山火事への備え(Bushfire preparedness)
山火事(ブッシュファイア)は警報が出る前に急に広がることがあります。住んでいる地域や旅行先の火災危険度を毎日確かめ、州の消防の公式アプリやサイトで情報を受け取れるようにしておきます。危険が高い日は、早めに危険な地域を離れるのが最も安全です。
山火事の広がり方と情報
山火事(bushfire、ブッシュファイア)の情報は、州・準州の消防や緊急サービスが出します。NSW州地方消防局(NSW Rural Fire Service、NSW RFS)のページ(新しいタブで開く)では、山火事や草原の火事は道路や幹線道路を越えて広がることがよくあるとしています。煙で前が見えにくくなったり、予告なしに道路が閉鎖されたりします。暑く乾いた風の強い天気が数日続くだけで、火災の危険が高い状態に戻ることがあります。
火災危険度を行動の目安にする
火災危険度(Fire Danger Rating)は、火事が起きたらどれだけ危険かを示すもので、全国共通の仕組みです。NSW RFSのページでは、危険度を山火事の計画の「行動のきっかけ」に使うよう勧めています。たとえば、危険度が「極めて高い(Extreme)」や「壊滅的(Catastrophic)」の日は、山火事の危険がある地域を離れる、という使い方です。各段階の意味は「山火事の警報と火災危険度」で説明しています。
警報を待たない
NSW RFSのページは、急に燃え広がって警報を出す時間がない火事もあるとして、警報を待たないよう呼びかけています。ACT緊急サービス局(ACT Emergency Services Agency、ESA)のページ(新しいタブで開く)も、命に危険があるときは警報を待たず、早めに離れるのが最も安全だとしています。
州・準州ごとの違い
山火事の警報を出す機関と、情報を確認できる公式の窓口は州・準州ごとに違います。旅行先の州のものも確認しておきます。
| 州・準州 | 山火事の警報を出す機関 | 公式アプリ・サイト | 電話(公式ページに載っている用件) |
|---|---|---|---|
| ニューサウスウェールズ州(NSW) | NSW RFS | Hazards Near Me NSWアプリ、NSW RFSのサイト | Bush Fire Information Line 1800 679 737 |
| ビクトリア州(VIC) | CFAなど(VicEmergencyに集約) | VicEmergencyアプリ、VicEmergencyのサイト(新しいタブで開く) | VicEmergency Hotline 1800 226 226 |
| クイーンズランド州(QLD) | クイーンズランド州消防局(Queensland Fire Department、QFD) | QFDの警報・出動状況の地図(新しいタブで開く) | 各州の公式ページで確認 |
| 西オーストラリア州(WA) | 消防緊急サービス局(DFES)など | Emergency WAアプリ、Emergency WAのサイト(新しいタブで開く) | Emergency Information 13 3337 |
| 南オーストラリア州(SA) | 地方消防局(Country Fire Service、CFS) | Alert SAアプリ、CFSのサイト(新しいタブで開く) | Bushfire Information Hotline 1800 362 361 |
| オーストラリア首都特別地域(ACT) | ACT ESA | Hazards Near Meアプリ、ESAのサイト | Access Canberra 13 22 81 |
| タスマニア州(TAS) | タスマニア消防局(Tasmania Fire Service) | TasALERTアプリ、TasALERTのサイト(新しいタブで開く) | 各州の公式ページで確認 |
| 北部準州(NT) | Bushfires NT、NT消防救助局(NTFRS) | SecureNTのサイト(新しいタブで開く) | 各州の公式ページで確認 |
- NSW:Fires Near Meアプリは、2023年2月にHazards Near Meに名前が変わりました(NSW政府のページ(新しいタブで開く))。
- VIC:CFAのページ(新しいタブで開く)の案内では、英語以外の言語で情報を聞きたい人は、131 450(通訳サービス)からVicEmergency Hotlineの情報を得られます。アプリでは「ウォッチゾーン」を最大20か所設定できます。
- SA:CFSは火災シーズン中、地区ごとの火災危険度と火の使用禁止を毎日17時までに出します(SA政府のページ(新しいタブで開く))。
- NT:火の使用禁止日は、Bushfires NTとNTFRSが出します(NT政府のページ(新しいタブで開く))。
手順
住んでいる人
NSW RFSのページは、山火事に備える4つのステップを示しています。
- 話し合う:山火事が家に迫ったらどうするか、家族で話し合う。
- 準備する:草を短く刈り、家の周りに燃える物のない空間をつくるなど、家を整える。
- 知る:警報の段階を知り、近くの火事の警報の段階を追う。
- 情報を得る:山火事の情報を得る電話番号、サイト、アプリを確認しておく。
旅行する人
NSW RFSの旅行者向けのページの案内は次のとおりです。
- 出発前にBOMのサイトで天気を確認する。
- 通る地域と目的地の両方について、火災危険度と火の使用禁止(Total Fire Ban)を確認する。
- 州の公式アプリで、行き先にウォッチゾーンを設定する。
- Emergency+アプリを入れておく。000に電話したとき、スマートフォンのGPSで居場所を伝えるのに役立つ。
- 電池式のラジオ、体を守る服、ウールの毛布、水を入れた緊急用キットを用意する。
- 携帯電話は遠隔地では使えないことがあるため、1つの情報源だけに頼らない。
日本との違い・注意点
- 炎や煙を見つけて近くに消防が見当たらないときは、000に電話して知らせます(DFESのページ(新しいタブで開く))。
- 州をまたいで移動するときは、アプリやサイトも州ごとに違うことに注意してください。災害情報の入手先は「災害情報の入手先」にまとめています。
- 火の使用禁止の日は、屋外で火を使うことが禁じられます。州ごとの決まりは「火の使用禁止(Total fire ban)」の記事で扱っています。
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