出産の費用と保険(Cost of having a baby)
メディケアの対象者が公立病院やバースセンターで公費の患者として出産すると、費用の大部分はメディケアが負担します。私立病院や私費の産科医を選ぶと、民間医療保険を使っても自己負担が出ることがあります。メディケアの対象でない人は全額を払う必要があり、保険の妊娠・出産の待機期間は最長12か月です。
条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。
費用を左右するもの
出産の費用は、公立の仕組み(public)を使うか、私立の仕組み(private)を使うかで大きく変わります。の対象かどうか、どんな保険に入っているかも影響します。
メディケアの対象者:公立の仕組み
Pregnancy, Birth and Babyのページ(新しいタブで開く)に挙がっている、メディケアが負担または補助する費用は次のとおりです。
| 時期 | メディケアが負担・補助するもの |
|---|---|
| 妊娠中 | 公立の助産師・産科医の診察、通常の超音波検査、血液検査、電話・オンライン診療、一部の予防接種(百日せき、インフルエンザは国の予防接種制度で無料) |
| 出産 | 公立病院・バースセンター・公的な自宅出産での助産師・産科医のケア、公立病院・バースセンターの入院、一部の検査 |
| 出産後 | 公立の助産師・産科医のケア、赤ちゃんの予防接種、GPの診察 |
公立病院・バースセンター・公的な自宅出産の制度を使えば、妊娠中のケアの費用の大部分はメディケアが負担します。ただし、一部の検査などで自己負担が出ることがあります。GPがバルクビリング(Medicareに直接請求)なら、診察の自己負担はありません。
メディケアの対象者:私立の仕組み
私費の患者(private patient)として私立病院や公立病院で出産すると、メディケアは費用の一部しか負担しません。メディケアが負担しない主なものは次のとおりです。
- 私費の患者としての入院費(私立・公立病院とも)
- 私費の産科医・助産師の差額(gap)
- 自宅出産での私費の助産師の費用
- 私立病院の自己負担(薬を含む)
- 一部の妊娠中の検査(新型出生前診断(NIPT)など)
民間医療保険に入っていれば、これらの一部が補償されることがあります。私費の患者として病院で受けた医療行為は、メディケアの基準料金(Medicare Benefits Schedule)の75%が給付されます(入院費・手術室の費用・薬は含みません)。
私立病院では、保険で補償されない追加の費用が出ることが多いとされています。麻酔科医や小児科医の費用が例です。
民間医療保険の待機期間
入院の保険の妊娠・出産の待機期間は、上限が12か月です(privatehealth.gov.auのページ(新しいタブで開く))。妊娠・出産を補償しない保険もあります。補償の内容は「民間医療保険の仕組み」で説明しています。
メディケアの対象でない人
ビザで滞在する人向けのページでは、メディケアの対象でない人は、公立・私立のどちらを選んでも費用の全額を払うとしています。保険がなくても医療は受けられますが、全額が自己負担です。費用は出産する病院に問い合わせます。
| 立場 | 保険 |
|---|---|
| 学生ビザ | 留学生保険()。妊娠・出産には通常12か月の待機期間がある。緊急の治療は補償される |
| そのほかの一時ビザ | 海外からの訪問者向けの保険()。ビザによっては加入が条件 |
保険の詳細は「留学生保険(OSHC)」と「就労ビザなどの保険(OVHC)」にまとめています。
赤ちゃんの保険
赤ちゃんがメディケアに入れない場合は、自分の民間医療保険に赤ちゃんを加えます。生まれた後に治療が必要になると、保険がなければ高額になることがあります。できるだけ早く保険会社に相談してください。
メディケアの対象者の赤ちゃんは、生まれた後、できるだけ早くメディケアカードに加えます。病院や助産師が手続きの書類を渡します。
手順
- 自分がメディケアの対象かどうかを確認する(「メディケアの対象者と登録」)。
- 妊娠を考えている段階で、保険の妊娠・出産の補償と待機期間を確認する。
- 公立か私立かを決め、病院・医師・助産師・保険会社に、自己負担の見込みを確認する。
- 出産の予約のときに、出産にかかる費用を確認する。
- 生まれた後、赤ちゃんをメディケアか自分の保険に加える。
費用
金額は、病院、医師、保険によって大きく違います。公立の仕組みでも、私立の仕組みでも、具体的な金額は、予約の前に病院や医師、保険会社に問い合わせて確かめます(2026年10月時点)。
ここに注意してね!
- 費用の差は、主に「公立か私立か」と「メディケアの対象かどうか」で生まれます。
- 保険の待機期間があるため、妊娠がわかってから保険に入っても、妊娠・出産が補償されないことがあります。
- 一時ビザの人の赤ちゃんは、メディケアの対象にならないことがあります。保険会社に早めに相談してください。
- 費用がわかりにくいときは、助産師、医師、病院、保険会社に聞くか、「Pregnancy, Birth and Baby」(1800 882 436)に電話で相談できます。
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