調理師・料理人として働く(Chefs and cooks)
ひとことで言うと
オーストラリアの厨房の仕事は、献立や厨房の管理もするシェフ(Chef)と、決まった料理を作るクック(Cook)に分けて扱われます。賃金や勤務時間は、多くの場合、業種のアワードで決まります。仕事の内容や平均の収入は、政府のYour Careerで確認できます。
厨房の仕事の種類
政府の職業情報サイト「Your Career」では、厨房の仕事を主に「シェフ(Chef)」と「クック(Cook)」に分けて説明しています。
シェフとクックの違い
| シェフ(Chef) | クック(Cook) | |
|---|---|---|
| 主な仕事 | 献立の計画、食材と人件費の見積もり、料理の品質の管理、調理の指導、衛生のルールの徹底、スタッフの採用と教育 | 食材の確認、調理器具の温度の管理、調理と盛り付け、食材の保管、食事制限への対応 |
| 職場 | レストラン、バー、カフェ、ホテル、イベントのケータリングなど | カフェ、バー、病院、学校、保育施設、持ち帰りの店など |
| 技能の水準(Your Careerの区分) | High Skill | Medium Skill |
| 平均の週の収入 | A$1,330 | A$1,198 |
| 今後の需要(Your Careerの区分) | Strong(強い) | Moderate(中程度) |
収入と需要は、Your Careerのシェフのページ(新しいタブで開く)とクックのページの2026年10月時点の表示です。シェフの仕事は、不規則な勤務時間とストレスがあるとされています。
賃金と勤務の条件
レストランやカフェの厨房で働く人の賃金や勤務時間は、多くの場合、業種ごとのアワード(award)で決まります。フェアワーク・オンブズマン(Fair Work Ombudsman)の飲食業界のページ(新しいタブで開く)では、次の点が説明されています。
- アワードと、その中の区分(classification)に応じた最低賃金がある。
- 週末や祝日などには、割増賃金(penalty rate)がつくことがある。
- 一定の額(flat rate)で払う場合も、アワードで受け取れる最低額を下回ってはいけない。
- Restaurant Industry Awardには、年間の賃金(annualised wage)の取り決めについてのルールがある。雇用契約で年俸を払うこととは別の仕組みである。
- 食事、洗濯、特別な服などの手当(allowance)がつくことがある。
- 給与明細は、支払日から1営業日以内に渡される必要がある。
ホテル、リゾート、カジノなどで働く調理師・シェフは、Hospitality Award(MA000009)の対象になることがあります。どのアワードが当てはまるかは、フェアワーク・オンブズマンの「Find my award」で調べられます。アワードの仕組みは「アワード」、飲食店の仕事全般は「飲食店の仕事」にまとめています。
手順
- Your Careerで、シェフとクックの仕事の内容を確かめる。
- 日本の調理の資格や経験がどう扱われるかを調べる(「日本の資格の認定」)。
- 求人を探し、応募する(「仕事の探し方」)。
- 採用されたら、雇用の形と、当てはまるアワード・区分を確かめる(「正社員・パートタイム・カジュアルの違い」)。
- 給与明細で、時給、割増賃金、手当が正しいかを確かめる(「給与明細と記録」)。
ここに注意してね!
- オーストラリアでは、厨房の仕事でも、アワードで最低賃金や割増賃金が決まっていることが多くあります。
- 「シェフ」と「クック」は、Your Careerでは別の職業として扱われ、仕事の範囲が違います。求人の職名と仕事の内容を確かめてください。
- 賃金が正しく払われていないと思ったときの対応は、「給与の未払い」で扱っています。
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仕事・税金高齢者介護の仕事(Aged care work)高齢者介護の仕事には、施設や自宅で日常生活を手伝う介護職(Personal care worker)や、看護師などがあります。働く前に、介護職の身元の確認(worker screening)が必要です。賃金や勤務の条件は、多くの場合、Aged Care AwardかSCHADS Awardで決まります。仕事・税金保育の仕事(Early childhood education and care)保育園(ロングデイケア)や幼稚園などで子どもを保育する仕事には、国の枠組みで決められた資格の条件があります。海外の資格は、全国の保育の当局ACECQAで同等かどうかの審査を受けられます。賃金は、多くの場合、Children's Services Awardで決まります。仕事・税金仕事に必要な英語(English for work)仕事のための英語を学ぶ方法として、移住者向けの無料の英語プログラム(AMEP)や、国の読み書き・計算・デジタルの技能の無料講座(SEE)があります。どちらも対象の条件があり、同時には受けられません。誰でも使えるオンラインの教材AMEPOnlineもあります。
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