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日本の資格の認定(Overseas qualifications recognition)

ひとことで言うと

日本の学位や資格がオーストラリアでどう扱われるかは、目的によって相談先が違います。登録や免許が必要な職業は職業ごとの機関、移住のための技能審査は内務省が認めた審査機関、一般的な仕事は州・準州の窓口(OQU)、進学は入学先の学校が判断します。

目次
  1. 目的ごとの相談先
  2. 州・準州ごとの違い
  3. 手順
  4. 費用
  5. 日本との違い・注意点

目的ごとの相談先

オーストラリアでは、国外の資格を1か所でまとめて認定する仕組みはありません。教育省(Department of Education)のページ(新しいタブで開く)の整理では、資格を評価する機関は目的によって次のように分かれます。

目的相談先
登録・免許などが必要な職業で働くその職業の登録・免許・専門団体
特に条件のない一般的な仕事で、資格の水準を示したい州・準州政府の海外資格の窓口(Overseas Qualifications Unit、OQU)
技術移民のビザを申請する内務省が認めた職業ごとの審査機関
オーストラリアで進学する入学を希望する大学や職業訓練校

教育省は、移住のための資格の評価はしていません。移住については内務省に問い合わせるよう案内しています。

登録や免許が必要な職業

専門的な知識や技能が必要な職業には、働き始める前に満たすべき登録、免許、専門団体への加入などの条件があります。これは法律で決まっていることもあります。こうした条件を満たす手続きは、仕事への応募とは別です。どの職業でも、だれを雇うかは雇用主が決めます。

たとえば医療の分野では、保健医療従事者規制機関(Australian Health Practitioner Regulation Agency、Ahpra)の国外の医療従事者向けのページ(新しいタブで開く)が、登録を受けるまでその職業で働くことはできないと明記しています。

職業ごとの手続きは、それぞれの記事にまとめています。

技術移民のための技能審査

技術移民のビザでは、職業ごとに決められた審査機関の技能審査(skills assessment)が必要です。内務省の審査機関の一覧(新しいタブで開く)には、2026年10月時点で42の機関が載っています。主な例は次のとおりです(英字のアルファベット順)。

機関主な職業
ACECQA保育
ACS(Australian Computer Society)IT
AITSL教師
ANMAC看護師・助産師
CPA Australia、CAANZ、IPA会計
Engineers Australiaエンジニア
NAATI翻訳・通訳
TRA(Trades Recognition Australia)職人(trades)
VETASSESS職人以外の職業(non-trades)など

どの職業をどの機関が審査するかは、職業リストで確認します(「技能審査」)。

一般的な仕事のための評価(OQU)

市民と永住者で、特別な条件のない仕事を探している人は、州・準州政府のOQUに相談できます。OQUは、国外の資格がオーストラリアでどの水準にあたるかを一般的に評価したり、認定の方法を案内したりします。

州・準州ごとの違い

クオまる

州によってちがうから、住んでいる州を確認してね。

教育省のページ(新しいタブで開く)に載っている、州・準州の窓口は次のとおりです(2026年10月時点)。

州・準州窓口備考
NSWOQUはない職人の資格はNSW Fair TradingかTraining Services NSW、ほかの資格は専門団体・業界団体へ
VIC2025年6月末からOQUのサービスは休止中専門団体・業界団体へ。詳しくはLive in Melbourne
QLD州の雇用・職業訓練省のOverseas Qualification Unit
WA州の職業訓練・労働力開発省 Migration ServicesのOverseas Qualifications Unit
SA州開発省 Skilled & Business MigrationのSkilled Arrival Services
ACTMulticultural ACTACTに住み、住所を証明できる人だけが対象
TASTasmanian Assessment, Standards and Certification(TASC)
NTSkills Recognition Centre

連邦の教育省も、一般的な目的の資格の評価をしています。ただし有料で、最長3か月かかります。教育省は、OQUのほうが通常は早く安いと案内しています。教育省の評価は、OQUから紹介された人、NSWに住む人、職業に登録などの条件がない人などに役立つとしています。申し込みの案内は教育省の個人向けのページ(新しいタブで開く)にあります。

手順

  1. 資格を認めてもらう目的(仕事、移住、進学)をはっきりさせる。
  2. 働きたい職業に、登録や免許の条件があるか確かめる。あれば、その職業の機関に問い合わせる。
  3. 条件のない仕事なら、住んでいる州・準州のOQUに相談する。
  4. 移住が目的なら、職業リストで審査機関を確かめ、技能審査を申し込む。
  5. 進学が目的なら、入学したい学校に問い合わせる。

費用

費用は機関と手続きによって違います。各機関の公式ページで確認してください。教育省の一般的な評価は有料です。

日本とのちがいと注意点だよ!

  • 日本の資格や免許が、そのままオーストラリアで使えるとは限りません。働く前に、その職業の機関に確認してください。
  • 移住のための技能審査と、働くための登録・免許は、別の手続きです。両方が必要な職業もあります。
  • 資格の評価を受けても、採用が約束されるわけではありません。採用は雇用主が決めます。

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