気象警報の見方(BOM weather warnings)
気象警報は気象局(BOM)が出し、暴風・大雨・激しい雷雨・熱波・高潮などの種類ごとに分かれています。BOMのサイトとBOM Weatherアプリで確認できます。州の機関は、BOMの警報と合わせて、地域で取るべき行動を3段階の警報で伝えます。
BOMの気象警報
気象警報は、国の気象局(Bureau of Meteorology、BOM)が出します。BOMの警報のページ(新しいタブで開く)では、全国の州・準州の現在の警報を種類や場所で絞り込んで見られます。
主な警報の種類
| 警報(英語) | 内容 |
|---|---|
| Severe Weather Warning | 暴風、大雨による鉄砲水、高山の猛吹雪など |
| Severe Thunderstorm Warning | 激しい雷雨 |
| Tropical Cyclone Advice | 熱帯低気圧(サイクロン) |
| Flood | 洪水 |
| Heatwave Warning | 熱波 |
| Fire Weather Warning | 山火事が起きやすい天気 |
| Coastal Hazard Warning | 異常な高潮、被害をもたらす高波 |
| Hazardous Surf Warning | 危険な波 |
| Tsunami | 津波 |
このほか、霜(Frost Warning)、ブッシュウォーキングをする人向けの注意(Bushwalkers Weather Alert)、道路の天気の注意(Road Weather Alert)などもあります。
暴風・大雨の警報(Severe Weather Warning)
BOMのページ(新しいタブで開く)に載っている主な基準です(タスマニア州とNSW州の高山部は基準が違います)。
| 種類 | 主な基準 |
|---|---|
| 被害をもたらす風 | 平均風速が時速63km以上、または瞬間風速が時速90km以上 |
| 破壊的な風 | 瞬間風速が時速125km以上、または平均風速が時速89km以上 |
| 大雨 | 鉄砲水(flash flooding)につながるおそれのある雨 |
警報は、1時間前から36時間前までの間で、状況に応じて出されます。危険が続く間は、ふつう6時間ごとに更新されます。
激しい雷雨の警報(Severe Thunderstorm Warning)
BOMはすべての雷雨に警報を出すわけではありません。次のどれかを伴う雷雨を「激しい(severe)」雷雨としています。
- 直径2cm以上のひょう
- 時速90km以上の瞬間風速
- 竜巻
- 鉄砲水につながるおそれのある大雨
直径5cm以上のひょうや時速125km以上の瞬間風速などを伴うものは、「非常に危険な(very dangerous)」雷雨とされます。
雷雨の警報には2種類あります。
| 種類 | 内容 |
|---|---|
| Detailed(詳細) | 州都とその周辺。個々の雷雨の位置と、最大60分先までの進む方向を地図で示す |
| Regional(地域) | 全州と本土の準州。3時間以内に激しい雷雨が起きるおそれのある広い範囲を示す |
BOMの警報と州の警報の関係
Get Ready Queenslandのページ(新しいタブで開く)の説明では、BOMの警報は「天気そのもの」についての警報です。州のカウンシルや消防などは、その天気が地域にどんな影響を与え、どう行動すべきかを警報で伝えます。2つは置き換わるものではなく、一緒に使います。
州の警報は、全国共通の3段階(Advice、Watch and Act、Emergency Warning)で出されます。北部準州(NT)では、警報の段階はBOMの気象情報をもとに決められます(NT政府のページ(新しいタブで開く))。段階の意味は「山火事の警報と火災危険度」で説明しています。
手順
BOMのサイトで確認する
警報の探し方は次のとおりです。
- どのページからでも、右上のメニューにある警報のアイコンを選ぶ。全州・準州の現在の警報が表示される。
- 「Use my current location」を選ぶと、今いる場所の警報が表示される。
- 地点のページでは、地名の下の「Current warnings」の帯が、警報があれば黄色、なければ灰色で表示される。帯を選ぶと警報の種類がわかる。
- 警報の題名を選ぶと、詳しい内容と安全のための助言が表示される。
BOM Weatherアプリでも警報を確認できます。電話で最新の警報を聞くこともできます(1300 659 210)。
激しい天気に備える
BOMのページの主な助言は次のとおりです。
- 庭やベランダの家具など、風で飛ぶ物を片づけるか固定する。
- 車を屋根の下に入れるか、シートでしっかり覆う。
- ドアと窓を閉め、カーテンを引く。
- 携帯電話などを充電しておく。
- 貴重品、薬、暖かい服をビニール袋に入れ、緊急用キットと一緒に手元に置く。
雷雨のときは、窓から離れて屋内にいます。屋外に安全な場所はありません。
- 木の下で雨宿りをしない。
- 冠水した道路を車や徒歩で通らない。
- 泳いだりサーフィンをしたりしているときは、すぐに水から上がる。
日本との違い・注意点
- 日本の気象庁は、特別警報・危険警報・警報・注意報を、危険度の高まりに応じて段階的に出しています(気象庁のページ(新しいタブで開く))。オーストラリアのBOMの警報は、暴風、雷雨、熱波などの現象の種類ごとに分かれています。地域で取るべき行動は、州のカウンシルや緊急サービスなどが3段階の警報で伝えます。
- 警報は州・準州ごとに表示されます。旅行先の州の警報も確認してください。
- BOMは、雷雨ぜんそく(thunderstorm asthma)の警報は出していません。地域でどう知らされるかは、州・準州の保健当局に確認するよう案内しています。
- 州ごとの災害情報のアプリやサイトは「災害情報の入手先」にまとめています。
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