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洪水への備え(Floods)

ひとことで言うと

洪水はオーストラリアのどこでも起こりえます。気象局(BOM)は川の洪水について、数日前の注意(Flood Watch)と、起きそうなときの警報(Flood Warning)を出します。洪水の水に入って亡くなった人もいます。冠水した道路は、車でも徒歩でも通りません。

目次
  1. 洪水の種類と警報
  2. 州・準州ごとの違い
  3. 手順
  4. 日本との違い・注意点
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洪水の種類と警報

洪水は、オーストラリアのどこでも起こりえます(気象局(Bureau of Meteorology、BOM)のページ(新しいタブで開く))。短い時間で大きな被害を出し、通信や交通を断つことがあります。

洪水の2つの種類

種類特徴警報を出す機関
鉄砲水(flash flooding)雨が降ってから6時間以内に起きる州・準州とカウンシル(地方自治体)。BOMは、激しい天気や雷雨の警報の中で、鉄砲水につながる大雨の可能性を伝える
川の洪水(riverine flooding)大きな川で、雨から6時間以上たって起きるBOM

BOMのページの説明では、鉄砲水は起きるのが速すぎるため、川の洪水と同じような予測と警報ができません。住んでいる地域に鉄砲水の警報の仕組みがあるかは、カウンシルに確認するよう案内されています。

Flood WatchとFlood Warning

種類内容
Flood Watch(洪水注意)雨の予報と流域の状態から、洪水が起きる可能性があるときに出す。最大4日前から出され、少なくとも1日1回更新される。差し迫った洪水の警報ではない
Flood Warning(洪水警報)特定の場所で、川の洪水が起きそう、または起きているときに出す。川の水位がどこまで上がるか、いつ上がるかの予測が入ることが多い

洪水の3つの区分

川の水位を測る地点ごとに、洪水が「小(minor)」「中(moderate)」「大(major)」に分けられます。どの水位をどの区分にするかは、地域と州・準州の緊急サービスが、被害の大きさをもとに決めます。

区分主な影響
小(Minor)不便が生じる。川沿いの低い土地が水につかる。小さな道路が通行止めになり、低い橋が水没することがある
中(Moderate)より広い範囲が水につかる。主要な道路に影響が出ることがある。床上まで水が来る建物もある。避難が必要になることがある
大(Major)広い範囲が水につかる。多くの建物で床上浸水のおそれ。土地や町が孤立し、主要な鉄道や道路が止まる可能性が高い。電気などが止まることがある

州・準州ごとの違い

BOMは全国の川の洪水の警報を出します。地域の避難の呼びかけや、鉄砲水の警報、洪水のときの救助は、州・準州の緊急サービスやカウンシルが担います。たとえばビクトリア州(VIC)では、州緊急サービス(VICSES)が洪水への対応を担う機関です(VICSESのページ(新しいタブで開く))。

州・準州ごとの公式アプリとサイトは「災害情報の入手先」にまとめています。家が被害を受けて助けが必要なときは、州緊急サービス(SES)の132 500に電話します(西オーストラリア州DFESのページ(新しいタブで開く))。命にかかわるときは000に電話します。

手順

洪水の前に

BOMのページでは、「聞く、学ぶ、計画し準備する」を勧めています。

  1. カウンシルに聞く。過去に洪水があったか、どこまで水が来たか、どのくらいの速さで水位が上がったか。家が浸水したり孤立したりするか。いつ、どこへ避難するか。
  2. 用語を学ぶ。鉄砲水、Flood Watch、Flood Warningの違いを知っておく。
  3. 洪水が多い地域なら、避難の計画と準備のチェックリストを含めた洪水への行動計画を作る。

洪水のとき

  1. 洪水の水に入らない。車でも、自転車でも、歩いてでも通らない。水の中で遊ばない。
  2. 冠水した道路に着いたら、引き返して別の道を探す。
  3. BOMの警報と、州・準州の緊急サービスやカウンシルの呼びかけを確認し続ける。

日本との違い・注意点

  • 「If it’s flooded, forget it(冠水していたら、あきらめる)」が合言葉です。水に入って亡くなった人がいる、とBOMは伝えています。歩いて入ると、転んだり足を取られたりしておぼれる、見えない漂流物に当たる、汚水にさらされる危険があります。
  • 車の場合、水の下の路面が流されて、見えなくなっていることがよくあります。重さ約1トンの小型車は、秒速1mで流れる深さ15cmの水で動かされることがあります。深さ60cmでは浮いて流されます。VICSESも、ゆっくり流れる15cmの水で車が制御できなくなるとして、「You don’t know, so don’t go(わからなければ行かない)」と呼びかけています。
  • 嵐やサイクロンの後は、壊れた電線、倒れた木、洪水の水に近づかないよう呼びかけられています(クイーンズランド州(QLD)政府のページ(新しいタブで開く))。
  • 北部では、サイクロンの大雨が洪水につながることがあります(「サイクロンへの備え」)。洪水の後は、ワニが移動することもあります(「ワニへの注意」)。

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