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山火事への備え(Bushfire preparedness)

ひとことで言うと

山火事(ブッシュファイア)は警報が出る前に急に広がることがあります。住んでいる地域や旅行先の火災危険度を毎日確かめ、州の消防の公式アプリやサイトで情報を受け取れるようにしておきます。危険が高い日は、早めに危険な地域を離れるのが最も安全です。

目次
  1. 山火事の広がり方と情報
  2. 州・準州ごとの違い
  3. 手順
  4. 日本との違い・注意点

山火事の広がり方と情報

山火事(bushfire、ブッシュファイア)の情報は、州・準州の消防や緊急サービスが出します。NSW州地方消防局(NSW Rural Fire Service、NSW RFS)のページ(新しいタブで開く)では、山火事や草原の火事は道路や幹線道路を越えて広がることがよくあるとしています。煙で前が見えにくくなったり、予告なしに道路が閉鎖されたりします。暑く乾いた風の強い天気が数日続くだけで、火災の危険が高い状態に戻ることがあります。

火災危険度を行動の目安にする

火災危険度(Fire Danger Rating)は、火事が起きたらどれだけ危険かを示すもので、全国共通の仕組みです。NSW RFSのページでは、危険度を山火事の計画の「行動のきっかけ」に使うよう勧めています。たとえば、危険度が「極めて高い(Extreme)」や「壊滅的(Catastrophic)」の日は、山火事の危険がある地域を離れる、という使い方です。各段階の意味は「山火事の警報と火災危険度」で説明しています。

警報を待たない

NSW RFSのページは、急に燃え広がって警報を出す時間がない火事もあるとして、警報を待たないよう呼びかけています。ACT緊急サービス局(ACT Emergency Services Agency、ESA)のページ(新しいタブで開く)も、命に危険があるときは警報を待たず、早めに離れるのが最も安全だとしています。

州・準州ごとの違い

山火事の警報を出す機関と、情報を確認できる公式の窓口は州・準州ごとに違います。旅行先の州のものも確認しておきます。

州・準州山火事の警報を出す機関公式アプリ・サイト電話(公式ページに載っている用件)
ニューサウスウェールズ州(NSW)NSW RFSHazards Near Me NSWアプリ、NSW RFSのサイトBush Fire Information Line 1800 679 737
ビクトリア州(VIC)CFAなど(VicEmergencyに集約)VicEmergencyアプリ、VicEmergencyのサイト(新しいタブで開く)VicEmergency Hotline 1800 226 226
クイーンズランド州(QLD)クイーンズランド州消防局(Queensland Fire Department、QFD)QFDの警報・出動状況の地図(新しいタブで開く)各州の公式ページで確認
西オーストラリア州(WA)消防緊急サービス局(DFES)などEmergency WAアプリ、Emergency WAのサイト(新しいタブで開く)Emergency Information 13 3337
南オーストラリア州(SA)地方消防局(Country Fire Service、CFS)Alert SAアプリ、CFSのサイト(新しいタブで開く)Bushfire Information Hotline 1800 362 361
オーストラリア首都特別地域(ACT)ACT ESAHazards Near Meアプリ、ESAのサイトAccess Canberra 13 22 81
タスマニア州(TAS)タスマニア消防局(Tasmania Fire Service)TasALERTアプリ、TasALERTのサイト(新しいタブで開く)各州の公式ページで確認
北部準州(NT)Bushfires NT、NT消防救助局(NTFRS)SecureNTのサイト(新しいタブで開く)各州の公式ページで確認

手順

住んでいる人

NSW RFSのページは、山火事に備える4つのステップを示しています。

  1. 話し合う:山火事が家に迫ったらどうするか、家族で話し合う。
  2. 準備する:草を短く刈り、家の周りに燃える物のない空間をつくるなど、家を整える。
  3. 知る:警報の段階を知り、近くの火事の警報の段階を追う。
  4. 情報を得る:山火事の情報を得る電話番号、サイト、アプリを確認しておく。

旅行する人

NSW RFSの旅行者向けのページの案内は次のとおりです。

  1. 出発前にBOMのサイトで天気を確認する。
  2. 通る地域と目的地の両方について、火災危険度と火の使用禁止(Total Fire Ban)を確認する。
  3. 州の公式アプリで、行き先にウォッチゾーンを設定する。
  4. Emergency+アプリを入れておく。000に電話したとき、スマートフォンのGPSで居場所を伝えるのに役立つ。
  5. 電池式のラジオ、体を守る服、ウールの毛布、水を入れた緊急用キットを用意する。
  6. 携帯電話は遠隔地では使えないことがあるため、1つの情報源だけに頼らない。

日本との違い・注意点

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自然・安全山火事の警報と火災危険度(Bushfire warnings and Fire Danger Ratings)山火事の警報は全国共通の3段階で、軽い順にAdvice(黄)、Watch and Act(オレンジ)、Emergency Warning(赤)です。これとは別に、火事が起きたらどれだけ危険かを示す火災危険度が4段階あります。どちらも全国で同じ仕組みが使われています。自然・安全火の使用禁止(Total Fire Ban)火事が広がりやすい危険な日には、州・準州の消防などが火の使用禁止(Total Fire Ban)を出します。禁止の日は、たき火や炭・薪を使うバーベキューなど、屋外で火を使うことが法律で禁じられます。ガスや電気のバーベキューの扱いなど、細かい決まりは州ごとに違います。自然・安全災害情報の入手先(Emergency information apps and websites)山火事・洪水・嵐などの警報は、州・準州ごとの公式アプリやサイトで確認します。天気の警報は気象局(BOM)、地域の行動の呼びかけは州の機関が出します。携帯電話への緊急通知やABCラジオの緊急放送もあります。1つの情報源だけに頼らないことが大切です。自然・安全気象警報の見方(BOM weather warnings)気象警報は気象局(BOM)が出し、暴風・大雨・激しい雷雨・熱波・高潮などの種類ごとに分かれています。BOMのサイトとBOM Weatherアプリで確認できます。州の機関は、BOMの警報と合わせて、地域で取るべき行動を3段階の警報で伝えます。観光ブッシュウォーキングの安全(Bushwalking safety)国立公園で歩くときは、コースと天気・警報を事前に調べ、行き先と帰る時間を家族や友人に伝えます。水は1人2L以上、地図、救急セットを持ち、人里離れた場所へは個人用の遭難信号発信機(PLB)を持っていきます。緊急時は000に電話します。車・運転長距離・アウトバックの運転(Outback driving)内陸部や北部の長距離ドライブでは、町と町、給油所の間が数百km離れることがあり、携帯電話も多くの場所でつながりません。出発前に道路状況を州の公式サイトで確認し、水・燃料・予備タイヤを多めに積み、行き先と帰る予定を誰かに伝えます。未舗装路では速度を落とします。医療・保険緊急通報・救急(トリプルゼロ、Triple Zero 000)オーストラリアの緊急通報は「000」で、警察・消防・救急車の共通番号です。携帯電話からは112でもつながります。聴覚・発話に障害がある人はTTYで106を使えます。SMSでは通報できません。命にかかわるときは000に電話し、救急車を頼みます。