留学生の住まい(Student accommodation)
留学生の住まいには、短期の滞在先、民間の賃貸やシェアハウス、学生専用の寮、大学が管理する寮、レジデンシャル・カレッジ、ホームステイなどがあります。費用や含まれるもの、法律での守られ方が違います。18歳未満の留学生は、学校が住まいと福祉の手配を承認する必要があります。
住まいの種類
連邦政府の留学情報サイト(Study Australia)は、留学先が決まったら、予算と希望に合う住まいを探し始めるよう勧めています。主な種類は次のとおりです。
| 種類 | 内容 |
|---|---|
| 短期の滞在先 | ホテル、ホステルなど。新しい街に慣れ、同居人を探す間に使う人が多い |
| 民間の賃貸 | 不動産会社や大家から、1人または友人と家やアパートを借りる。ほかの学生とシェアして費用を抑える人も多い |
| 学生専用の寮(Managed student accommodation) | 学生向けに建てられた住まい。個室から相部屋まであり、電気やネット代が家賃に含まれることが多い |
| 大学が管理する寮 | キャンパスの近くにある、その大学の学生専用の住まい。家具付きで光熱費やネット代を含むことが多い |
| レジデンシャル・カレッジ(Residential college) | キャンパス内にある学生向けの寮。食事付きのところが多い |
| ホームステイ(Homestay) | 地元の家庭に住む。食事や掃除が含まれることが多い |
法律での守られ方の違い
民間の賃貸で借主(tenant)として契約する場合は、州・準州の賃貸法で守られます。一方、住まいの種類によっては州の賃貸法の対象外です。
- ニューサウスウェールズ州(NSW):ボーダー・ロッジャー(boarder、lodger)や、旅行者・訪問者としてサービスアパートメント、ホテル、モーテル、バックパッカー向けのホステルに泊まる人は、賃貸法の対象外です。
- 西オーストラリア州(WA):ボーダー・ロッジャー、ホテル・モーテル、カレッジ、教育機関の住まい(営利団体が提供する場合を除く)は賃貸法の対象外です。
自分がどの立場で住むのかは、契約の前にはっきりさせておきましょう。
品質の認証
学生専用の寮には、業界団体の認証制度(National Property Accreditation Scheme、NPAS)があります。ホームステイについては、政府の基準(Australian Government Schools International Homestay Standards)や、品質保証団体(NEAS)の認証を確認するよう案内しています。
手順
- 学校の住まいの相談窓口(Housing office など)に、紹介できる住まいを問い合わせる。
- 予算、通学時間、公共交通、周りの店や病院を考えて候補を絞る。
- 家賃に含まれるもの(光熱費、ネット、食事)と、などの追加の費用を確認する。
- 民間の賃貸は、内見してから申し込む。契約書と状態報告書を受け取る。
- 到着後、住所を学校に知らせる。Study Australiaのページでは、学生ビザの条件8533により、到着から7日以内に住所を学校に知らせる必要があるとしています。
18歳未満で、親や法的な保護者と一緒に住まない留学生は、学校が住まいと福祉の手配を承認する必要があります。学校は承認の書類(Confirmation of Appropriate Accommodation and Welfare、CAAW)を出します。
費用
費用は州、都市、住まいの種類で大きく違います。Study Australiaの生活費の計算ツールで目安を確かめられます。
民間の賃貸では、入居時にボンドと前払い家賃が必要です。上限は州ごとに違い、たとえばビクトリア州(VIC)ではボンドは原則として家賃1か月分までです(2026年10月時点)。ボンドや申し込みの流れは、「ボンド(敷金)と預かり機関」と「賃貸の探し方と申し込み」の記事で扱っています。
ここに注意してね!
- 到着前に、物件を見ないまま送金しないでください。RTA(QLD)のページ(新しいタブで開く)は、ビデオ通話での内見や、知人に見てもらう方法を案内しています。
- 住まいのトラブルは、まず大家や管理者と話し合います。解決しない場合は、Study Australiaのページ(新しいタブで開く)に一覧がある各州の公正取引局や借主の相談窓口に相談できます。
- 学校の相談窓口や、州政府の留学生センターも相談先になります。
- 住まいを決めたら、契約書、受領書、状態報告書を保管しておきます。帰国の前には、ボンドの返金の手続きも忘れずに。
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