日本人のためのオーストラリア情報
ビザ・移住 / 観光・ETA

乗り継ぎ(トランジット、Transit visa subclass 771)

旅行
ひとことで言うと

日本国籍の人は、到着から8時間以内に航空機で第三国へ出発し、入国審査を通らずに乗り継ぐ場合、ビザなしで乗り継げます(TWOV)。荷物の受け取りやターミナルの移動で入国審査を通る場合や、空港によってはビザが必要です。72時間以内の乗り継ぎ用に、無料のトランジットビザ(subclass 771)があります。

目次
  1. 乗り継ぎに必要なもの
  2. 手順
  3. 費用
  4. 日本との違い・注意点
ここは大事だよ

条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

乗り継ぎに必要なもの

オーストラリアの空港で乗り継ぐだけの場合も、外国籍の人にはビザか入国の許可が必要です。ただし、条件を満たせば、ビザなしで乗り継げます。

ビザなしでの乗り継ぎ(TWOV)

内務省のTWOVのページ(新しいタブで開く)では、対象の国に日本(Japan)が含まれています。有効な渡航文書を持ち、次の条件をすべて満たす必要があります。

  • 航空機でオーストラリアに到着する
  • 到着から8時間以内に、航空機で第三国へ出発する確定した航空券を持つ
  • 行き先の国に入国できる有効な渡航文書を持つ
  • 出発までに、入国審査を通ったり、空港の乗り継ぎエリアを出たりする必要がない

荷物の受け取りや、別の便への搭乗のために入国審査を通る必要がある場合は、ビザが必要です。

空港ごとの違い

乗り継ぎ施設のページでは、空港ごとの状況を次のように説明しています。状況は変わることがあるため、目安として案内されています。

空港TWOVでの乗り継ぎ夜を越す乗り継ぎ
アデレード航空会社が事前に知らせれば乗り継ぎラウンジを使える。同じ機体で到着・出発する場合のみできない
ブリスベン同じ日の乗り継ぎに使えるラウンジがあるできない
ケアンズ乗り継ぎラウンジがあるできない
キャンベラできない。ビザが必要できない
ダーウィンできる。ただし別の機体に乗り継ぐ場合は、荷物の受け取りで入国審査を通るためビザが必要できない
ゴールドコースト乗り継ぎラウンジがある。到着と違う航空会社の便に乗り継ぐ場合は、入国審査を通るためビザが必要できない
メルボルン乗り継ぎラウンジがある乗り継ぎの時間の条件内で可能
パース同じターミナルで到着・出発する場合のみ。別のターミナルから出発する場合はビザが必要できない
サンシャインコーストできない。ビザが必要内務省のページで確認
シドニー同じ日の乗り継ぎに使えるラウンジがあるできない

夜を越す乗り継ぎで空港の外の宿泊施設に行く場合は、ビザが必要です。

トランジットビザ(subclass 771)

内務省のトランジットビザのページの主な内容は次のとおりです。

項目内容
滞在72時間以内(Maritime Crew visa(subclass 988)を持ち、船に乗り組む人は到着から5日以内)
費用無料
申請国外から申請し、国外にいる間に決定を受ける
条件72時間以内に別の国へ向かう確定した予約と、その国に入国するための書類を持つ
家族申請に含められない。乳児を含め1人ずつ申請する
延長できない

滞在中は、出発までに観光や家族・友人の訪問もできます。健康と素行(character)の要件、生体情報の要件も満たす必要があります。

ETAなどを持っている場合

ETA、訪問者ビザ、eVisitorの対象者は、そのビザで乗り継ぐこともできます。これらのビザは、より長い滞在も認めています。日本のパスポートを持つ人のETAは「ETA(電子渡航許可)」で扱っています。

手順

  1. 航空会社か旅行会社に、乗り継ぎで入国審査を通る必要があるか(荷物の受け取り、ターミナルの移動など)を確認する。
  2. 8時間以内に出発し、入国審査を通らない場合は、TWOVの条件に当たるか確認する。
  3. 条件に当たらない場合や確信が持てない場合は、トランジットビザかETAなどを旅行の前に申請する。
  4. 乗り継ぎ空港の状況を、内務省のページと空港のサイトで確認する。

費用

2026年10月時点で、トランジットビザ(subclass 771)は無料です。ETAを使う場合は、アプリのサービス料A$20がかかります。

ここに注意してね!

  • すでに別のオーストラリアのビザを持っている人がトランジットビザを許可されると、ほとんどの場合、もとのビザは終了します。もとのビザを使うには、申請し直して費用を払う必要があります。持っているビザで乗り継げるかは、VEVOで確認できます。
  • 乗り継ぎ空港の状況は変わることがあります。TWOVの条件に当たるか確信が持てない場合は、ビザを申請するよう内務省は案内しています。

この記事をシェアする

次に読むならこれ

関連する記事

ビザ・移住ETA(電子渡航許可、Electronic Travel Authority、subclass 601)日本のパスポートを持つ人は、観光や知人訪問などの短期滞在にETAを使えます。申請はスマートフォンの「Australian ETA」アプリで行い、2026年10月時点でサービス料A$20がかかります。12か月の間に何度でも入国でき、1回の滞在は最長3か月です。働くことはできません。ビザ・移住観光ビザ(Visitor visa、subclass 600)観光や家族・友人の訪問のための訪問者ビザです。日本のパスポートを持つ人の短期観光はETAが基本ですが、前科がある人や長めの滞在を希望する人などはsubclass 600を申請します。申請料は2026年10月時点で国外からの観光ストリームがA$250から、国内からはA$630からです。観光入国の流れ(Arriving in Australia)空港に着いたら、入国審査(SmartGateまたは係官)、荷物の受け取り、税関と検疫の順に進みます。有効なパスポートと入国カード(Incoming Passenger Card)が必要で、オーストラリア国籍でない人は有効なビザも必要です。食品や植物などは申告するか、空港のごみ箱に捨てます。ビザ・移住VEVOでビザの条件を確認する(Visa Entitlement Verification Online)VEVOは、自分のビザの期限・就労や就学の可否・ビザ条件をオンラインで確認できる内務省のシステムです。パスポートとTRNなどの番号があれば使え、確認結果を雇用主などにメールで送ることもできます。スマートフォン用のmyVEVOアプリもあります。ビザ・移住商用での短期滞在(Business visitor)会議への参加や商談などの短期の商用訪問は、ETA(subclass 601)や訪問者ビザ(subclass 600)のBusiness Visitor streamでできます。ただし、オーストラリアの企業のために働くことや、一般の人に商品を直接売ることはできません。短期でも専門的な作業をする場合は、subclass 400などの就労ビザが必要です。ビザ・移住治療のための滞在(Medical Treatment visa、subclass 602)オーストラリアで治療や診察を受ける人、臓器を提供する人、その付き添いの人のための一時ビザです。国外から申請すると無料で、国内から申請すると2026年10月時点でA$480です。原則として治療費の支払いを事前に手配する必要があり、働くことは限られた場合を除いてできません。