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印紙税(Stamp duty、Transfer duty)

在住駐在
ひとことで言うと

不動産を買うと、州・準州の印紙税(Stamp duty、Transfer dutyなど)がかかります。税率、払う期限、初めての購入者の減免は州・準州ごとに違います。外国人が住宅を買う場合は、多くの州で7〜9%の上乗せがあります。購入前に各州の計算ツールで確認しましょう。

目次
  1. 印紙税とは
  2. 州・準州ごとの違い
  3. 手順
  4. 費用
  5. 日本との違い・注意点
1,234 %
ここは大事だよ

条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

印紙税とは

印紙税は、不動産の所有権を取得するときに州・準州が課す税です。呼び方は州によってさまざまで、Transfer duty、Land transfer duty、Conveyance dutyなどがあります。払うのは原則として買主です。

多くの州では、税額は「課税価格(Dutiable value)」に段階的な税率をかけて計算します。課税価格は、原則として購入価格と市場価格のうち高いほうです(NSW、VIC、ACTの公式ページに明記)。

計算の例

Revenue NSWのページ(新しいタブで開く)の2026/27年度の税率では、A$45万の物件の印紙税はA$14,437です。QROのページ(新しいタブで開く)の例では、QLDで住宅の減免を受けないA$85万の投資用物件の印紙税はA$31,275です。

税率は州ごとに違い、NSWのように毎年見直される州もあります。実際の額を出すには、各州の計算ツールが便利です。

初めての購入者などの減免

多くの州に、初めて家を買う人(First home buyer)や、自分で住む家への減免があります。例として、NSWでは条件を満たす初めての購入者は、A$80万以下の住宅の印紙税がかかりません(2026年10月時点)。VICにも、A$75万以下の住宅への初めての購入者の免除・減額があります。条件は初めての住宅購入の支援の記事と、各州のページにあります。

外国人の上乗せ

外国人が住宅用の物件を買う場合、通常の印紙税に加えて上乗せの税(Surcharge)がかかる州があります。誰が外国人に当たるかは州ごとに決められていて、連邦の外国投資の承認(FIRB)の基準とは同じではありません。

  • NSW:オーストラリア市民、永住者で直近12か月に200日以上オーストラリアにいた人などは、外国人に当たりません。一時ビザやブリッジングビザの人は、原則として外国人に当たります。
  • VIC:オーストラリア市民でも永住ビザの保持者でもない人は、原則として外国人です(ニュージーランド市民には別の基準あり)。ビザを申請中で、まだ受け取っていない人も外国人です。
  • TAS:オーストラリア市民、永住ビザの保持者、特別カテゴリービザのニュージーランド市民以外の人が外国人です。

州・準州ごとの違い

各州・準州の歳入当局のページで確認できた内容です(2026年10月時点)。

州・準州担当機関払う期限外国人の上乗せ(住宅)
ニューサウスウェールズ州(NSW)Revenue NSW決済日か、契約の署名から3か月以内の早いほう9%(Surcharge purchaser duty)
ビクトリア州(VIC)State Revenue Office(SRO)移転の登記の前で、通常は決済時。決済から30日以内に払わないと罰則と利息8%(Foreign purchaser additional duty)
クイーンズランド州(QLD)Queensland Revenue Office(QRO)代理人(Self assessor)は契約日などから30日以内に申告し、その14日後までに納付8%(Additional foreign acquirer duty、AFAD)
西オーストラリア州(WA)RevenueWA(州財務省)原則として査定通知から1か月以内、または土地の取引の日から12か月以内7%(Foreign buyers duty)
南オーストラリア州(SA)RevenueSA各州の公式ページで確認7%(Foreign ownership surcharge)。印紙税と同時に払う
オーストラリア首都特別地域(ACT)ACT Revenue Office登記後に届く査定通知から14日以内毎年の土地税(Land tax)の上乗せ:外国人が住宅用の土地を持つと、土地の平均評価額(Average Unimproved Value)の年0.75%(2026年10月時点)。購入時の印紙税の上乗せは公式ページで確認
タスマニア州(TAS)State Revenue Office(SRO)取引の日(通常は決済日)から3か月以内8%(Foreign investor duty surcharge、2020年4月1日以降の契約)
北部準州(NT)Territory Revenue Office各州の公式ページで確認各州の公式ページで確認

上乗せは、外国人が取得する持ち分に応じてかかります(NSW、VIC、SAの公式ページに明記)。NSWでは、A$100万の住宅を外国人が買うと、上乗せがA$90,000、通常の印紙税がA$39,187になる例が示されています(2026/27年度の税率)。

各州の計算ツールと詳しい条件は、次のページから探せます。

手順

  1. 物件の州・準州の計算ツールで、印紙税の目安を出す。
  2. 初めての購入者などの減免に当たるかを確認する。
  3. 外国人に当たる可能性がある場合は、州の基準で判定する(NSWなどには判定ツールがある)。
  4. 契約後、弁護士や、免許を持つ不動産取引の専門家(Conveyancer)が申告を代行することが多い。外国人に当たるかどうかの申告も必要です(NSW、VIC)。
  5. 期限までに納付する。多くの場合、決済のときに代理人を通して払います。

費用

印紙税の額は、州、物件の価格、用途、買主の立場で大きく変わります。外国人の上乗せは、NSW 9%、VIC・QLD・TAS 8%、WA・SA 7%です(2026年10月時点、住宅)。期限を過ぎると、利息や罰則がかかる州があります。

ここに注意してね!

  • 印紙税は州・準州の税で、税率も期限も州ごとに違います。見るべきは、購入する物件がある州のページです。
  • 上乗せの「外国人」の基準は州ごとに違い、FIRBの基準とも違います。永住ビザの人でも、州の条件によっては上乗せがかかることがあります。
  • NSWでは、印紙税が免除されても上乗せがかかることがあります。VICでは、印紙税が免除される取引は上乗せも免除されます。個別の判断は、各州の歳入当局、弁護士、Conveyancerに確認してください。

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