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海外からの荷物と税関(Importing by post)

ひとことで言うと

海外から届く荷物は、受け取る人が輸入者になります。価格がA$1,000以下の荷物は、お酒とたばこを除き、原則として国境で関税などはかかりません。ただし海外の通販では、買うときにGSTが上乗せされることがあります。A$1,000を超える荷物は、輸入申告と関税・税金の支払いが必要です。

目次
  1. 受け取る人が輸入者になる
  2. 価格による違い
  3. 海外の通販で払うGST
  4. お酒とたばこ
  5. つの荷物に複数の人の品物が入っている場合
  6. 禁止・制限されている品物と検疫
  7. 手順
  8. 費用
  9. 日本との違い・注意点
ここは大事だよ

条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

受け取る人が輸入者になる

海外から郵便で荷物を受け取る人は、その品物の輸入者です(国境警備隊(Australian Border Force、ABF)の郵便での輸入のページ(新しいタブで開く))。頼んでいない荷物でも同じです。

郵便で届く荷物はすべて、ABFと農林水産省(Department of Agriculture, Fisheries and Forestry、DAFF)の確認を受けます。贈り物でも、関税や税金の対象になることがあります。

価格による違い

荷物の申告・評価額国境での扱い(郵便の場合)
A$1,000以下原則として関税・税金・手数料はかからない(お酒・たばこを除く)。確認後、Australia Postが配達する
A$1,000超Australia Postから通知(First Notice)が届く。輸入申告をして、関税・税金・手数料を払うまで配達されない

A$1,000以下でも、ABFが価格の根拠を求める手紙を送ることがあります。申告された価格が認められない場合は、Australia Postから通知が届きます。

海外の通販で払うGST

A$1,000以下の品物には、国境ではなく、買うときに海外の販売者が(物品サービス税)を上乗せすることがあります。2018年7月1日からの仕組みです。

税務署(Australian Taxation Office、ATO)の低額輸入品のGSTのページ(新しいタブで開く)が挙げるポイントです。

  • A$1,000以下かどうかは、品物の価格から送料と保険料を除いた税関上の価格(customs value)で判断する。
  • GSTの額は、送料などを含めて客が払う価格をもとに計算する。
  • 複数の品物を1つの荷物で送り、合計の税関上の価格がA$1,000を超えることが明らかな場合は、販売者はGSTを取らず、国境で課税される。

お酒とたばこ

  • お酒:A$1,000以下でも、ABFから関税と税金の請求書が届き、払うまで配達されません。30日以内に払わないと、差出人に返送されることがあります。
  • たばこ:紙巻きたばこ、刻みたばこなど、ほとんどのたばこ製品は輸入が禁止されています。郵便で届いた禁止のたばこ製品は没収され、廃棄されます。

1つの荷物に複数の人の品物が入っている場合

自分あての荷物に、友人や家族の分が入っていても、荷物全体の価格で判断されます。荷物全体がA$1,000を超えると、輸入申告が必要です。品物ごとに分けて評価することはできません。

禁止・制限されている品物と検疫

輸入が禁止・制限されている品物は、許可証などが出るまでABFが保管します。

DAFFは、国際郵便の荷物を検疫探知犬などで調べ、食品、植物(種を含む)、動物製品(肉やペットフードを含む)などを探しています(DAFFのページ(新しいタブで開く))。家族や友人が贈り物を送る場合も、オーストラリアの検疫のルールが適用されます。

手順

A$1,000を超える荷物を受け取る

  1. Australia Postから届いた通知(First Notice)を確認する。参照番号が書かれている。
  2. 郵便用の輸入申告書(Import Declaration (N10) – Post、B374)を書く。任意と書かれた欄以外は空けない。
  3. メール、郵送、一部のABFの窓口で提出する。通関業者(licensed customs broker)に頼むこともできる。
  4. ABFから知らされた関税・税金・手数料を払う。
  5. 支払いが済むと、Australia Postが配達する。

通知を受けて30日以内に何もしないと、荷物は差出人に返送されることがあります(たばこを除く)。申告で虚偽や誤解を招く内容を書くことは違反です。

費用

輸入申告の手数料(Import Processing Charge)は、2026年10月時点で次のとおりです。

申告の方法荷物の価格手数料
電子申告A$1,000以下A$0
電子申告A$1,000超〜A$10,000未満A$50
電子申告A$10,000以上A$152
書面の申告A$1,000超〜A$10,000未満A$90
書面の申告A$10,000以上A$192

このほかに、関税と税金がかかります。カードで払う場合は、カードの手数料が上乗せされます。個人の小切手は受け付けていません。

ここに注意してね!

  • 返品しても、支払った関税は原則として戻りません(サイズが合わない、気が変わったなどの場合)。条件を満たして品物を国外に出す場合は、払い戻し(drawback)の制度があります。
  • オーストラリアの会社の通販で買っても、品物が海外から直接届き、関税や税金がかかる場合があります。
  • 海外で売られているガス器具や電気製品は、オーストラリアの安全基準を満たしていないことがあります。
  • 配達の問い合わせはAustralia Post(13 13 18)、検疫の問い合わせはDAFF(1800 900 090)です。
  • 自分のケースで関税や税金がどうなるかは、ABFか通関業者に確認してください。GSTの仕組みは「GSTの基本」で扱っています。

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