パブロバ(Pavlova)
パブロバは、卵白と砂糖を泡立てて焼いたメレンゲの生地に、ホイップクリームや果物をのせるお菓子です。国立図書館が公開している1940年のメルボルンの新聞にも、パッションフルーツ風味のクリームをのせる作り方が載っています。
どんなお菓子か
パブロバ(pavlova)は、メレンゲの生地を焼き、上にホイップクリームと果物をのせたお菓子です。
国立図書館(National Library of Australia)の新聞データベース「Trove」で読める、1940年1月3日のメルボルンの新聞「The Argus」には、読者が寄せた「Pavlova Cake」の作り方が載っています(Troveのページ(新しいタブで開く))。
| 項目 | 1940年の記事の内容 |
|---|---|
| 材料 | 卵4個(卵白を使う)、砂糖8オンス、クリームターター少々、酢小さじ2、コーンフラワー(コーンスターチ)デザートスプーン1杯 |
| 作り方 | 卵白をかたく泡立て、砂糖を加えて溶けるまで泡立てる。残りの材料を加え、紙を敷いた型に入れて低い温度のオーブンで1時間半焼く |
| 仕上げ | 冷ますと中央が少しへこむ。そこに、甘くしてパッションフルーツで香りを付けたホイップクリームを入れる |
1954年の料理コンテスト
Troveでは、1954年10月13日のブリスベンの新聞「The Courier-Mail」の記事も読めます。読者の果物のデザートの料理コンテストで、クイーンズランド州の内陸の町の読者が送った「フルーツ・パブロバ」が1位になりました。賞金は1ギニー(£1/1/-)でした。
| 項目 | 1954年の記事の内容 |
|---|---|
| 材料 | 卵白4個、砂糖1カップ、コーンフラワー大さじ1、酢デザートスプーン1杯 |
| 焼き方 | 紙の上に生地をのせて平らにし、低い温度のオーブンで1時間半。応募した人は、まきのかまどのとても弱いオーブンで焼くと書いている |
| のせるもの | 煮てつぶしたリンゴ(グラニースミス)とパッションフルーツ、薄く切ったバナナ、粉砂糖とパッションフルーツを混ぜたホイップクリーム、刻んだナッツ |
記事は、パブロバの底はさくっとしていて、中はマシュマロのようだと説明しています。1940年の作り方と同じように、パッションフルーツとクリームの組み合わせが使われています。
1972年の「マシュマロ・パブロバ」
1972年4月5日の雑誌「The Australian Women’s Weekly」は、「マシュマロ・パブロバ」の作り方を、写真付きの手順で紹介しました。記事では、外側は軽くてさくっとしていて、中心はやわらかいマシュマロのような、新しいタイプのパブロバと説明しています。
- 材料:卵白4個、カスターシュガー1カップ、バニラ小さじ1/2、白い酢小さじ3/4
- 作り方:卵白を泡立て、砂糖を少しずつ加えて溶かし、最後にバニラと酢を加える
- のせるもの:ホイップクリームに好きな果物。バナナとパッションフルーツ、ジャムをからめたイチゴなどの例がある
ディナーパーティーのデザートにも、家族の夕食にも向くと紹介されています。
アンナ・パブロワの来豪
ロシアのバレリーナ、アンナ・パブロワ(Anna Pavlova)は、1926年と1929年に自分のバレエ団を連れてオーストラリアを巡業しました。国立図書館は、この巡業のプログラムなどを所蔵しています(国立図書館の所蔵資料のページ(新しいタブで開く))。
1929年の巡業では、西オーストラリア州のパースでも公演がありました。Troveで読める1929年7月10日のパースの新聞「The Daily News」は、ヒズ・マジェスティーズ劇場での初日の舞台を大きく取り上げています。
ここに注意してね!
- スポンジケーキではなく、卵白と砂糖で作るメレンゲの生地です。
- 卵や乳製品にアレルギーがある人は、原材料を確かめてください。包装された商品の表示は「食品表示とアレルギー表示」で説明しています。
- のせる果物の旬は「季節の果物と野菜」にまとめています。
この記事をシェアする