オージー英語の基本(Australian English)
オーストラリアの英語のつづりは、多くがイギリス式です(例外もあります)。日付は「日・月・年」の順で、4/6/2021は2021年6月4日です。連邦政府の文章の書き方の手引き「Style Manual」をもとに、暮らしで役立つ基本をまとめます。
政府のStyle Manualから
オーストラリアの言語は英語です(外務省のオーストラリア基礎データ(新しいタブで開く))。連邦政府は、政府の文章の書き方をまとめた「Style Manual(スタイル・マニュアル)」を公開しています。このページでは、その内容をもとに、暮らしで目にする書き方の基本を紹介します。
つづりはイギリス式が基本
Style Manualのつづりのページ(新しいタブで開く)では、オーストラリアのつづりはおおむねイギリス式に従い、例外もあるとしています。オーストラリア英語の辞書で確認するよう勧めています。
政府の文章で使う辞書として、次の2つが勧められています。
- オーストラリア簡約オックスフォード辞典(Australian concise Oxford dictionary、ACOD)
- マッコーリー辞典(Macquarie dictionary)
Style Manualは、辞書には英語の地域ごとの言葉や使い方も載っていると説明しています。
名詞と動詞でつづりが変わる言葉
Style Manualのよくある間違いの一覧には、名詞と動詞でつづりが変わる言葉が載っています。
| 名詞 | 動詞 | 意味 |
|---|---|---|
| licence | license | 免許・許可(名詞)/許可を与える(動詞) |
| practice | practise | 習慣・実践(名詞)/練習する(動詞) |
| advice | advise | 助言(名詞)/助言する(動詞) |
免許証などの「免許」の意味では、名詞の「licence」を使います。ほかにも、「councillor(カウンシルの議員)」と「counsellor(カウンセラー)」のように、似た言葉の違いが紹介されています。
日付は「日・月・年」
Style Manualの日付と時刻のページのとおり、オーストラリアの日付は「日・月・年」の順です。
| 書き方 | 例 | 意味 |
|---|---|---|
| 文章の中 | 31 December 2020 | 2020年12月31日 |
| 曜日を入れる | Thursday 31 December 2020 | 2020年12月31日(木) |
| 数字だけ | 4/6/2021 | 2021年6月4日 |
数字だけの日付は、国によって順序が違うため、間違えやすいとされています。たとえば「4/6/2021」は、オーストラリアでは6月4日です。書類の期限や予約の日付を読むときは注意しましょう。
月と曜日の略し方の例は次のとおりです。
- 月:Jan、Feb、Mar、Apr、May、June(Jun)、July(Jul)、Aug、Sept(Sep)、Oct、Nov、Dec
- 曜日:Mon、Tues(Tue)、Wed、Thurs(Thu)、Fri、Sat、Sun
時刻の書き方
時刻の書き方は、Style Manualでは次のとおりです。
- 時と分の間はコロン:8:22 am、6:30 pm
- 「am」「pm」は小文字で書く。
- 12時は「12 am」「12 pm」ではなく、「noon(正午)」「midday(正午)」「midnight(午前0時)」と書く。
- 時刻表などでは24時間制も使う:07:38、23:18
時間帯の略語
Style Manualは、主な時間帯の略語として次を挙げています。
| 略語 | 意味 |
|---|---|
| AEST / AEDT | オーストラリア東部標準時/東部夏時間 |
| ACST / ACDT | オーストラリア中部標準時/中部夏時間 |
| AWST | オーストラリア西部標準時 |
北部準州(NT)、クイーンズランド州(QLD)、西オーストラリア州(WA)では、夏時間(daylight saving)を行いません。
大文字で書く言葉
祝日や行事の名前は大文字で始めます。たとえば「Anzac Day(アンザック・デー)」は、Australian and New Zealand Army Corpsの略ですが、最初の1文字だけを大文字にして書きます。季節の名前(summer、winterなど)は小文字です。
先住民の人々を表す「Aboriginal」「Torres Strait Islander」も大文字で始めます。言葉の選び方は「敬意のある言葉づかい」にまとめています。
ここに注意してね!
- 数字だけの日付は「日/月/年」の順です。学校や職場、病院の予約、ビザの書類などで読み間違えないようにしましょう。
- Style Manualにあるとおり、オーストラリア・イギリス・アメリカの英語では、同じ意味の言葉でもつづりが違うことがあります。公的な書類や仕事の文章では、オーストラリア英語の辞書で確認すると安心です。
- 日常の略語やスラングは「よく聞く略語とスラング」、発音は「発音の特徴」で取り上げています。
- 英語を学ぶ学校については「語学学校(ELICOS)」の記事があります。
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