住む場所の災害リスクの調べ方(Flood and bushfire risk)
ひとことで言うと
住まいを決める前に、その住所が洪水や山火事のリスクのある地域かを、州・準州やカウンシルの地図で調べられます。地図の種類や名前は州ごとに違います。結果は目安なので、正式な確認はカウンシルの証明書などで行いましょう。
リスクの地図の種類
洪水、山火事、沿岸の高潮などのリスクがある地域は、州・準州やカウンシル(地方自治体)が地図で公開しています。全国共通の地図はなく、仕組みは州ごとにばらばらです。
調べられる主な情報
- 山火事の危険区域(Bushfire prone area):山火事の影響を受けるおそれがある土地として、州やカウンシルが指定した区域です。区域内の建築や開発には、山火事に備えるための規制がかかります(VICの公式ページ)。
- 洪水の地図(Flood map):川があふれたときに、水がどこまで、どのくらいの深さまで来るかを示します。多くはカウンシルなどの洪水調査(Flood study)をもとに作られています。
- 高潮(Storm surge)の地図:サイクロンなどで海水が押し寄せたときに浸水するおそれのある地域を示します(NTなど)。
全国の洪水調査の目録
連邦の地球科学機関(Geoscience Australia)は、全国の洪水調査の目録(Australian Flood Risk Information Portal、AFRIP(新しいタブで開く))を公開しています。住所などで検索できますが、内容は2018年までの調査の記録なので、最新の情報は州やカウンシルの地図で補う必要があります。
州・準州ごとの違い
クオまる
州によってちがうから、住んでいる州を確認してね。
各州・準州の公式ページで確認できた主な調べ方です(2026年10月時点)。
| 州・準州 | 山火事 | 洪水など |
|---|---|---|
| ニューサウスウェールズ州(NSW) | 地方消防局(NSW RFS)の検索ツールで、住所が山火事の危険区域(Bush fire prone land)かを確認できる | 州緊急サービス(NSW SES)のLocal Flood Insightsで、地域の浸水の地図や過去の洪水を確認できる |
| ビクトリア州(VIC) | 州の計画地図(VicPlan)の物件の計画報告書(Planning property report)で、危険区域(BPA)と山火事管理の規制(BMO)を確認できる | 同じ報告書で、その物件にかかる計画上の規制(Overlay)の地図を確認できる |
| クイーンズランド州(QLD) | 各州の公式ページで確認 | 州のFloodCheckで、氾濫原の範囲や過去の浸水の線を確認できる。物件ごとの洪水の地図はカウンシルへの問い合わせを州が勧めている |
| 西オーストラリア州(WA) | 州消防緊急サービス局(DFES)の地図で、危険区域を確認できる(ピンク色の区域) | 各州の公式ページで確認 |
| 南オーストラリア州(SA) | 州の計画地図(SAPPA)で、住所ごとの計画の情報を表示できる。災害の区分の見方は各州の公式ページで確認 | 各州の公式ページで確認 |
| オーストラリア首都特別地域(ACT) | ACTmapiの山火事の地図(Bushfire Map) | ACTmapiの洪水の地図(Flood Map) |
| タスマニア州(TAS) | RiskReadyで、住所を入れて危険区域などを確認できる | RiskReadyで、沿岸の浸食や浸水、地すべりなども確認できる |
| 北部準州(NT) | 各州の公式ページで確認 | 州政府が、河川の氾濫原の地図と、ダーウィン周辺などの高潮の地図を公開している |
各ページは次のとおりです。
- NSW:RFSの検索ツール(新しいタブで開く)、SESのLocal Flood Insights(新しいタブで開く)
- VIC:計画報告書(新しいタブで開く)、山火事の規制の説明
- QLD:洪水の地図の案内(新しいタブで開く)
- WA:山火事の危険区域の地図(新しいタブで開く)
- SA:SAPPA(新しいタブで開く)
- ACT:ACTmapi(新しいタブで開く)
- TAS:RiskReady(Service Tasmania)(新しいタブで開く)
- NT:氾濫原の地図(新しいタブで開く)、高潮の地図
手順
- 候補の住所を決める。
- 上の表の州の地図で、山火事の危険区域と洪水の地図を確認する。
- 物件の地域のカウンシルのサイトで、洪水の調査や地図があるか確認する。
- 家を買う場合は、カウンシルの証明書などで正式に確認する。NSWでは、カウンシルが出す計画証明書(Section 10.7 Planning Certificate)で、山火事の危険区域かを確認できます。
- VICで家を買う場合は、州の「デューディリジェンスのチェックリスト」の洪水・山火事の項目も確認する。
- 住み始めたら、災害の警報の受け取り方と避難の準備を確認する。
費用
SAPPAは無料と案内されています(2026年10月時点)。カウンシルの証明書の費用は、カウンシルごとに異なります。
ここに注意してね!
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住まい生活費の考え方(Cost of living)地域ごとの生活費の目安には、オーストラリア統計局(ABS)の国勢調査の家賃や収入の中央値が使えます。消費者物価指数(CPI)は物価の上がり方を示すもので、都市の間の物価の高さは比べられません。数字の意味を知ったうえで、住む地域を調べましょう。住まい到着直後の滞在先(Short-term accommodation)オーストラリアに着いてすぐは、ホテル、ホステルなどの短期の滞在先に泊まりながら、街に慣れて住まいを探す人が多いです。短期の宿泊は、州の賃貸法の対象外になることがあります。部屋を見てから長く住む家を決めると、詐欺を避けやすくなります。住まい初めての住宅購入の支援(First home buyer assistance)初めて家を買う人には、州・準州の補助金(First Home Owner Grant)や印紙税の免除・減額、連邦の5%頭金制度やスーパーを使った積立制度があります。金額と条件は州・準州ごとに違い、多くはオーストラリア市民か永住者が対象です。契約の日付で適用が変わるため、契約前に各州の歳入当局で確認しましょう。
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