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持ち込み禁止品と検疫(Biosecurity)

ひとことで言うと

オーストラリアは検疫(バイオセキュリティ)がとても厳しく、食品・植物・動物由来の品、土の付いた靴や道具は申告するか空港のごみ箱に捨てる必要があります。生の果物、真空パックを含む缶詰以外の肉、生卵、生米などは原則持ち込めません。申告すれば罰せられませんが、申告しないと違反金やビザ取り消しの対象になります。

目次
  1. 検疫で何を調べるか
  2. 州・準州ごとの違い
  3. 手順
  4. 費用
  5. 日本との違い・注意点
ここは大事だよ

条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

検疫で何を調べるか

海外から入る食品・植物・動物由来の品は、害虫や病気を持ち込むおそれがあります。農林水産省(Department of Agriculture, Fisheries and Forestry、DAFF)が空港と客船ターミナルで旅客と荷物を調べます。X線、探知犬、開封検査、質問で確認します。

申告が必要なもの

到着したら、次のどちらかを行います(DAFFのページ(新しいタブで開く))。

  • 食品、動物由来の品、植物(木製品を含む)を申告する。農村部や動物の近くで使った靴・衣類・道具もすべて申告する
  • 空港や客船ターミナルにあるごみ箱に捨てる

申告した品は検疫官が調べます。問題のない品は返されます。条件を満たさない品は、処理(消毒など)、国外への送り返し、廃棄のいずれかになり、費用は持ち込んだ人の負担です。

よく持ってくる品の条件

条件は変わることがあるので、旅行のたびに確認してください。主なものをDAFFのページ(新しいタブで開く)からまとめます(2026年10月時点)。

品物条件
生の果物持ち込まない
手作りの食べ物原則として持ち込めない
肉(缶詰以外。ハム・ベーコン・ソーセージ、真空パックを含む)輸入許可がなければ持ち込めない(ニュージーランド産は別の条件)
ビーフジャーキーなど豚肉のものは不可。豚肉以外は、口蹄疫のない国の製造で製造国の表示がある、常温保存、未開封の市販品、1kgまでなどの条件を満たせば可
卵(殻付き)輸入許可がなければ持ち込めない
生米持ち込めない。見つかると廃棄される
インスタント麺市販の包装品で常温保存できるものは可。牛・ヤギ・羊・豚由来の原料を含むものは、口蹄疫のない国で製造された表示が必要
しょうゆなどのソース市販品で、加熱済み、常温で6か月以上保存でき、密封容器に入ったものは可
チーズ・バターなど乳製品市販の包装品、口蹄疫のない国の製造(原産国の表示が必要)、10kgまたは10Lまでなら可。申告と検査が必要
チョコレート市販の包装品は可。肉(ベーコンなど)を含むものは不可
種子許可された種で、輸出国の植物検疫証明書があるなどの条件を満たす場合のみ
生きた植物ほとんどは輸入許可が必要
木製品樹皮・虫・虫食いの跡がなければ可。申告と検査が必要

表にない品や詳しい条件は、DAFFの輸入条件データベース(Biosecurity Import Conditions system、BICON)で調べます。薬の扱いは「日本から薬を持ち込む」で説明しています。

州・準州ごとの違い

州違い
西オーストラリア州(WA)ハチと蜂製品の検疫がほかの州より厳しい。はちみつなどは州の検疫の条件も満たす必要がある
その他の州・準州はちみつ製品は、到着時に検疫官の検査を受ければ多くの州で持ち込める

WAの条件は、西オーストラリア州第一次産業・地域開発省(Department of Primary Industries and Regional Development)に確認してください。

手順

  1. 出発前に、持って行く食品などが持ち込めるかDAFFのページ(新しいタブで開く)で確認する。
  2. 生の果物・野菜、植物、種、肉、動物由来の品、木製品は、できるだけ持って行かない。
  3. 靴やスポーツ用品(ゴルフクラブ、自転車、ベビーカーなど)は、土・種・草を落として乾かしておく。
  4. 入国カードの検疫の申告欄に正しく答える。わからないものは申告する。
  5. 到着後、申告した品を持って検疫の窓口に進む。または、検査の前にごみ箱に捨てる。

費用

申告自体は無料です。条件を満たさない品の処理・送り返し・廃棄の費用は、持ち込んだ人の負担です。

ここに注意してね!

  • 申告すれば、持ち込めない品であってもバイオセキュリティ法(Biosecurity Act 2015)で罰せられることはありません(ABFのページ(新しいタブで開く))。
  • 申告しなかった場合や虚偽の申告をした場合などは、最大A$7,280の違反金(infringement notice)、民事罰の手続き、刑事訴追の対象になることがあります(2026年10月時点)。
  • ビザが取り消されると入国を拒否され、最長3年間オーストラリアに戻れなくなることがあります。
  • 申告しなくても、検疫官が荷物を調べることがあります。検査の前に申告するか捨てる必要があります。
  • 郵便や宅配で送る場合も、税関の申告ラベルに中身を正確に書きます。
  • 問い合わせはDAFFの電話 1800 900 090(国外からは +61 3 8318 6700)です。

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