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子どもの健診と予防接種(Child health checks)

在住駐在
ひとことで言うと

生まれてから小学校に入るまで、子どもは州・準州の子どもの保健サービスで、決まった時期に無料の健診を受けられます。出産後には、成長や予防接種を記録する子どもの健康記録の手帳が渡され、名前と色は州・準州で違います。予防接種は国のプログラム(NIP)で無料です(メディケアの資格が必要)。

目次
  1. 子どもの保健師と健診
  2. 子どもの健康記録の手帳
  3. 予防接種
  4. 州・準州ごとの違い
  5. 手順
  6. 費用
  7. 日本との違い・注意点
ここは大事だよ

条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

子どもの保健師と健診

子どもの保健師(child health nurse)のサービスは、生まれてから学校に入るまでの子どもがいる家庭が無料で使えます(国の妊娠・出産・育児の情報サイト Pregnancy, Birth and Baby の健診のページ(新しいタブで開く))。保健師は子どもの成長と発達を確かめ、授乳や睡眠などの相談にのる存在。健診のときに、決まった予防接種を受けることもできます。

健診の時期のおおまかな目安は次のとおりです。

時期年齢
赤ちゃん(12か月まで)出生時、1〜4週、6〜8週、4か月、6か月、12か月
子ども(1〜5歳)1歳、18か月、2歳、3歳、4歳(または入学前)

健診の回数や時期は、州・準州ごとに決まっています。子どもが病気のときは、健診を待たずにGPを受診します。

子どもの健康記録の手帳

出産後、病院で渡される新生児の資料の中に、子どもの健康記録の手帳(infant health record)が入っています。手帳の色は州・準州によって違い、青、紫、赤、緑、黄色があります。

手帳には、出生の記録、身長・体重、発達、予防接種、健診の時期、病気やけがを記録します。次のときに持って行きます。

  • GP、助産師、子どもの保健師、専門医、歯科の受診
  • 予防接種、病院
  • 保育施設や学校

なくしたときは、GPか子どもの保健師に、再発行の方法を聞きます。

予防接種

国の予防接種プログラム(National Immunisation Program、NIP)で、子どもの定期の予防接種は無料です(保健・障害・高齢者省の子どもの予防接種のページ(新しいタブで開く))。無料で受けられるかはの資格で決まる、とNIPのスケジュールのページは説明しています。医療機関が診察料を取ることがあります。

年齢主なワクチン(対象の病気)
出生時B型肝炎(通常は病院で)
2か月(6週から可)ジフテリア・破傷風・百日せき、B型肝炎、ポリオ、Hib、ロタウイルス、肺炎球菌
4か月2か月と同じ
6か月ジフテリア・破傷風・百日せき、B型肝炎、ポリオ、Hib
6か月〜5歳未満インフルエンザ(毎年)
12か月髄膜炎菌ACWY、麻しん・おたふくかぜ・風しん、肺炎球菌
18か月Hib、麻しん・おたふくかぜ・風しん・水痘、ジフテリア・破傷風・百日せき
4歳ジフテリア・破傷風・百日せき、ポリオ

(2026年10月時点)先住民の子どもや、特定の病気がある子どもは、追加のワクチンを無料で受けられます。乳児のRSウイルスの予防は、州・準州のプログラムで行われています。日本で受けた接種の登録や、受けそびれた分の接種は「予防接種」にまとめています。

家族手当(Family Tax Benefit Part A)と保育料補助(Child Care Subsidy)を受けるには、年齢に合った予防接種が必要です。州・準州によっては、保育施設に入るときにも接種の条件や記録の提出があります。

州・準州ごとの違い

子どもの健康記録の手帳の名前と、子どもの保健サービスの窓口です。

州・準州手帳の名前(通称)子どもの保健サービス
NSWMy Personal Health Record(Blue Book)NSW Health(新しいタブで開く)。地域の子どもと家族の保健センター(child and family health centre)
VICMy Health, Learning and Development(green book)Maternal and Child Health(MCH)service(新しいタブで開く)。24時間の電話相談 13 22 29
QLDPersonal health record(red book)Child health clinics(新しいタブで開く)
WAPurple BookChild and Adolescent Health Service(CAHS)のChild Health(新しいタブで開く)
SAMy Blue Book(Health and Development Record)Child and Family Health Service(CaFHS)(新しいタブで開く)
ACTPersonal Health Record(Blue Book)Maternal, Child and Family Health(MACH)(新しいタブで開く)
TASPersonal Health Record Book(blue book)Child Health and Parenting Service(CHaPS)(新しいタブで開く)
NTNT child health record(yellow book)Baby and child screening and assessment clinics(新しいタブで開く)

各州・準州の主な特徴です(2026年10月時点)。

  • NSW:NSWで生まれた子どもの親は、Blue Bookを無料で受け取れます。NSWの外で生まれてNSWに住む子どもも、無料で受け取れます。なくした場合の再発行はA$10.00です。英語のほか18の言語があります。
  • VIC:MCHサービスは無料で、メディケアやビザの有無にかかわらず、ビクトリア州のすべての家庭が使えます。子どもの発達の10の時期に訪問があります。
  • WA:子どもの保健師による無料の健診(Purple Bookの健診)が5回あり、必要なら追加もあります。
  • TAS:5歳未満の子どもがいるタスマニア州のすべての家庭が、CHaPSを無料で使えます。

手順

  1. 出産後、病院で子どもの健康記録の手帳を受け取る。州・準州の外で生まれた子どもは、住んでいる州・準州の窓口に手帳のことを聞く。
  2. 子どもの保健サービスの最初の予約を確認する。WAでは、通常は生後14日になる前に保健師から連絡が来る。連絡の方法は州・準州で違うため、わからないときは上の表の窓口に連絡する。
  3. 手帳の健診の時期に合わせて予約し、手帳を持って受診する。
  4. 予防接種はGPなどで受ける。接種したら、手帳にも記録してもらう。
  5. 手帳と合わせて、マイ・ヘルス・レコードに子どもの記録を作ることもできる(「マイ・ヘルス・レコード」)。

費用

子どもの保健師の健診は無料です。NIPの予防接種のワクチンは、メディケアの資格がある子どもは無料ですが、医療機関が診察料を取ることがあります(2026年10月時点)。

ここに注意してね!

  • 手帳の名前と色は州・準州で違います。州・準州をまたいで引っ越したときは、新しい州・準州の窓口に相談してください。
  • 健診の主な担当は、子どもの保健師です。病気のときはGPを受診します。
  • 保育施設や手当の手続きで予防接種の証明が必要なときは、何を出せばよいかを提出先に確認してください。予防接種の記録は「予防接種」で説明しています。
  • 子どもの歯科は「子どもの歯科給付」、出生登録は「出生登録」の記事があります。

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