妊娠・出産の流れ(Maternity care)
ひとことで言うと
オーストラリアでは、妊娠がわかったらまずGP(かかりつけ医)か助産師(midwife)に相談し、どこで産むかと妊婦健診の受け方を決めます。出産の場所は公立病院、私立病院、バースセンター、自宅から選べ、選んだ場所によって担当する専門家と費用が変わります。
ここは大事だよ
条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。
妊娠から出産までのケア
妊娠中にかかわる専門家
政府が運営する情報サイト「Pregnancy, Birth and Baby」のページ(新しいタブで開く)では、妊娠中のケアを主に担当する専門家として次の4者を挙げています。どれか1つでも、組み合わせでもかまいません。
| 専門家 | 主な役割 |
|---|---|
| GP(かかりつけ医) | 妊娠かもしれないときに最初に相談することが多い医師 |
| GP産科医(GP obstetrician) | 女性の健康の追加の訓練を受けたGP。公立病院との「共同ケア(shared care)」を行える |
| 助産師(midwife) | 妊娠・陣痛・出産と産後数週間のケアを担当する。帝王切開などでなければ、出産を手伝うことが多い |
| 産科医(obstetrician) | 妊娠・出産の専門医。公立病院では医学的に必要なときに担当することが多い |
妊婦健診(antenatal care)
妊娠中の受診を「妊婦健診(antenatal care)」と呼びます。順調な妊娠でも受けることが大切だとされています。
- 最初の受診は、妊娠6〜8週ごろが目安です。多くはGPで受けます。
- 最初の受診では、妊娠の確認、病歴の確認、どこで産むか、どこで健診を受けるかを話し合います。
- 初めての妊娠で問題がなければ、健診は8〜10回ほどです。以前に問題のない出産をした人は7〜9回ほどです。
- 検査を受けるかどうかは本人が決めます。医師や助産師が目的やリスクを説明します。
出産の場所
出産の場所は、住んでいる地域と、妊娠の経過によって選べるものが変わります。
| 場所 | 特徴 |
|---|---|
| 公立病院 | 病院の助産師の外来、GPとの共同ケア、同じ助産師が担当する方式(midwife group practice、caseload)などがある。担当者を選べないことがある |
| 私立病院 | 私費の産科医かGP産科医が必要。GPに産科医への紹介状を書いてもらうのが最初の手順 |
| バースセンター | 低リスクの妊娠向け。助産師が担当し、通常は硬膜外麻酔(epidural)はない。病院に併設されていることが多い |
| 自宅出産 | 合併症があれば病院に移る。公的な自宅出産の制度には条件と紹介状が必要なことがある |
公立病院やバースセンターで産みたい場合は、できるだけ早く予約するのがよいとされています。
出産後の入院
出産の当日か翌日に帰宅することもあれば、数日入院することもあります。期間は、回復の状況、出産した場所、帝王切開かどうかなどで変わります。
ビザで滞在している人
ビザの種類と保険によって費用が変わります。の対象でない人は、全額を自分で払うか、保険を使います。ビザごとの保険は「出産の費用と保険」にまとめています。
手順
- 妊娠がわかったら、GPか助産師の予約を取る(妊娠6〜8週ごろが目安)。
- 最初の受診で、出産の場所と健診の受け方を相談する。
- 公立病院・バースセンター・私立病院のどれかに予約する。私立の場合は、GPから産科医への紹介状をもらう。
- 妊娠中は計画に沿って健診を受ける。後半では両親学級(antenatal classes)や出産の希望について話し合う。
- 出産後は、出生登録(「出生登録」)と、子どもの健診・予防接種(「子どもの健診と予防接種」)に進む。
費用
公立の仕組みでは、メディケアの対象者の費用はほとんどメディケアが負担します。私立の仕組みでは、自己負担か民間医療保険を使います(2026年10月時点)。内訳は同じく「出産の費用と保険」で扱っています。
ここに注意してね!
- 出産の場所によって、担当の専門家と健診の受け方が決まることが多いです。早めに出産の場所を決めることが大切です。
- 公立病院では、健診ごとに担当の助産師や医師が変わることがあります。
- 妊娠中の予防接種については「予防接種」に記載があります。
- 「Pregnancy, Birth and Baby」の電話(1800 882 436)で、母子保健の看護師に相談できます。毎日7:00〜24:00(オーストラリア東部時間)です。
- 病院などで通訳が必要なときは、通訳サービス(TIS National、131 450)を使えます。通常は無料です。
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医療・保険子どもの歯科給付(Child Dental Benefits Schedule)子どもの歯科給付(CDBS)は、0〜17歳で、メディケアの資格があり、家族手当など決められた給付を受けている家庭の子どもの、基本的な歯科治療の費用を補う制度です。2年間で1人A$1,158まで使えます(2026年が1年目の場合)。申し込みは不要で、対象になると手紙が届きます。医療・保険歯科の受診と費用(Dental care)オーストラリアの歯科治療の多くは私立の歯科医院で行われ、費用はメディケアの対象外で、原則として自分で払います。料金は医院ごとに決められているため、治療の前に見積もりを確認するのが大切です。民間医療保険の「入院以外の治療の保険(extras)」で一部を補えることがあり、公的な歯科は主に一定のカードを持つ人が対象です。医療・保険眼科・検眼(Optometrists and eye tests)目の検査(視力や目の病気のチェック)は、検眼士(optometrist)が行い、医師の紹介状なしで受けられます。検眼士の検査にはメディケアの給付があり、バルクビリングなら自己負担はありません。眼鏡やコンタクトレンズはメディケアの対象外です。眼科の専門医(ophthalmologist)は紹介で受診します。
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