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賃貸詐欺(Rental scam)に注意

ひとことで言うと

実在しない物件や、他人の物件の広告を使って、ボンドや家賃を先に振り込ませる賃貸詐欺があります。物件の中を見る前、相手を確かめる前に、お金や身分証の情報を渡さないことが基本です。被害にあったら、すぐ銀行に連絡し、Scamwatchや警察に報告します。

目次
  1. 賃貸詐欺とは
  2. 手順
  3. 費用
  4. 日本との違い・注意点
RENT

賃貸詐欺とは

詐欺をする人が大家や不動産会社のふりをして、物件の広告を出すのが賃貸詐欺です。物件は実在しないか、実在しても他人のもの。本物の広告から写真や住所を写して、本物らしく見せる例が多くあります。

よくある手口

連邦政府の詐欺情報サイト(Scamwatch)、ビクトリア州消費者局(Consumer Affairs Victoria)、クイーンズランド州賃貸住宅局(RTA)、西オーストラリア州(WA)政府の公式ページで紹介されている手口です。

  • 「海外にいる」「州外にいる」などの理由で、物件の中を見せない
  • 外から見るだけ(Drive-by)を勧め、中を見たいと言うと言い訳をする
  • 相場よりかなり安い家賃で広告する
  • 物件を押さえるためと言って、や家賃を先に送金させる
  • 銀行口座、クレジットカード、運転免許証などの情報を求め、なりすましに使う
  • 州政府のロゴを使った偽の契約書を送る
  • 手続きを急がせ、すぐに署名と支払いをさせようとする

WA州政府の2026年1月29日の発表(2026年1月時点)では、WAの詐欺相談窓口(WA ScamNet)に2025年、20人から合計A$51,875の被害の報告があったとしています。

自分を守るための確認

確認すること方法
物件が本物か住所をインターネットや地図で調べる。広告の写真を画像検索し、ほかのサイトからの写しでないか見る
相手が本物か不動産会社を名乗る場合は、会社の公式の連絡先に問い合わせる。会社のメールアドレスか確認する
物件の中実際に中を見る。国外にいる場合は、ビデオ通話での内見や知人に見てもらう
家賃地域の相場と比べて、安すぎないか確かめる
契約書お金を払う前に契約書の案を受け取り、州の正しい様式か、住所が正しいか確認する
払い方送金サービスでの支払いは取り戻しにくい。ボンドは州の預かり機関に直接払える州もある

クイーンズランド州(QLD)では、不動産会社などの免許を州の公正取引局(Office of Fair Trading)の登録簿で調べられます。ビクトリア州(VIC)では、ボンドを預かり機関(RTBA)に直接払う方法を選べます。

手順

詐欺にあったかもしれないときは、Scamwatchのページ(新しいタブで開く)が次の順で対応するよう案内しています。

  1. すぐに銀行やカード会社に連絡し、取引を止めるよう頼む。送金を続けない。
  2. 個人情報を渡した場合は、全国の本人情報・サイバー被害の支援窓口(IDCARE、1800 595 160)に相談する。
  3. Scamwatchに詐欺を報告する。警察にもオンラインで報告できる(ReportCyber)。
  4. 「お金を取り戻す」と持ちかける二次被害に注意する。

QLDのRTAは、報告の方法が分からない場合は最寄りの警察署か警察の窓口(Policelink、131 444)に相談するよう案内しています。不動産会社が関わる詐欺は、州の公正取引局にも申し立てられます。WAでは、WA ScamNet(1300 30 40 54)に報告できます。

費用

詐欺で送金したお金は、取り戻すのが難しいことが多いです。ScamwatchとVICの公式ページは、送金サービスで払ったお金はほとんど取り戻せないと注意しています。

ここに注意してね!

  • シェアハウスの募集や、SNSの投稿を使った詐欺もあります。WAの公式ガイドは、SNSの物件情報をうのみにしないよう呼びかけています。
  • オーストラリアに着く前に部屋を決めようとすると、内見できないため詐欺にあいやすくなります。到着後にしばらく短期の滞在先に泊まり、物件を見てから契約する方法もあります。
  • 正規の手続きでも、ボンドは州の預かり機関に預けるのが原則。預かり機関から通知や受領書が届くかを確かめておきましょう。
  • 困ったときの相談先は、州の公正取引局などの公式窓口です。

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