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州推薦の技術ビザ(Skilled Nominated visa、subclass 190)

ひとことで言うと

州・準州政府の推薦を受けた技術者が、永住者として暮らし働くためのポイント制のビザです。SkillSelectで関心表明(EOI)を出し、州・準州に推薦されると内務省から招待されます。推薦で5点が加わり、申請料は2026年10月時点で本人A$6,140からです。

目次
  1. 州推薦の技術ビザとは
  2. 州・準州ごとの違い
  3. 手順
  4. 費用
  5. 日本との違い・注意点
UTC+10
ここは大事だよ

条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

州推薦の技術ビザとは

州推薦の技術ビザ(Skilled Nominated visa、subclass 190)は、州・準州政府の推薦を受けた技術者が、永住者としてオーストラリアに住み、働けるビザです。

このビザでできること

内務省の190のページ(新しいタブで開く)によると、次のことができます。

  • オーストラリアに無期限に住み、働き、学ぶ
  • 公的医療保険の(Medicare)に加入する
  • 親族の呼び寄せのスポンサーになる
  • 発給から5年間、何度でも出入国する
  • 条件を満たせば、成人移民英語プログラム(Adult Migrant English Program)の無料の英語クラスに通う
  • 条件を満たせば、市民権を得る

新しく来た永住者は、一部の政府の給付を受けるまで待つ必要がある場合があります。

主な条件

条件内容
推薦州・準州政府の機関に推薦される
招待SkillSelectで関心表明(EOI)を出し、推薦を受けたうえで招待される
職業190の対象の職業リストに載っている
技能審査指名した職業に合った技能審査(skills assessment)がある。有効期間や取得の時期は内務省のページで確認
年齢招待の時点で45歳未満。EOIを出したあと、招待の前に45歳になると招待されない
点数ポイントテストで65点以上
英語招待の時点で、少なくともCompetent English
健康・素行本人と家族が健康の要件を満たす。素行の要件は16歳以上が対象。同行しない家族も対象になることがある

招待には、審査で満たす必要のある点数が書かれます。EOIの内容によっては、65点より高いことがあります。州・準州の推薦を受けると、ポイントテストで5点が加わります(「ポイントテスト」)。

推薦の仕組み

  • EOIを出すと、州・準州政府の機関がEOIを見られます。
  • 推薦された人だけが、内務省から招待されます。
  • 推薦の基準は、州・準州ごとに違います。推薦の手続きは、各州・準州の機関に直接問い合わせるよう内務省は案内しています。
  • 申請のあとで州・準州が推薦を取り消すと、申請は無効になります。

国内から申請する場合

国内から申請するときは、本来のビザ(substantive visa)か、ブリッジングビザA・B・C(subclass 010・020・030)を持っている必要があります。持っていない場合、申請は有効になりません。

今持っているビザか最後に持っていた本来のビザが、地方の暫定ビザ(subclass 491か494)の場合は、申請の時点でそのビザを3年以上持っている必要があります。

審査の優先順位

内務省は、190の申請を大臣指示(Ministerial Direction No. 122)に沿って優先順位をつけて処理しています。2026年10月時点のページでは、建設・医療・教育などの分野は2026年3月以前、申請時に国内にいた人は2026年1月以前、国外から申請した人は2025年2月以前に出した申請を処理中と案内しています。処理の状況は変わるため、内務省のページで確認してください。

家族と永住者になる日

家族(members of the family unit)は、申請のときに含めるか、申請のあと決定の前に加えられます。

ビザが発給された日に永住者になります。市民権の計算上は、国内で発給された場合は発給の日、国外で発給された場合はこのビザで入国した日から永住が始まります。

州・準州ごとの違い

推薦の基準、対象の職業、受付の状況は州・準州ごとに違い、年度ごとに変わります。内務省の190のページから、各州・準州の推薦の窓口に次のようにリンクされています(2026年10月時点)。

州・準州推薦の窓口
NSWnsw.gov.au(新しいタブで開く)
VICliveinvictoria.vic.gov.au(新しいタブで開く)
QLDmigration.qld.gov.au(新しいタブで開く)
WAmigration.wa.gov.au(新しいタブで開く)
SAmigration.sa.gov.au(新しいタブで開く)
ACTact.gov.au(新しいタブで開く)
TASmigration.tas.gov.au(新しいタブで開く)
NTtheterritory.com.au(新しいタブで開く)

各州・準州の申し込みの流れと推薦の費用は「州・準州の推薦」にまとめています。最新の情報は各州・準州の公式ページにあります。

手順

  1. 職業リスト、技能審査、英語、点数の条件を確認する(「職業リスト」「技能審査」)。
  2. 住みたい州・準州の推薦の条件と受付の状況を確認する。
  3. SkillSelectでEOIを出す(「技術移民とSkillSelect」)。あわせて、各州・準州の推薦の手続きに従う。
  4. 州・準州の推薦を受け、内務省から招待を受ける。
  5. 招待の日から60日以内に、オンラインで申請する(ImmiAccount)。EOIで申告した内容の証明を出す。
  6. 結果を書面で受け取る。許可の場合は、ビザ許可番号、開始日、条件が知らされる(「ビザの許可通知とラベルなしのビザ」)。

費用

2026年10月時点で、主な申請者の申請料はA$6,140からです(限られた場合に減額あり)。家族を含めると、家族1人ずつに料金がかかります。

18歳以上の申請者に、英語力が「機能的英語(functional English)」に届かない人がいる場合、2回目の支払い(second instalment)を求められることがあります。家族の2回目の支払いは、2026年10月時点でA$4,885です。ビザを許可する場合にだけ求められます。

Visa Pricing Estimatorの見積もりには、2回目の支払いや、健康診断・警察証明・生体情報の費用は含まれません(「ビザ申請料の調べ方」)。州・準州への推薦の申請の費用は、各州・準州の公式ページに載っています(「州・準州の推薦」)。

ここに注意してね!

  • 推薦は州・準州の判断です。推薦を受けても、ビザの発給が約束されるわけではありません。
  • 州・準州が申請のあとで推薦を取り消すと、申請は無効になります。
  • 出入国できるのは発給から5年間です。その後に永住者として国外から戻るには、再入国ビザ(RRV)が必要です。
  • 推薦なしで申請するビザは「技術独立ビザ(subclass 189)」で扱っています。
  • 個別の判断は、登録移民エージェントなどに相談してください(「登録移民エージェントと相談先」)。

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