街の鳥(Bin chickens)
ひとことで言うと
公園やごみ箱のまわりでよく見かける、白い体に黒い頭と長い曲がったくちばしの鳥は、オーストラリアクロトキ(Australian white ibis)です。ごみをあさる習性から「bin chicken(ごみ箱のニワトリ)」「tip turkey(ごみ捨て場の七面鳥)」などのあだ名で呼ばれています。
どんな鳥か
オーストラリアクロトキ(Australian white ibis)の特徴を、オーストラリア博物館(Australian Museum)のページ(新しいタブで開く)から表にまとめます。
| 項目 | 博物館の説明 |
|---|---|
| 大きさ | 体長69〜76cm |
| 見た目 | 体はほとんど白く、頭と首は黒い。頭には羽がない。黒くて長い、下に曲がったくちばし |
| すみか | 沼、池、氾濫原、草地。都市の公園や庭にもうまく住みついている |
| 食べ物 | 陸や水の中の小さな生き物と、人の食べ残し。ザリガニや貝をくちばしで掘って食べるのを好む |
| 子育て | 大きな群れで巣を作る。1年に1〜2回ひなを育てる |
博物館は、都市で人の食べ物を利用するようになった群れがあり、害鳥とみなされるようになっていると説明しています。一方で、本来の生息地では数が減っています。
なぜ都市にいるのか
オーストラリア国立大学(ANU)のオーストラリア国立辞書センターは、2015年8月の「今月の言葉」(新しいタブで開く)で、次のように説明しています。
- この鳥は、もともと湿地で小さな生き物を食べている。
- 1970年代から、都市で見られることが増えた。
- 主な理由は、大規模な農業、都市の広がり、干ばつによって、本来のすみかが減ったこと。
- 都市では、人の食べ残しをあさることで暮らしに適応した。
「bin chicken」などのあだ名
都市でごみをあさる姿から、この鳥にはあまりよくない意味のあだ名がいくつもつけられています。
| あだ名 | 意味 |
|---|---|
| bin chicken | ごみ箱のニワトリ |
| tip turkey | ごみ捨て場(tip)の七面鳥 |
| dump chook | ごみ捨て場のニワトリ |
| dumpster diver | ごみ箱にもぐる者 |
| flying rat | 空飛ぶネズミ |
辞書センターは、「tip turkey」が記録された最初の例を2009年としています。「chook(ニワトリ)」という言葉は「食べ物の呼び方」でも紹介しています。
ここに注意してね!
- この鳥は都市の公園や庭にも住みついています。街なかで見かけても驚かないようにしましょう。
- あだ名は、ごみをあさる姿からついた、あまりよくない意味を含む言い方です。
- オーストラリアの動物については「オーストラリアの動物」、春に人に向かってくる鳥は「繁殖期のカササギ」の記事で紹介しています。
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