建設現場の資格(ホワイトカード、General construction induction training card)
建設現場で働くには、建設業の安全導入研修を修了して受け取るホワイトカードが必要です。カードは全国で認められますが、研修の受け方とカードの発行窓口は州・準州ごとに違います。
ホワイトカードとは
ホワイトカード(White card)は、建設業の一般安全導入研修(General construction induction training)を修了した証明のカードです。正式には General construction induction training card などと呼ばれます。
Safe Work Australia のページ(新しいタブで開く)では、ホワイトカードはオーストラリア全国で認められているとしています。働く人は、現場の事業者(PCBU)や検査官に求められたら、カードを見せる必要があります。
研修の名称は「Prepare to work safely in the construction industry」です。訓練単位のコードは、州の当局のページで CPCWHS1001 または CPCCWHS1001 と書かれています。研修は登録訓練機関(RTO)で受けます。
研修では、労働安全衛生の法律、現場でよくある危険、その危険の抑え方の基本を学びます。現場ごとの作業指示や訓練の代わりになるものではありません。
カードが無効になる場合
多くの州で、建設の仕事を2年以上続けて離れると、カードが無効になるか、研修のやり直しが必要になると定められています。NSW、WA、SA、ACT、NT の当局がこの点をページに書いています。
州・準州ごとの違い
州によってちがうから、住んでいる州を確認してね。
2026年10月時点で、各州の公式ページで確認できた内容です。他州で発行されたカードを認めることは、NSW、WA、ACT、TAS の当局のページで確認できました(TAS は発行時期の条件あり)。VIC、QLD、SA、NT での扱いは、各州の公式ページで確かめてください。
| 州・準州 | 当局 | 研修とカードの発行 | 主な注意点 |
|---|---|---|---|
| NSW | SafeWork NSW | RTO で研修を修了。RTO が申請書を SafeWork NSW に出す。受講には100点分の身分証明が必要。受講は14歳以上 | RTO が出す修了の証明は、カードが届くまで60日間有効。カードが届かないときは SafeWork NSW(13 10 50)に連絡 |
| VIC | WorkSafe Victoria | 承認された RTO の対面の授業のみ。オンライン講座は認められない。講座は最低6時間で、写真付きの身分証明が必要 | RTO が代わりに申請し、WorkSafe Victoria がカードを発行して郵送する |
| QLD | WorkSafe Queensland | RTO で研修を修了すると、RTO がカードを発行する | 現場では常にカードを携帯する。再発行のため、RTO の情報とカードの写しを保管する |
| WA | WorkSafe WA | RTO で研修を修了 | 建設業から2年以上続けて離れるとカードは無効。再発行はカードを出した RTO に依頼する |
| SA | SafeWork SA | RTO が研修後にカードを発行。SafeWork SA はカードを発行しない | 過去2年以内に建設業で働いていればカードは有効。再発行も RTO に依頼する |
| ACT | WorkSafe ACT、Access Canberra | 研修修了後、Access Canberra にカードを申請する | カードを申請中の場合、60日以内に出された修了証明書(Statement of Attainment)で働ける |
| TAS | WorkSafe Tasmania | タスマニア州内で RTO の研修を修了し、Service Tasmania で申請する(手数料あり) | 研修日から60日以内に申請する。他州の有効なカードがあれば TAS のカードは不要 |
| NT | NT WorkSafe | 承認された RTO で研修を修了し、修了から60日以内に Territory Business Centre に申請する | 2026年7月1日から、講師とリアルタイムでつながるオンライン研修も承認された。デジタルのホワイトカードもある |
手順
- 働く州・準州の当局のページで、承認された RTO と受講方法を確認する。
- RTO に申し込む。講座名「Prepare to work safely in the construction industry」とコードを確かめる。
- 身分証明を持って研修を受ける。
- 州の方法でカードを受け取る(RTO が発行する州、当局に申請する州がある)。
- 現場ではカードを携帯し、求められたら見せる。カード番号と RTO の情報を控えておく。
費用
- 講座の料金は RTO が決めます(NSW の当局の説明、2026年10月時点)。
- TAS は、Service Tasmania での申請に手数料がかかります。額は申請書に記載されています(2026年10月時点)。
- その他の州の費用は、RTO と各州の当局のページに載っています。
ここに注意してね!
- VIC はオンライン講座を認めていません。TAS は州内で受けた研修が条件です。安さや手軽さだけで講座を選ばず、働く州の条件に合うか確認してください。
- 建設現場の仕事でも、雇用されて働く場合は最低賃金やアワードの対象です(「最低賃金」)。
- 職場のけがや労災については「職場の安全と労災」にまとめています。
- ワーキングホリデーの指定業種に建設が入るかどうかは、ビザの条件で決まります。「指定業種の仕事と証明」と内務省のページで確認してください。
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