ミートパイ(Meat pie)
ミートパイは、パイ生地にひき肉や角切りの肉とグレービーを詰めた食べ物です。オーストラリアとニュージーランドの食品基準では「ミートパイ」の名前で売るものに肉の量の決まりがあり、1kgあたり250g以上の肉(meat flesh)を含む必要があります。
どんな食べ物か
政府観光局(Tourism Australia)は、ミートパイを「さくさくのパイ生地に、ひき肉や角切りの肉と濃いグレービーを詰めたもの」と紹介しています(政府観光局のページ(新しいタブで開く))。何十年もの間、オーストラリアの労働者の歴史の一部だったと説明しています。
食べ方
政府観光局の食の体験のページでは、牛肉とグレービーを詰めたパイに、トマトソース(tomato sauce)をのせて食べる姿が紹介されています。ドライブの途中の軽食としても定番です。
味の種類
昔ながらの味は牛肉ですが、今はいろいろな味があります。政府観光局は、モロッコ風のラム肉、チーズバーガー味、ホタテ入りなどの例を挙げています。
どのくらい食べられているか
オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)のミートパイのページ(新しいタブで開く)によると、オーストラリアでは1人あたり年に約12個、全体で約2億7,000万個のミートパイが食べられています。ニュージーランドでは1人あたり年に約15個、全体で約6,600万個です。
「ミートパイ」には法律の決まりがある
オーストラリアとニュージーランドの食品基準(Australia New Zealand Food Standards Code)の基準2.2.1(肉と肉製品)(新しいタブで開く)は、ミートパイを次のように定めています。
| 用語 | 基準での意味 |
|---|---|
| ミートパイ(meat pie) | 1kgあたり250g以上の肉(meat flesh)を含むパイ |
| 肉(meat flesh) | 骨格筋の肉と、それに付いた脂肪・皮・結合組織など |
「ミートパイ」として売る食べ物は、この定義に合っている必要があります。つまり、パイ全体の重さの4分の1以上が肉ということです。
FSANZのページでは、「肉」に入る動物も説明されています。水牛、ラクダ、牛、シカ、ヤギ、野ウサギ、豚、家きん、ウサギ、羊のうち、野生ではない状態で処理されたものの骨格筋です。パイの残りの部分は、ふつうパイ生地、グレービー、植物性たんぱく質などです。
同じ基準は、ソーセージとして売るものにも、脂肪を除いた肉を1kgあたり500g以上含むことなどを定めています。
ラベルで中身を確かめる
FSANZによると、包装されたミートパイには、すべての原材料を書いた一覧(原材料表示)が必要です。
また、包装された食品の多くは、特徴となる材料(characterising ingredient)の割合をパーセントで表示します。特徴となる材料とは、食品の名前に入っている材料や、ラベルの言葉や絵で強調されている材料のことです。たとえばイチゴのヨーグルトなら「イチゴ9%」のように、原材料表示の中で材料名のすぐ後に書かれます。似た商品を比べるときに役立ちます。
ここに注意してね!
- この決まりは、「ミートパイ」として売られる食べ物についてのものです(基準2.2.1の第4項)。
- ほかの代表的な食べ物は「オーストラリアの食べ物」にまとめています。
- 包装された食品の表示の読み方は「食品表示とアレルギー表示」で説明しています。
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