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飲酒・薬物の法律(Alcohol and drug laws)

ひとことで言うと

大麻(cannabis)、MDMA、覚醒剤、ヘロインなどは違法な薬物です。少量の所持の扱いは州・準州で違い、罰金や健康についての面談で済む制度がある州もありますが、合法になったわけではありません。体内に違法薬物が少しでもある状態での運転は違法です。お酒は18歳以上で、飲酒運転の基準は全国で血中アルコール濃度0.05です。

目次
  1. 違法な薬物
  2. 医療用の大麻
  3. 薬物と運転
  4. お酒
  5. 職場の薬物検査
  6. 州・準州ごとの違い
  7. 手順
  8. 費用
  9. 日本との違い・注意点
ここは大事だよ

条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

違法な薬物

保健・障害・高齢者省の薬物の法律のページ(新しいタブで開く)は、違法な薬物の例として次のものを挙げています。

  • 覚醒剤などのアンフェタミン類(amphetamines)
  • 大麻(cannabis、marijuana)
  • MDMA(ecstasy)
  • ヘロイン(heroin)

処方薬を処方されずに使うことや、決められた使い方以外で使うことも、違法な薬物の使用に含まれます。

薬物の法律には、国(連邦)の法律と州・準州の法律があります。よくある違反は次のとおりです。

  • 所持(育てる、作る、使うための道具を含むことがある)
  • 使用
  • 製造(栽培を含む)
  • 輸入
  • 販売・譲渡(trafficking)

重い薬物犯罪は、国の刑法(Criminal Code Act 1995)にも定められています。罰則は州・準州によって違います。

医療用の大麻

医療用の大麻製品の一部は、医薬品行政局(Therapeutic Goods Administration、TGA)の制度のもとで、医師の処方があり、条件を満たす患者だけが使えます。処方のルールは州・準州によって違います。

薬物と運転

路上での薬物検査は、各州・準州で広く行われています。お酒は血中アルコール濃度0.05以上が違反ですが、違法薬物は体内に少しでもあれば違反です。罰則には、運転の禁止、罰金、禁錮があります。QLD州政府のページ(新しいタブで開く)は、医療用の大麻を含め、違法薬物が体内にある状態で運転してはいけないとしています。

お酒

お酒を買う、営業許可のある店で飲むのは、全国で18歳以上です。公共の場所での飲酒の制限は州・準州や地域ごとに違います(「知っておきたい法律とマナー」「お酒の購入と飲酒のルール」)。飲酒運転の基準は「飲酒運転の基準」にまとめています。

職場の薬物検査

保健省の説明では、職場によっては、働く条件として薬物やアルコールの検査を受けることがあります。航空、建設、運輸などは検査が義務の業界です。

州・準州ごとの違い

少量の薬物の所持の扱いは、州・準州で違います。各州の公式ページで確認できた内容です(2026年10月時点)。どの州・準州でも、薬物は違法で、警察に没収されます。

州・準州少量の所持の扱い(主な点)
NSW18歳以上の少量の所持などに、A$400の反則金(CIN)か、電話での健康面談で済ませる制度(Early Drug Diversion Initiative、EDDI)。2回まで。大麻は30グラムまで警告(caution)の制度(州政府(新しいタブで開く))
VIC各州の公式ページで確認
QLD違法薬物の所持・栽培・製造は違法。使った・使うための道具の所持も違法
WA14歳以上で大麻10グラム以下の所持などに、大麻の面談(Cannabis Intervention Session)を受ける通知(CIR)を出せる。大人は1回だけ。大麻の草木の所持や栽培は対象外(州精神保健委員会(新しいタブで開く))
SA各州の公式ページで確認
ACT2023年10月28日から、少量の所持にA$100の罰金か健康面談。大人の少量の大麻(乾燥50グラム、収穫後150グラム)の所持には罰則がない。違法薬物であることは変わらない(ACT政府(新しいタブで開く))
TAS各州の公式ページで確認
NT違法薬物(大麻を含む)の所持・譲渡・製造は違反(準州政府(新しいタブで開く))
  • NSWのEDDIは、18歳未満、薬物の譲渡・輸入・製造、少量を超える量、薬物運転には使えません。この制度でも、薬物の所持と使用は違法のままだと州政府は説明しています。
  • ACTでは、少量を超えて取引の量より少ない所持は最高A$8,000の罰金と最長6か月の禁錮の対象です。薬物の譲渡と製造は違法のままです。ACT警察は、薬物を合法にしたわけではないと説明しています(ACT警察(新しいタブで開く))。
  • 量の基準や制度の内容は変わることがあります。

手順

薬物やお酒の悩みを相談する

  1. 全国のアルコール・薬物の相談電話(National Alcohol and Other Drug Hotline、1800 250 015)に電話する。
  2. 命にかかわる緊急のときは、000に電話する。

法律の手続きで困ったら

  1. 法律の手続きについては、無料の法律相談を使う(「無料の法律相談」)。
  2. 英語に不安があれば通訳を頼む(「無料の通訳サービス(TIS National)」)。

費用

罰金の額は州・準州と違反の内容によって違います。NSWのEDDIの反則金はA$400、ACTの少量の所持の罰金はA$100です(2026年10月時点)。健康面談を受ければ罰金を払わずに済む制度があります。

ここに注意してね!

  • 一部の州・準州で少量の所持の扱いが軽くなっていても、薬物が合法になったわけではありません。州・準州を移動するとルールが変わります。
  • 個別の事情は、弁護士や無料の法律相談の窓口へ。
  • 医療用の大麻を処方されていても、QLDでは体内にある状態での運転は違法とされています。
  • たばこと電子たばこのルールは「喫煙と電子たばこのルール」、薬や食品の持ち込みは「持ち込み禁止品と検疫」の記事で扱っています。

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