オーストラリアの英語(Australian English)
オーストラリアの国語は英語です。つづりは基本的にイギリス式で、政府の文書はオーストラリア英語の辞書に合わせて書かれます。一方で、家庭で英語以外の言語を使う人も多く、100を超える先住民の言語もあります。英語が苦手な人向けの無料の英語教室や通訳サービスもまとめました。
国語は英語
内務省(Department of Home Affairs)の市民権テストの学習用資料(新しいタブで開く)は、オーストラリアの国語(national language)は英語だと説明しています。英語で意思を伝えることは、オーストラリアで暮らし、働くうえで大切だとしています。
同じ資料は、ほかの言語も大切にされていると説明しています。その中には、100を超える先住民(アボリジナルとトレス海峡諸島民)の言語も含まれます。
つづりはイギリス式が基本
連邦政府の文章の書き方の手引き「Style Manual(新しいタブで開く)」は、次のように説明しています。
- オーストラリアのつづりは、基本的にイギリスのつづりに従いますが、例外もあります。
- オーストラリアのつづりを確かめるときは、オーストラリア英語の辞書を使います。
- 政府の機関には、オーストラリア英語の辞書として「Australian concise Oxford dictionary」か「Macquarie dictionary」のどちらかを選んで使うよう勧めています。
アメリカ英語に慣れている人は、つづりの違いに気をつけてください。辞書に複数のつづりが載っている場合、Style Manualは最初に載っているつづりを使うよう勧めています。
家庭で使われる言語
統計局(Australian Bureau of Statistics、ABS)の2021年国勢調査の分析(新しいタブで開く)では、2021年に580万人(人口の22.8%)が家庭で英語以外の言語を使っていました。最も多いのは北京語(Mandarin)で、アラビア語、ベトナム語、広東語、パンジャブ語が続きます。
英語を「あまり話せない」「まったく話せない」と答えた人は、人口の3.4%です(同じ分析)。
先住民の言語
ABSの2021年国勢調査のまとめでは、先住民のうち9.5%(約7万7,000人)が家庭で先住民の言語を使っていました。84.1%は家庭で英語だけを使っていました。先住民の言語については「先住民の言語」で扱います。
英語を学ぶ・通訳を頼む
- 成人移住者英語プログラム(Adult Migrant English Program、AMEP):内務省のAMEPのページで説明されている、条件を満たす移住者や人道的な理由で入国した人が、無料で英語を学べる制度です。18歳以上で英語がほとんど話せない人のうち、永住者や対象の一時ビザを持つ人などが対象です。くわしくは「移住者向けの無料英語(AMEP)」にまとめています。
- 通訳:内務省の翻訳通訳サービス(TIS National)の電話通訳のページ(新しいタブで開く)のとおり、電話通訳は24時間利用でき、131 450に電話すると必要な言語を聞かれます。使い方は「無料の通訳サービス(TIS National)」の記事で扱っています。
語学学校で学ぶ道は「語学学校(ELICOS)」で紹介しています。
ここに注意してね!
- 学校で学んだ英語がアメリカ式の場合、つづりが違う単語があります。オーストラリアの公的な書類や学校の課題では、オーストラリア英語の辞書のつづりを確認してください。
- 日常会話でよく使う略語やくだけた言い方は「オージー英語の基本」で扱います。
- 日付や数字、単位の書き方もアメリカ式と違う点があります。違いは「単位と表記(日付・メートル法)」にまとめています。
- AMEPを使えるかどうかは、ビザの種類や入国の時期で変わります。AMEPの提供機関か内務省に確認してください。
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