内見(Inspection)の流れ
ひとことで言うと
賃貸物件の内見(Inspection)は、申し込む前に物件の中を実際に見て、状態や設備、周りの環境を確かめる機会です。内見なしでお金を求める広告は、詐欺の可能性があります。内見そのものに料金はかからないとする州もあります。
内見で何を見るか
内見(Inspection)は、申し込みの前に物件の中を見る機会です。WA州の公式ガイドは、物件を訪ねて大家に中を案内してもらうよう勧めています。物件が自分の生活に合うかを、申し込みの段階と契約書に署名する前に確かめておくことも大切です(QLDの公式ページ)。
内見でかかるお金
- ビクトリア州(VIC):大家や不動産会社は、物件を見せるための料金を請求できません。
- クイーンズランド州(QLD):内見のために鍵を借りるとき、鍵の預かり金(Key deposit)を求められることがあります。受領書が出され、鍵を返せば全額返金されます。申込料は請求できません。
内見で確認すること
州の公式ページが挙げている、見ておきたい点は次のとおりです。
| 分野 | 確認する点 |
|---|---|
| 広さ・間取り | 人数や家具に合う広さか。子どもや高齢者、車いすでも使いやすいか |
| 設備 | インターネットの接続の種類、収納、駐車場、エアコン |
| 費用 | 電気・ガス・水道の使用料を誰が払うか |
| 防犯・安全 | 玄関の鍵、窓の鍵、外の照明、煙感知器 |
| 周りの環境 | 職場や学校、病院、店、公共交通までの距離 |
| ペット | ペットを飼える広さや柵があるか |
| 集合住宅 | 管理組合(Strata)の規則があるか |
物件が州の最低基準(Minimum standards)を満たしているかも、見ておきたい点です。西オーストラリア州(WA)の公式ガイドでは、漏電遮断器、煙感知器、玄関の補助錠、窓の鍵、玄関の照明などが最低限の基準に挙がっています。
手順
- 物件の広告で、住所、家賃、内見の日時を確認する。
- 内見の予約が必要な場合は、不動産会社や大家に連絡する。
- 内見では、部屋ごとに設備が動くか、傷や汚れがないかを見る。写真を撮ってよいか確認する。
- 家賃に含まれるもの、光熱費の負担、入居できる日を質問する。
- 気に入った物件があれば、申込書を出す。
- 契約する場合、入居時の状態報告書に、内見で気づいた傷や不具合を書く。
費用
VICでは、物件を見せるための料金は請求できないと決まっています。QLDの鍵の預かり金は、鍵を返せば全額返金されます(2026年10月時点)。
ここに注意してね!
- 物件を見せずにお金を求める広告は、詐欺の可能性があります。Consumer Affairs Victoria(新しいタブで開く)は、「海外にいる」などの理由で内見させない相手に注意するよう呼びかけています。
- 外から見るだけ(Drive-by)では不十分です。Scamwatch(新しいタブで開く)も、物件の中まで見るよう呼びかけています。WA州政府の発表(新しいタブで開く)では、外観だけ見せて中を見せない手口が紹介されています。
- 国外にいて内見できない場合、RTA(QLD)のページ(新しいタブで開く)は、大家や不動産会社とのビデオ通話での内見や、知人に代わりに見てもらう方法を案内しています。
- 内見で気づいた不具合の修理を約束してもらった場合は、契約前に書面に残してください。
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