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専門医と紹介状(Specialists and referrals)

ひとことで言うと

専門医(specialist)の診察でメディケアの給付を受けるには、GPなどからの紹介状(referral)が必要です。GPからの紹介状は原則12か月、専門医から別の専門医への紹介状は原則3か月有効です。紹介状がなくても診てくれる専門医はいますが、その場合メディケアからは何も出ません。

目次
  1. 紹介状のしくみ
  2. 手順
  3. 費用
  4. 日本との違い・注意点
ここは大事だよ

条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

紹介状のしくみ

オーストラリアでは、まずGP(かかりつけ医)にかかり、必要に応じて専門医を紹介してもらうのが基本です。紹介状(referral)は、医師などがほかの医療者にあてて書く手紙です。

紹介状の宛先になるのは、次のような相手です(healthdirectのページ(新しいタブで開く))。

  • 専門医(specialist)
  • 心理士・理学療法士などの医療関連職(allied health)
  • X線などの画像検査(radiology)
  • 血液検査などの病理検査(pathology)

紹介状を書けるのは、医師のほか、歯科医師、ナースプラクティショナー、助産師、理学療法士、検眼士、心理士などです。

専門医は自分で選べる

紹介状は特定の専門医あてでなくてもかまいません。「Dear psychiatrist」のように、専門分野だけを書いた一般的な紹介状もあります。行きたい専門医を自分で選ぶことも、GPにすすめてもらうこともできます。

紹介状の有効期間

Services Australiaの医療者向けページ(新しいタブで開く)では、上の有効期間を次のように定めています(2026年10月時点)。

紹介の種類有効期間
GPから専門医へ専門医が初めて診察した日から12か月(紹介状に別の期間の記載がある場合を除く)
GPから専門医へ(継続的な治療が必要な場合)12か月を超える期間、または期限なしにできる
専門医から別の専門医へ3か月(入院中の患者は入院している間)

期間は紹介状を書いた日ではなく、専門医が初めて診察した日から数えます。期限なしの紹介状でも、新しい別の病気には新しい紹介状が必要です。

紹介状がない場合

紹介状がなくても診てくれる専門医は多いものの、断られることもある、とhealthdirectは説明しています。紹介状なしで専門医にかかると、メディケアからの給付はありません。

手順

  1. GPを予約し、症状を相談する。GPがどの専門医にかかるべきか助言します。
  2. 紹介状を書いてもらう。希望の専門医があれば伝えます。
  3. 専門医に予約を入れる。予約のときに料金とメディケアからの給付額を確認します。
  4. 診察の日に紹介状とメディケアカードを持っていく。
  5. 専門医の所見は、紹介したGPに送られます。

費用

専門医の料金は、それぞれの医師が決めます。Services Australiaのページの説明では、病院の外での診察では、メディケアは政府が定めた料金(Schedule fee)の85%を払うのが通常です(2026年10月時点)。請求額との差額は自己負担です。

Services Australiaのページでは、民間医療保険は一部の専門医の診察を補償しないと説明しています。入院していない場合、X線などの画像検査や血液検査も民間医療保険の対象外です。

日本とのちがいと注意点だよ!

  • 日本では、紹介状なしで一定規模以上の特定の病院の外来にかかると、一部負担金(3割負担等)とは別に「特別の料金」がかかります(厚生労働省のページ(新しいタブで開く))。オーストラリアでは、紹介状がないと専門医の診察にメディケアの給付がありません。
  • 紹介状をなくした場合の扱いは、専門医の医療機関で相談できます。
  • セカンドオピニオンを求めて、別の専門医への紹介を頼むこともできます。
  • メディケアの対象外の人は、紹介状の有無にかかわらず全額を払い、加入している保険に請求します。補償の条件は保険会社に確認してください。

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