日豪の貿易(Australia-Japan trade)
日本とオーストラリアは、オーストラリアが資源・エネルギー・食料を、日本が自動車などの工業製品を輸出する、互いに補い合う貿易関係にあります。オーストラリア外務貿易省によると、2025年に日本はオーストラリアの第3位の貿易相手国で、第2位の輸出先でした。
互いに補い合う経済関係
オーストラリア外務貿易省(Department of Foreign Affairs and Trade、DFAT)の日本の国別概要(Japan country brief)(新しいタブで開く)は、両国の経済関係を「非常に補完的で長続きする」関係と説明しています。オーストラリアは日本にエネルギー、鉱物資源、食料を安定して供給しています。
外務省のオーストラリア基礎データ(新しいタブで開く)も、日本がオーストラリアから資源・食料を輸入し、工業製品を輸出する、伝統的に相互補完的な関係だとしています。
歴史の流れ
日本は1970年代初めにオーストラリアの最大の貿易相手国になり、その地位を2005年まで36年間保ちました。両国の関係の歩みは「日豪関係の歴史」にまとめています。
貿易の規模(2025年)
DFATが示す2025年の数字です。金額は豪ドル。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日本の順位(貿易相手国) | 第3位(中国、米国に次ぐ) |
| 財とサービスの貿易総額 | A$975億 |
| 日本の順位(輸出先) | 第2位 |
| 日本への輸出額 | A$651億 |
| 日本の順位(輸入元) | 第3位 |
| 日本からの輸入額 | A$324億 |
外務省は、財務省の統計にもとづく2025年の貿易額を、日本からオーストラリアへの輸出が約2兆571億円、オーストラリアから日本への輸入が約6兆2,042億円としています。また、オーストラリアは日本の第3位の輸入相手国です。
主な品目
2025年の主な品目を、DFATの数字で並べると次のようになります。
| 方向 | 主な品目 |
|---|---|
| オーストラリアから日本へ(物品) | 石炭(A$196億)、天然ガス(A$194億)、鉄鉱石(A$65億)、牛肉(A$25億)、銅(A$21億) |
| 日本からオーストラリアへ | 乗用車(A$115億)、旅行(recreational travel、A$49億)、商用車(A$24億)、精製石油(A$19億) |
投資
DFATのページでは、2024年に日本はオーストラリアへの投資額が第4位の国で、総額はA$2,829億でした。直接投資では第2位で、A$1,595億(直接投資全体の12.5%)です。外務省も、日本の対豪直接投資残高を約1,595億豪ドル(2024年、オーストラリア統計局の数字)としています。
DFATは、日本の投資が石炭や鉄鉱石の大規模な事業や、液化天然ガス(LNG)の生産の拡大を支えてきたと説明しています。例として、西オーストラリア州の北の沖合約220kmにある日本主導の「イクシス(Ichthys)」事業を挙げています。
貿易の協定
両国の間で発効している協定は、外務省のページで次のように挙げられています。
| 発効 | 協定 |
|---|---|
| 2015年1月 | 日豪経済連携協定(日豪EPA、JAEPA)。DFATでは1月15日 |
| 2018年12月 | 環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP) |
| 2022年1月 | 地域的な包括的経済連携(RCEP)協定 |
日豪EPAの中身は「日豪経済連携協定」で紹介しています。
これからの協力分野
DFATは、重要鉱物(ニッケル、レアアースなど)、水素・アンモニア、低排出の鉄鋼、電池などを、両国が協力できる分野に挙げています。2026年5月4日には、両国の首相が経済安全保障協力に関する共同宣言に署名しました。
日本とのちがいと注意点だよ!
- 日本の統計(円建て)とオーストラリアの統計(豪ドル建て)は、集計の方法や通貨が違います。数字を比べるときは、どちらの統計かを確認してください。
- DFATと外務省のページは定期的に更新されるため、最新の数字はそれぞれのページに当たるのが確実です。
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