シャーク湾(Shark Bay, Western Australia)
西オーストラリア州、オーストラリア大陸の最も西の海岸にある自然の世界遺産で、1991年に登録されました。世界最大級の海草藻場、ジュゴンの大きな群れ、地球最古の生命の形を伝えるストロマトライトで知られます。
大陸の西の端の湾
シャーク湾(Shark Bay)は、西オーストラリア州(WA)にある自然の世界遺産です。オーストラリアの海岸の最も西の地点にあります(DCCEEWのページ(新しいタブで開く))。
世界遺産として
DCCEEWのページでは、1991年に世界遺産に登録され、2007年5月21日に国家遺産リスト(National Heritage List)にも加えられたとしています。この地域は、マルガナ(Malgana)、ナンダ(Nanda)、インガルダ(Yinggarda)の人々の伝統的な土地と海です。
ユネスコ世界遺産センター(UNESCO World Heritage Centre)のページ(新しいタブで開く)では、10の登録基準のうち(vii)(viii)(ix)(x)の4つを満たしています。ユネスコは、次の3つを特に優れた自然の特徴としています。
- 広大で豊かな海草藻場
- ジュゴン(dugong)の群れ
- ストロマトライト(stromatolite)
主な見どころと特徴
| 見どころ・特徴 | 内容 |
|---|---|
| ハメリン・プール(Hamelin Pool) | 塩分のとても濃い入り江。ストロマトライトの形の種類と数が世界で最も多い |
| ウーラメル海草バンク(Wooramel Seagrass Bank) | 面積1,030km²で、この種類の構造としては世界最大 |
| 海草 | 湾内に12種。世界でも有数の多様な海草藻場 |
| モンキー・マイア(Monkey Mia) | 野生のイルカが岸のすぐ近くまで来る場所 |
| ダーク・ハートッグ島(Dirk Hartog Island) | WAで最も重要なアカウミガメの産卵地 |
| バーニア島とドール島 | 絶滅の危機にある哺乳類5種がすむ |
ストロマトライト
ストロマトライトは、シアノバクテリア(藍藻)が砂や泥をとらえて固めてできる構造です。地球で最も古い生命の形とされ、約35億年前に生きていた生命の姿を今に伝えています。
ハメリン・プールで育つのは、湾の入口の砂州(Faure Sill)や少ない雨、強い蒸発で、海水の塩分がとても濃くなっているためです。州の公園局(Department of Biodiversity, Conservation and Attractions、DBCA)のページ(新しいタブで開く)は、このような生きたストロマトライトがある場所は世界で2か所だけだとしています。ハメリン・プール海洋自然保護区への入場は無料です。
生き物
DCCEEWのページが挙げる生き物です。
- 230種を超える鳥が記録されています。オーストラリアの鳥の種類の35%にあたります。
- 両生類と爬虫類が100種近くいます。
- ザトウクジラが、海岸に沿った移動の途中でこの湾に立ち寄ります。
- アオウミガメとアカウミガメがいます。
モンキー・マイア
モンキー・マイア保護公園(Monkey Mia Conservation Park)は、州の公園局とマルガナ先住民法人(Malgana Aboriginal Corporation)が共同で管理しています。
- 野生のイルカの群れに、地元の魚を少しだけ与える体験が行われています。イルカが自分でえさを探せるよう、量は少なくしています。
- えさやりは1日に最大3回です。
- ビジターセンターでは、イルカと世界遺産についての映像を見られます。
- 駐車場でのキャンプはできません。
費用
モンキー・マイア保護公園には入園料がかかります。ほかの公園で買った入園券や、WAの公園パス(Park Pass)では入れません(2026年10月時点)。料金は公式ページに出ています。WAの公園パスについては「国立公園の入園料とパス」にまとめています。
ここに注意してね!
- ストロマトライトに近づかない:ハメリン・プール海洋自然保護区では、もろい藻のマットとストロマトライトを守るため、満潮線より下を歩くことや、泳ぐ・シュノーケルをすることが禁止されています。
- 遊歩道の閉鎖:2026年10月時点で、ハメリン・プールのストロマトライト観察用の遊歩道は、サイクロン・セロージャ(Cyclone Seroja)の被害のため閉鎖されています。出かける前にDBCAのページで最新の情報を確認してください。
- イルカにえさをやらない:モンキー・マイアのボート乗り場では、イルカにえさをやらないよう求められています。決められた体験以外では、野生のイルカにえさを与えないでください(「動物とのふれあいのルール」)。
- 遠い場所:DBCAは、遠い場所を訪れるときは個人用の救難信号発信機(PLB)を持つことを勧めています。
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