日本人のためのオーストラリア情報
スポーツ・文化 / スポーツ

水泳とライフセービング(Swimming and surf lifesaving)

在住駐在留学ワーホリ旅行
ひとことで言うと

オーストラリアでは、海辺のボランティア組織「サーフ・ライフセービング」が浜を見守り、子ども向けの「ニッパーズ」も盛んです。学校でも水泳と水の安全を学ぶ授業があり、内容は州ごとに決まっています。

目次
  1. サーフ・ライフセービング
  2. ニッパーズ
  3. 大会
  4. 学校の水泳の授業
  5. 州・準州ごとの違い
  6. 日本との違い・注意点

サーフ・ライフセービング

オーストラリアの浜では、サーフ・ライフセービング(Surf Life Saving)のクラブの人たちが、赤と黄色の旗を立てて泳ぐ区域を見守っています。赤と黄色の旗は、見守りが行われている区域を示します(SLSAのBeachsafeのページ(新しいタブで開く))。

ニューサウスウェールズ州(NSW)の団体、サーフ・ライフセービングNSW(Surf Life Saving NSW)のページ(新しいタブで開く)によると、NSWの活動の規模は次のとおりです。

項目NSWの数
サーフ・ライフセービングのクラブ129
ボランティアの会員75,000人
夏に赤と黄色の制服で浜に立つ会員20,000人以上
季節ごとに雇うライフガード330人以上

同じページは、団体の目的を、命を救うこと、立派なオーストラリア人を育てること、よりよい地域をつくることだとしています。この目的は100年以上変わっていないと説明しています。

サーフ・ライフセービングNSWは、15のカウンシル(地方自治体)などから受けて、90か所以上でライフガードのサービスを行っています。

ニッパーズ

ニッパーズ(Nippers)は、サーフ・ライフセービングのクラブが行う子ども向けの活動です。サーフ・ライフセービングNSWによると、NSWでは14歳未満の30,000人以上の会員が参加しています。

大会

サーフ・ライフセービングには競技の大会もあります。NSWの州大会には、全体で7,000人以上が参加します。

学校の水泳の授業

学校での水泳と水の安全の授業は、州ごとに決まっています。

州・準州ごとの違い

クオまる

州によってちがうから、住んでいる州を確認してね。

州・準州学校の水泳と水の安全(2026年10月時点)
ニューサウスウェールズ州(NSW)州教育省が1954年から授業を行っている。深い水で25mを自信をもって泳げない小学生などが対象。10日間続けて、1回45分。指導の費用は州が出し、プールと移動の費用は生徒が負担する
ビクトリア州(VIC)小学校を終えるまでに、決められた水泳と水の安全の知識と技能を身につけることが期待されている。州の予算で公立と、カトリックの小学校などの授業を支援している
クイーンズランド州(QLD)各州の公式ページで確認
西オーストラリア州(WA)各州の公式ページで確認
南オーストラリア州(SA)各州の公式ページで確認
オーストラリア首都特別地域(ACT)各準州の公式ページで確認
タスマニア州(TAS)各州の公式ページで確認
北部準州(NT)各準州の公式ページで確認

NSWはNSW州教育省のページ(新しいタブで開く)、VICはビクトリア州政府のページ(新しいタブで開く)によります。NSWでは、毎年約1,300校、110,000人以上の生徒が授業を受けています。

VICの水の安全の証明書

ビクトリア州政府のページによると、VICの水の安全の証明書(Victorian Water Safety Certificate)では、次のようなことができるかを見ます。

  • 50mを続けて泳ぐ
  • 深い所にもぐり、水中を泳いで物を拾う
  • 薄い服を着たまま、2分間の立ち泳ぎと、3分間の泳ぎを続ける

ここに注意してね!

  • 浜では、赤と黄色の旗の間で泳ぎます。旗の意味は「海の安全(旗の間で泳ぐ)」を見てください。
  • サーフ・ライフセービングのクラブの多くはボランティアが支えています。子どもをニッパーズに参加させたい人は、近くのクラブの公式ページで確認してください。
  • 子どもの学校での水泳の授業は、州や学校によって内容や費用の負担が違います。学校に確認してください。
  • 家庭のプールでの子どもの事故については「プールと子どもの水難事故」を見てください。

この記事をシェアする

次に読むならこれ

関連する記事

自然・安全海の安全(旗の間で泳ぐ、Swim between the flags)オーストラリアの海で泳ぐときは、ライフガードが見守る赤と黄色の旗の間で泳ぎます。最大の危険は離岸流(Rip current)で、毎年多くの人が亡くなっています。旗のない浜では、わからなければ海に入らないのが原則です。困ったら片手を上げて振り、助けを求めます。自然・安全離岸流(Rip current)離岸流は、岸から沖へ向かう流れで、オーストラリアの浜で最も多く、最も大きな危険です。平均して毎年少なくとも21人が亡くなっています。見守りのある浜で赤と黄色の旗の間を泳ぎ、流されたら落ち着いて片手を上げて助けを求めます。自然・安全プールと子どもの水難事故(Pool safety)家庭のプールでの溺水は、5歳未満の子どもの防げる死因の大きな一つです。どの州・準州でも、水深30cmほどまで水を張れるプールには、子どもが入れない柵(safety barrier)が法律で求められます。登録や定期検査の決まりは州ごとに違います。見守り・柵・水に慣れる練習・心肺蘇生の4つの対策と、州ごとの規則をまとめました。観光サーフィン(Surfing)オーストラリアの海岸ではサーフィンが盛んですが、波や離岸流には危険もあります。海の安全を担うサーフ・ライフセービング・オーストラリアは、初心者向けの道具の選び方や、出かける前の確認の手順を公開しています。旗や標識の意味を知ってから海に入ります。教育・子育て学校の水泳教育(school swimming and water safety)オーストラリアの多くの州・準州では、公立の小学校で水泳と水の安全の授業が行われます。対象の学年、期間、費用の負担は州ごとに違います。プールだけでなく、海や川での安全の学習を含むプログラムもあります。スポーツ・文化スポーツ観戦の基本(Watching sport)オーストラリアでは、AFL、ラグビー、クリケット、テニスなどを競技場で観戦できます。チケットは大会の公式サイトに載っている販売元から買うのが安全です。NSWとVICには、チケットを定価の10%を超える値段で転売することを禁じる法律があります。