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オーストラリアの英語(Australian English)

ひとことで言うと

オーストラリアの国語は英語です。つづりは基本的にイギリス式で、政府の文書はオーストラリア英語の辞書に合わせて書かれます。一方で、家庭で英語以外の言語を使う人も多く、100を超える先住民の言語もあります。英語が苦手な人向けの無料の英語教室や通訳サービスもまとめました。

目次
  1. 国語は英語
  2. つづりはイギリス式が基本
  3. 家庭で使われる言語
  4. 先住民の言語
  5. 英語を学ぶ・通訳を頼む
  6. 日本との違い・注意点
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国語は英語

内務省(Department of Home Affairs)の市民権テストの学習用資料(新しいタブで開く)は、オーストラリアの国語(national language)は英語だと説明しています。英語で意思を伝えることは、オーストラリアで暮らし、働くうえで大切だとしています。

同じ資料は、ほかの言語も大切にされていると説明しています。その中には、100を超える先住民(アボリジナルとトレス海峡諸島民)の言語も含まれます。

つづりはイギリス式が基本

連邦政府の文章の書き方の手引き「Style Manual(新しいタブで開く)」は、次のように説明しています。

  • オーストラリアのつづりは、基本的にイギリスのつづりに従いますが、例外もあります。
  • オーストラリアのつづりを確かめるときは、オーストラリア英語の辞書を使います。
  • 政府の機関には、オーストラリア英語の辞書として「Australian concise Oxford dictionary」か「Macquarie dictionary」のどちらかを選んで使うよう勧めています。

アメリカ英語に慣れている人は、つづりの違いに気をつけてください。辞書に複数のつづりが載っている場合、Style Manualは最初に載っているつづりを使うよう勧めています。

家庭で使われる言語

統計局(Australian Bureau of Statistics、ABS)の2021年国勢調査の分析(新しいタブで開く)では、2021年に580万人(人口の22.8%)が家庭で英語以外の言語を使っていました。最も多いのは北京語(Mandarin)で、アラビア語、ベトナム語、広東語、パンジャブ語が続きます。

英語を「あまり話せない」「まったく話せない」と答えた人は、人口の3.4%です(同じ分析)。

先住民の言語

ABSの2021年国勢調査のまとめでは、先住民のうち9.5%(約7万7,000人)が家庭で先住民の言語を使っていました。84.1%は家庭で英語だけを使っていました。先住民の言語については「先住民の言語」で扱います。

英語を学ぶ・通訳を頼む

  • 成人移住者英語プログラム(Adult Migrant English Program、AMEP):内務省のAMEPのページで説明されている、条件を満たす移住者や人道的な理由で入国した人が、無料で英語を学べる制度です。18歳以上で英語がほとんど話せない人のうち、永住者や対象の一時ビザを持つ人などが対象です。くわしくは「移住者向けの無料英語(AMEP)」にまとめています。
  • 通訳:内務省の翻訳通訳サービス(TIS National)の電話通訳のページ(新しいタブで開く)のとおり、電話通訳は24時間利用でき、131 450に電話すると必要な言語を聞かれます。使い方は「無料の通訳サービス(TIS National)」の記事で扱っています。

語学学校で学ぶ道は「語学学校(ELICOS)」で紹介しています。

ここに注意してね!

  • 学校で学んだ英語がアメリカ式の場合、つづりが違う単語があります。オーストラリアの公的な書類や学校の課題では、オーストラリア英語の辞書のつづりを確認してください。
  • 日常会話でよく使う略語やくだけた言い方は「オージー英語の基本」で扱います。
  • 日付や数字、単位の書き方もアメリカ式と違う点があります。違いは「単位と表記(日付・メートル法)」にまとめています。
  • AMEPを使えるかどうかは、ビザの種類や入国の時期で変わります。AMEPの提供機関か内務省に確認してください。

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比較・雑学オージー英語の基本(Australian English)オーストラリアの英語のつづりは、多くがイギリス式です(例外もあります)。日付は「日・月・年」の順で、4/6/2021は2021年6月4日です。連邦政府の文章の書き方の手引き「Style Manual」をもとに、暮らしで役立つ基本をまとめます。比較・雑学よく聞く略語とスラング(Australian abbreviations and slang)オーストラリアの英語には、言葉を短くした言い方があります。政府観光局のサイトでも「avo(アボカド)」「cossie(水着)」「esky(クーラーボックス)」などが使われています。役所の手続きでも「rego」「TFN」などの略語が使われます。基礎知識単位と表記(日付・メートル法、Dates and measurements)オーストラリアはほとんどの量にメートル法(国際単位系、SI)を使います。日付は「日・月・年」の順で、数字だけで書くときは「4/6/2021」(2021年6月4日)のように日を先に書きます。連邦政府の文章の手引き(Style Manual)に沿って、日付・時刻・単位・金額の書き方をまとめました。教育・子育て移住者向けの無料英語(AMEP、Adult Migrant English Program)AMEPは、対象となる移住者と人道的入国者が無料で英語を学べる連邦政府の制度です。18歳以上で英語がほとんど話せない永住者、対象の一時ビザを持つ人などが参加できます。2020年10月1日より後に対象のビザが始まった人は、6か月以内の登録などの期限があります。教育・子育て語学学校(ELICOS、English Language Intensive Courses for Overseas Students)ELICOSは、留学生向けの集中英語コースです。学生ビザで通うコースは連邦政府の登録簿CRICOSに登録され、週20時間以上の対面授業などの国の基準(ELICOS Standards 2018)を守る必要があります。観光ビザでは最長3か月、ワーキングホリデーでは最長4か月まで勉強できます。生活無料の通訳サービス(TIS National、Translating and Interpreting Service)TIS Nationalは内務省が提供する通訳サービスで、131 450に電話すると24時間いつでも電話通訳を使えます。日本語にも対応しています。英語が苦手な人の多くは無料で使え、通常は連絡先の機関が費用を負担します。一部のビザで永住する人などは、書類の無料翻訳(Free Translating Service)も使えます。先住民の文化先住民の言語(Aboriginal and Torres Strait Islander languages)オーストラリアには、800の方言を含む250を超える先住民の言語があります。それぞれの言語は、決まった土地と人々に結びついています。AIATSISは、言語の地図やデータベース「AustLang」を公開しています。