サーフィン(Surfing)
オーストラリアの海岸ではサーフィンが盛んですが、波や離岸流には危険もあります。海の安全を担うサーフ・ライフセービング・オーストラリアは、初心者向けの道具の選び方や、出かける前の確認の手順を公開しています。旗や標識の意味を知ってから海に入ります。
サーフィンをする人の多さ
海の安全を担うサーフ・ライフセービング・オーストラリア(Surf Life Saving Australia、SLSA)のページ(新しいタブで開く)では、サーフィンをするオーストラリアの大人は約150万人。カヤックやスタンドアップパドルなど、ほかの道具を使う人も約110万人います。
SLSAは、サーフボードやボディボードなど、エンジンのない道具を使う海の遊びを「ウォータークラフト(watercraft)」と呼んでいます。サーフィンやウォータークラフトでの事故を減らすため、各地で安全の取り組みが行われています。
旗と標識
浜の旗の意味は次のとおりです。
| 旗 | 意味 |
|---|---|
| 赤と黄色の旗 | この間で泳ぐ(ライフガードが見守る区域) |
| 赤い旗 | 泳いではいけない |
| 黄色の旗 | 注意が必要。危険があるおそれ |
| 赤と白の旗 | 水から出る |
| 黒と白の旗 | サーフボードなどで波に乗る区域の境界 |
赤と黄色の旗の間は泳ぐための区域です。黒と白の旗は、サーフボードなどの区域の境目を示します。赤と黄色の旗がない浜では、ライフガードに確認し、わからなければ海に入らないよう案内されています。
波の種類
SLSAのページは、くだける波を3種類に分けています。
| 波 | 特徴 |
|---|---|
| 巻き波(plunging、dumping) | くだけるときに筒の形になる。浅い砂地や岩に人をたたきつけることがあり、特に危険 |
| くずれ波(spilling、rolling) | 遠浅の浜で多い。比較的安全 |
| 寄せ波(surging) | 岸近くまで深く、くだけないことがある。岩場や急な浜に多く、突然人を倒して深い所へ引き込む |
波は大きい波の集まり(セット)と、小さい波の時間(ラル)をくり返します。
道具の選び方
SLSAのページでは、サーフボードの種類を次のように説明しています。
- ソフトボード(foamie):柔らかい素材で、習い始めに向いています。大人は大きい板ほど乗りやすく、サーフスクールでは8フィートほどのものがよく使われます。
- ロングボード:長さは8〜10フィートほど。安定していて波に乗りやすい一方、向きを変えにくい板です。
- ミニマル・ファンボード:ロングボードより小さく、厚みと幅があります。上達してきた人がよく選びます。
- ショートボード:5〜7フィートほど。波に乗るのが難しく不安定ですが、経験者は自由に動かせます。
どの板でも、リーシュ(leg rope、足と板をつなぐひも)を付けるよう案内されています。板が流されないだけでなく、近くの人に板が当たるのを防ぎます。ボディボードでも、足ひれ(フィン)とリーシュを使うよう案内されています。
サメ
ニューサウスウェールズ州(NSW)政府のSharkSmartのページ(新しいタブで開く)の説明では、NSWの沿岸にはホホジロザメ、イタチザメ、オオメジロザメが一年中います。海に入る前に、SharkSmartアプリで目撃情報を確認するよう案内しています。サメの話は「サメへの注意」にまとめています。
手順
SLSAは、海に出る前に「STOP. LOOK. PLAN」の順で確認するよう呼びかけています。
- STOP:天気を確認する。潮と海の状態を確認する。
- LOOK:道具を点検する。必要なら人数分のライフジャケットを用意する。電話か無線を持つ。
- PLAN:行き先と戻る時刻を誰かに伝える。緊急時の行動を決めておく。お酒を飲んでから海に出ない。
緊急時は、携帯電話で000に電話するか、合図をして助けを求めます。できるだけ道具の近くにいて、落ち着いて危険から離れます。
ここに注意してね!
- オーストラリアの浜では、泳ぐ区域とサーフボードの区域が旗で分けられていることがあります。海に入る前に旗の位置を確認しましょう。旗の意味は「海の安全(旗の間で泳ぐ)」でも説明しています。
- 波の大きさや離岸流は日によって変わります。離岸流は「離岸流」の記事で扱っています。
- NSW州政府は、水辺での安全の情報をNSW州政府のページ(新しいタブで開く)にまとめています。命の危険があるときは000に電話します。
- 海で過ごすときの日差しへの備えは、「日差しと紫外線対策」も読んでおきましょう。
この記事をシェアする