期間、職業、仕事、英語、学歴、家族などを点数にする仕組みです。2026-27年度の推薦枠は、ACTのページでまだ確定していないと案内されています(2026年10月時点)。
  • NT:2026-27年度は申し込みが十分に集まったとして、国外からの新しい申請は受け付けていません。国内の一部の人だけを例外として受け付けています(2026年10月時点)。
  • TAS:subclass 190と491の職業リストにある職業は、少なくとも1つのTASの推薦の枠の対象になると案内されています。

手順

  1. 内務省のビザの条件(職業、技能審査、年齢、英語力、点数)を確かめる。
  2. 住みたい州・準州の推薦の条件と、受付の状況を確かめる。
  3. SkillSelectでEOIを出し、希望する州・準州を選ぶ。
  4. 州・準州によっては、ROIなどの登録をする。
  5. 州・準州から招待を受けたら、推薦を申請する。
  6. 推薦されると、内務省から招待が届く。60日以内にビザを申請する。
  7. ビザの発給後は、州・準州との約束(住む地域や期間など)を守る。

費用

州・準州への推薦の申請料は、州ごとに違います。公式ページで確認できた金額は次のとおりです(2026年10月時点)。

州内容金額
SAsubclass 190・491の推薦の申請A$394
SAROI無料
WA推薦の申請(返金なし)A$200

QLDのページでは、subclass 190・491の推薦の申請料は「追って案内(To be advised)」となっています。ほかの州・準州の金額は、各州・準州の公式ページに載っています。ビザの申請料は「技術移民とSkillSelect」にまとめています。

ここに注意してね!

  • 推薦を受けた人は、その州・準州に住み、働くことが期待されます。NTは少なくとも3年間と明記しています。
  • 州・準州が推薦を取り消すと、ビザの申請は無効になります。
  • 推薦は仕事の保証ではありません。NTのページは、仕事と住まいは自分で探すよう案内しています。
  • TASの州政府は、ビザの選び方について助言できないと案内しています。個別の相談は、登録移民エージェントや弁護士にしてください(「登録移民エージェントと相談先」)。

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