災害情報の入手先(Emergency information apps and websites)
山火事・洪水・嵐などの警報は、州・準州ごとの公式アプリやサイトで確認します。天気の警報は気象局(BOM)、地域の行動の呼びかけは州の機関が出します。携帯電話への緊急通知やABCラジオの緊急放送もあります。1つの情報源だけに頼らないことが大切です。
情報の出どころ
災害の情報は、出す機関によって入手先が違います。
| 情報 | 出す機関 | 主な入手先 |
|---|---|---|
| 天気の警報(暴風、雷雨、熱波、サイクロンなど) | 気象局(Bureau of Meteorology、BOM) | BOMのサイト、BOM Weatherアプリ |
| 地域の警報と行動の呼びかけ(山火事、洪水、嵐など) | 州・準州の消防、緊急サービス(SES)、カウンシルなど | 州・準州の公式アプリ・サイト(下の表) |
| 携帯電話への緊急通知 | 緊急サービスなど | Emergency Alert、AusAlert(登録不要) |
| ラジオの緊急放送 | ABC(公共放送) | 地元のABCラジオ |
Get Ready Queenslandのページ(新しいタブで開く)の説明では、BOMの警報は天気そのものについての警報です。州の機関の警報は、その天気が地域に何をもたらし、どう行動すべきかを伝えます。両方を合わせて確認します。
携帯電話への緊急通知
| 仕組み | 内容 |
|---|---|
| Emergency Alert | SMSを携帯電話に、録音した音声を固定電話に送る。発信元は0444 444 444 |
| AusAlert | 新しい全国の仕組み。携帯電話の基地局から、対象の地域にある対応端末へ一斉に送る。SMSではなく画面に通知が出る |
AusAlertは、登録やアプリのダウンロード、電話番号の提供が不要です。最も高い段階の「Critical Alert」は、マナーモードや「おやすみモード」でも大きな警告音が鳴ります(ACT緊急サービス局(ESA)のページ(新しいタブで開く))。メッセージは当初は英語だけで送られる、と国家緊急事態管理庁(National Emergency Management Agency、NEMA)のページ(新しいタブで開く)は案内しています。
どちらも、すべての緊急事態で送られるとは限りません。通知を待たずに行動することが呼びかけられています。
ABCの緊急放送
公共放送のABCは、緊急放送の役割を担うとしています(ABCの発表(新しいタブで開く))。緊急放送は、ふつう命や財産に脅威があるときに始まります。ABC Emergencyのサイトでは、各州の消防、SES、BOMなどの情報をまとめた地図を見られます。ABCは、地元のABCラジオ局を車や電池式のラジオに設定しておくよう勧めています。
州・準州ごとの違い
| 州・準州 | 公式アプリ | 公式サイト・電話(公式ページに載っている用件) |
|---|---|---|
| ニューサウスウェールズ州(NSW) | Hazards Near Me NSW(山火事、洪水、津波など) | 火事はNSW RFS(新しいタブで開く)、洪水・嵐・津波はNSW SES(新しいタブで開く) |
| ビクトリア州(VIC) | VicEmergency | VicEmergency(新しいタブで開く)、VicEmergency Hotline 1800 226 226 |
| クイーンズランド州(QLD) | 州全体の警報アプリは各州の公式ページで確認 | Get Ready Queensland、カウンシルの災害情報ページ、山火事はQFDの地図(新しいタブで開く) |
| 西オーストラリア州(WA) | Emergency WA | Emergency WA(新しいタブで開く)、Emergency Information 13 3337 |
| 南オーストラリア州(SA) | Alert SA(山火事シーズンの警報) | 山火事はCFS(新しいタブで開く)、天気・洪水はSA SES(新しいタブで開く)、Bushfire Information Hotline 1800 362 361 |
| オーストラリア首都特別地域(ACT) | Hazards Near Me | ACT ESA、Access Canberra 13 22 81、ABCラジオ 666 AM |
| タスマニア州(TAS) | TasALERT | TasALERT(新しいタブで開く)、ABCラジオ |
| 北部準州(NT) | 各州の公式ページで確認 | SecureNT(新しいタブで開く) |
- VIC:VicEmergencyは、火事、嵐、洪水、地震、津波、サメの目撃、大気の質などを扱います(CFAのページ(新しいタブで開く))。
- QLD:洪水や嵐で家や自分が危険なときに助けを求める「SES Assistance QLD」アプリがあります。
- WA:Emergency WAでは、山火事、サイクロン、洪水、嵐、地震などの警報と、火の使用禁止や火災危険度を確認できます(DFESのページ(新しいタブで開く))。
- TAS:TasALERTは州政府の公式で主な緊急情報の入手先です。消防、警察、SES、保健当局、BOMなどの情報をまとめています。
- NT:SecureNTは、BOM、NT消防救助局、NT緊急サービス、Bushfires NT、道路情報などの警報をまとめています。
手順
- 住んでいる州・準州の公式アプリを入れ、自宅や職場、学校の周りをウォッチゾーン(通知を受ける地域)に設定する。
- BOMのサイトかアプリで、天気の警報を確認できるようにしておく。
- 地元のABCラジオ局の周波数を調べ、車や電池式のラジオに設定しておく。
- Emergency+アプリを入れておく。000に電話したとき、スマートフォンのGPSで居場所を伝えるのに役立つ。
- 旅行や引っ越しで州をまたぐときは、行き先の州のアプリやサイトも確認する。
命にかかわる緊急時は、000に電話します。州緊急サービス(State Emergency Service、SES)の緊急支援の電話は132 500です。
日本との違い・注意点
- 公式の災害情報のアプリやサイトは、州・準州ごとに違います(NT政府のページ(新しいタブで開く)に各州の入手先の一覧があります)。
- 携帯電話の電波が届かない地域や、通信が止まることもあります。1つの情報源だけに頼らないよう、各州の機関が呼びかけています。
- 旅行や留学で滞在する日本人は、外務省の「たびレジ」に登録すると、滞在先の大使館や総領事館から安全情報を受け取れます。3か月以上滞在する人は、旅券法により在留届の提出が義務付けられています(外務省のページ(新しいタブで開く))。
- 警報の段階の意味は「山火事の警報と火災危険度」、BOMの警報の種類は「気象警報の見方」にまとめています。
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